日本乳業協会が「放射性物質についてのQ&A」をホームページで公開

2012 年 3 月 30 日

Filed under: — admin @ 10:25 PM ニュース

一般社団法人日本乳業協会は30日、4月からの食品の放射性物質の新基準値への移行を受けて、同協会ホームページ上に「放射性物質についてのQ&A」のPDFファイルを載せた。

同Q&Aは全20ページで、放射能と放射性物質、ベクレルとシーベルト、自然界にある放射能、食品中の放射性物質、健康への影響、内部被爆と外部被爆、牛乳の放射性物質の基準値 などがまとめられている。

牛乳は「安全に立った新基準値よりも、更に安全に立った基準値(50ベクレル)」であることを解説したもの。
同協会ホームページ  http://nyukyou.jp 

日本農業研究所が、阿部亮氏に平成23年度同研究所賞を授与

Filed under: — admin @ 4:19 PM ニュース

財団法人日本農業研究所は、今年の同研究所賞3名を決めた。酪農では阿部亮氏が受賞する。

同賞は、昭和40年度以来、農業に関する学術研究上顕著な業績をあげ、かつ農業の発達のため優れた業績をあげた者に対して、表彰事業を行なっているもの(第5回より隔年度に実施)。
この表彰事業は、研究所が、学会、大学、試験研究機関等を通じて受賞候補者を公募し、その推薦をうけたものの中から、選考委員会で審議して受賞者を決定する。

今年の3名の中の一人、阿部亮氏は、畜産試験場・栄養部長を経て、日本大学生物資源科学部教授を歴任。現在は、畜産・食料研究所「御影庵」を主宰。
研究業績の題名は「家畜飼料の栄養評価法の確立と低・未利用資源の開発利用に関する研究」。
飼料の酵素分析システムを世界に先駆けて研究・確立し、これらは現在の家畜栄養管理の基礎データとなっている。実学としての畜産学を科学的に発展させるとともに、試験機関との共同研究、学生の教育など、次世代への指導が評価されたもの。

5月10日、表彰授与式が行なわれる。

なお、本誌では、
「連載・もう一度聞いちゃっていいかな?」2005、Dairy Japan 1から12月号
「自給飼料と輸入乾草の品質と課題」2006、Dairy Japan増刊号
「成熟化した社会のなかの酪農」2006、Dairy Japan 1月号
「日本型畜産を考える 酪農に視点を当てて 」 2007 Dairy Japan 7月号 
など、多数の記事をいただいている。

牛乳が6日にコップ1杯?!

Filed under: — maetomo @ 5:30 AM ブログロール

3月27日、帯広市で”新たな時代を生き抜く農場の経営戦略に迫る”ということを
テーマとして「十勝酪農フォーラム2012」が行なわれました。
その会場となった農協連ビルのエントランスには
写真のような食料供給に関する展示があります。

日本は、食生活の変化も影響し、食料自給率は減少の一途をたどり、
今では食料の6割を輸入に頼っています
(カロリーベースで昭和45年度食料自給率:60%、平成15年度:40%)。
それに加え、国民の約8割が将来の食料供給に不安を感じています。
そんななかで輸入が止まったらどんなことが起こるのでしょうか…。

農水省では「いざという時のために―不足時の食料安全保障について―」を掲げています。
写真は、その中に示されている三食例(国内生産物のみで)です。
今ではいつでも買えて飲める牛乳は、6日でコップ1杯しか飲めないそうです。

これを見ると、改めて第一次産業が国民の生活を支えているのだと感じます。

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