山梨県農業共済組合、牛の総合診療サポートツール『U-メディカルサポート』を導入
2025 年 11 月 15 日
山梨県農業共済組合(代表理事組合長:樋口正幸、以下・NOSAI山梨)は、デザミス株式会社(代表取締役:清家浩二、以下・デザミス)と株式会社スカラコミュニケーションズ(代表取締役:新田英明、以下・スカラコミュニケーションズ)が共同で展開する牛の総合診療サポートツール『U-メディカルサポート』を導入した。
導入の背景
NOSAI山梨では、家畜共済事故低減情報(以下・LAC)システムを活用し、診療履歴などの電子化と情報管理の効率化を進めてきた。その結果、診療所内での情報整理や共有が改善するなど、一定の業務効率化が実現していた。
しかし近年、往診先での入力・参照といった現場ニーズの高まりに加え、働き方改革の推進もあり、さらなる効率化が求められていた。こうした状況を受け、NOSAI山梨・デザミス・スカラコミュニケーションズの3社は、『U-メディカルサポート』とLACの連携機能を共同で検討し、新たな機能として実装するに至った。
今後の展望
今後は、往診現場でのカルテ機能活用に加え、以下の機能開発や検証を継続して進めていく予定だ。
家畜共済における死亡確認作業の検証
『U-メディカルサポート』は、農家がスマートフォンやタブレットで撮影した画像をそのままシステムに取り込むことができる。牛の個体情報と農家情報を自動連携させる一元管理機能により、死亡牛の状態を遠隔で診断することが可能となる。
従来、NOSAI獣医師が現地で確認していた業務を本機能で代替できるため、獣医師の移動に伴う業務負荷を軽減し、共済手続き全体の効率化につながる見込みだ。
取り組みの詳細は
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000038594.html