日本農業研究所が、阿部亮氏に平成23年度同研究所賞を授与
2012 年 3 月 30 日
財団法人日本農業研究所は、今年の同研究所賞3名を決めた。酪農では阿部亮氏が受賞する。
同賞は、昭和40年度以来、農業に関する学術研究上顕著な業績をあげ、かつ農業の発達のため優れた業績をあげた者に対して、表彰事業を行なっているもの(第5回より隔年度に実施)。
この表彰事業は、研究所が、学会、大学、試験研究機関等を通じて受賞候補者を公募し、その推薦をうけたものの中から、選考委員会で審議して受賞者を決定する。
今年の3名の中の一人、阿部亮氏は、畜産試験場・栄養部長を経て、日本大学生物資源科学部教授を歴任。現在は、畜産・食料研究所「御影庵」を主宰。
研究業績の題名は「家畜飼料の栄養評価法の確立と低・未利用資源の開発利用に関する研究」。
飼料の酵素分析システムを世界に先駆けて研究・確立し、これらは現在の家畜栄養管理の基礎データとなっている。実学としての畜産学を科学的に発展させるとともに、試験機関との共同研究、学生の教育など、次世代への指導が評価されたもの。
5月10日、表彰授与式が行なわれる。
なお、本誌では、
「連載・もう一度聞いちゃっていいかな?」2005、Dairy Japan 1から12月号
「自給飼料と輸入乾草の品質と課題」2006、Dairy Japan増刊号
「成熟化した社会のなかの酪農」2006、Dairy Japan 1月号
「日本型畜産を考える 酪農に視点を当てて 」 2007 Dairy Japan 7月号
など、多数の記事をいただいている。
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