米韓FTAからTPPを読み解く 北海道酪農協会「酪農シンポジウム」

2012 年 3 月 23 日

Filed under: — djito @ 8:31 PM ニュース

北海道酪農協会は23日、批准された米韓FTAから読み解くTPP交渉のゆくえと、それに対応した今後の国内酪農政策の考え方を探る目的で、「酪農の再構築に向けた国内対策」とテーマとした酪農シンポジウムを札幌市内で開催した。

開催に当たり中曽根宏会長は、「TPP参加は国の根幹に関わる重大な問題である。国からの情報が出てこないなか、きちんと知識を得て、しっかり対応していきたい」と挨拶。
その後、二つの講演が行なわれた。

まず「今後の国内酪農対策を考えるポイント」と題して酪農経済通信社・稲葉武洋氏が、直面している国際交渉の諸情勢、現行制度の考察、国内制度のこれからをどう考えるか、などを解説した。

次に「米韓FTAの内容にみるTPP参加協議のゆくえ」と題して北海道大学農学部・東山寛氏が、米韓FTAの全体像、TPP事前協議のゆくえ、などを解説した。

東山氏は、「韓国では米韓FTA発効後も、国を二分する状況がいまだに続いている。この背景には、交渉過程が十分に明らかにされてこなかったこと、対象となる分野が広範囲かつ複雑であること、それゆえ多くの国民が蚊帳の外に置かれ続けてきたことがあげられる。現在日本で進められようとしているTPPにとっても、反面教師とするべきである」と語った(写真)。

TPPは国民一人ひとりの問題

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

ここは札幌駅周辺地区と大通・すすきの地区を地下でつなぐ札幌駅前通地下歩行空間。
人の往来が多い場所です。

ここに今週から、「TPPはあなたの問題です/JAグループ北海道」と書かれた、
大型のボード3枚が掲げられています。

ボードは以下の3種類です。
「この国は、育てることを忘れている」
「この国は、いつも安全を見失ってしまう」
「この国は、世界を向いて地方を振り返らない」

どのボードも最後に、
「TPP問題は、明日の暮らしを思うあなたの問題。
いっしょに考えていきませんか。」
と書かれています。

目を引くキャッチコピーと、TPP交渉参加への警鐘文に、
そこを通る多くの人が足を止めて、読み入っていました。

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.