デーリィ・ジャパン誌が創刊された昭和30年当時、酪農家戸数は約28万3000戸、乳牛頭数は約50万頭でした。それまでは戦後復興、特需景気で牛乳・乳製品の売れ行きはうなぎ昇りでしたが、ちょうどその頃より特需景気は後退しはじめ、日本経済は停滞し、牛乳・乳製品は消費減退、乳価は値下げという動乱の時代となりました。 そうした最中、ホルスタイン農協発行の「ホルスタイン」、札幌の酪農雑誌「ニュー・デーリィ」、大正時代から刊行されていた情報誌「乳牛タイムス」が一つにまとめられ、北海道ホルスタイン農業協同組合で「デーリィ・ジャパン」が誕生しました。そのデーリィ・ジャパン誌をより発展させるべく編集・発行をお引き受けしたのが初代社長・前田恒子でした。
その後、日本の酪農・乳業は多くの試練を克服しながら、酪農先進国である欧米レベルを目標として近代化が進められ、高度経済成長期とともに再び目覚しい発展を遂げることができました。
弊社は、そうした日本の酪農・乳業とともに歩み、その発展に必要な情報を、生産者、乳業者、販売者の立場に立って業界にお伝えし、また消費者への牛乳・乳製品知識の啓蒙、消費拡大にも取り組んで参りました。
そして今、酪農家戸数は2万3000戸(平成21年)、乳牛頭数は150万頭(同)、生乳生産量は約794万t(平成20年)と産業の構造調整が進むなか、日本の酪農はさらなる発展を目指しています。
21世紀の国際社会・国際経済・地球環境下で、今までわれわれは経験・遭遇したことのない事態の中で酪農を営んでおります。しかし、日本の酪農・乳業がそれに真っ向からチャレンジしていけるように、そして消費生活者がさらに豊かになるように、より充実した情報をお届けしていくことが弊社の使命であると思っております。
株式会社 デーリィ・ジャパン社 代表取締役社長 前田 良一
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