販売促進費の効率化、売上拡大等で増益:森永乳業(株)

2014 年 5 月 15 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:30 AM ニュース

 森永乳業(株)は5月14日、都内で平成26年3月期の決算を発表した。発表によると、同期の売上高は5992億円(前期比101.4%)、営業利益119億円(前期比117.9%)で、増収増益だった。また、同期の連結経常利益は、前期と比べ18億円増の124億円だった。
 連結経常利益の増益要因として、販売促進費の効率化、売上拡大、ローコストオペレーション等があげられる。

 森永乳業単体でみると、売上高は4436億円(前期比99.4%)、営業利益29億円(前期比123.8%)だった。
 売り上げ状況については、市乳部門において、「あじわい便り」「マウントレーニアカフェラッテ」シリーズ、「濃密ギリシャヨーグルトパルテノ」「ラクトフェリンヨーグルト」等は前年を上回ったが、「森永のおいしい牛乳」「まきばの空」「リプトンミルクティー」「ビヒダスヨーグルト」等が前年を下回ったことから、市乳の売上高は2045億円(前年比98.8%)となった。
 なお、26年3月期の集乳量は全国で79万1000t(前期比95.9%)、北海道48万t(前期比96.4%)、都府県31万1000t(前期比95.1%)であった。

明治ホールディングス(株)平成26年3月期決算

2014 年 5 月 14 日

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 1:51 PM 未分類

明治ホールディングス(株)は5月13日(火)、平成26年3月期決算短信を発表した。売上高は1兆1千480億円(前期比1.9%増)、営業利益が364億円(前期比41.1%増)で、売上高は前期比215億円の増収、営業利益は前期比106億円の増益となった。これには乳製品事業の市乳部門、とりわけプロバイオティクスが極めて好調に推移した。また菓子事業のロングセラーブランドへの集中や宣伝費や物流費の大幅な削減、健康栄養事業の主力品の売上拡大、販売・生産性の向上なども大きく貢献した。明治グループは(株)明治が担当する食品セグメントとMeiji Seikaファルマ(株)が担当する医薬品セグメントからなり、セグメント単体では食品で売上高1兆152億円、営業利益281億円、医薬品で売上高1351億円、営業利益83億円となった。食品セグメントにおける売上高、乳製品事業としての売上高は6387億円で前期比4.3増となった。市乳ではヨーグルトが市場の伸びを上回る好調な推移で、とくにプロバイオティクスは健康志向が高まるなか、積極的なマーケティング展開による商品価値の認知が進み、「明治ヨーグルトR-1」「明治プロビオヨーグルトLG21」ともに大きく伸長した。

物流拠点を館林工場隣接地に集約:ダノンジャパン

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:20 AM ニュース

ダノンジャパン(株)は、日本でのヨーグルト需要の拡大に対応するため、2013年より2022年までに、ダノンジャパンの国内唯一の生産拠点である館林工場(群馬県館林市)において施設の増設・新設によって、生産能力を2倍に拡大する計画を進めている。その計画の一環として、館林工場の隣接地に物流センターを建設すると発表した。同センターの稼働により、輸送時間の短縮や業務効率の向上、輸送距離の短縮による環境負担の軽減を実現する。
(株)ヤクルト本社も同センターの共同利用者として、全体の約25%相当(ダノンジャパン75%)を2015年4月より利用する。ダノンとヤクルトはグローバルにプロバイオティクスに関する普及および広報・研究活動、インドやベトナムでの合弁会社の運営といった協業を行なっている。今回の物流センターの共同利用もそうした協業の一環であり、日本では初めての取り組みである。

ダノンジャパンは2013年からこれまでに、工場内の生産ラインを8本から9本に増設し、生産能力が13%向上した。2016年までにもう2本増設し、2013年比で約50%の生産能力増を達成する予定。さらに2015年後半には、研究開発施設であるヨーグルト・イノベーション・センターおよび一般見学者向けのビジターセンターを開設予定。また、2017~2022年には、現工場および物流センターに隣接する新たな工場を建設し、生産ラインを6本設置、既存工場とあわせて、2013年比2倍の生産能力を実現予定。

コストアップを吸収しきれず減益

2014 年 5 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 4:08 PM ニュース

 雪印メグミルクは5月9日、平成26年3月期決算短信を発表した。同期の売上高は5449億円で前期比219億円の増収だったが、原料乳価格の値上げや原材料価格の高騰、円安の影響などによる大幅なコストアップは吸収できず、営業利益112億円で前期比-66億円の大幅な減益となった。
 主な減益要因は、原材料コストの増が35億円で、うち9億円ぶんが乳価差。また固定費が15億円増で、そのうち減価償却費の増加は7億円、宣伝促進費が15億円増だった。対して、販売物量の増加が23億円、販売単価差が10億円とした。平成26年度の連結業績予測は売上高5500億円、営業利益100億円としている。
 同社は今年度から、3年間の次期中期経営計画に着手し、事業構造改革や経営資源の活用・再配分などを通じて、中計目標連結営業利益130?150億円、連結EBITDA310?330億円を目指す。

牛乳中残留抗生物質検査キット「デルボテストSPNT」

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:50 PM ニュース,新商品

アヅマックス「デルボテストSPNT画像」

アヅマックス(株)は、牛乳中の残留抗菌性物質を迅速に診断するスクリーニングテストキット「デルボテストSPNT」(製造:DSM社(オランダ))を発売している。
同品は、牛乳中の残留抗生物質や抗菌剤のスクリーニング検査を目的とする微生物学的試験法キットで、約3時間の培養後、発色判定で検査結果を診断する。同品は従来の阻止円ではなく、変色によって短時間で高感度な判別ができ、世界的な検査法認証機関であるAOACから認証されている。検出対象はβラクタム系、テトラサイクリン系、サルファ剤、マクロライド系、アミノグリコシド系その他に広範囲に感度を示す。デルボテストには、このほかβラクタム系のみを検出対象とした、より簡易的に5分で診断可能なデルボテストBLFも用意している。
※64℃に設定可能なインキュベーターが必要で、別売のデルボテスト用インキュベーター(30E3H)を推奨している。

【問い合わせ】
アヅマックス(株)
東京都中央区八丁堀1-10-7 マツダ八重洲ビル
TEL:03-5543-1630 FAX:03-5543-0312
http://www.azmax.co.jp/
e-mail:sales@azmax.co.jp

震災時、牛乳供給は15日後にほぼ回復

2014 年 5 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 6:05 PM ニュース

日本乳業協会は5月8日、震災時における乳業の対応について最終報告をまとめ、発表した。これは東日本大震災を振り返り、首都直下型地震が発生した場合に乳業が製品の安定的な供給体制を構築するうえで必要なことや、震災時に向けて準備しておくべきことなどをまとめたもの。 (more…)

ユーロティア2014開催

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:30 AM イベント開催案内,ニュース

11月11~14日、ドイツ・ハノーバー市、ハノーバー・メッセにおいて、畜産および管理技術に関する国際展示会ユーロティア2014が開催される。
ユーロティアは1993年にスタート、1996年よりハノーバー・メッセにて隔年開催されており、畜産技術、再生可能エネルギーをフォーカスした国際展示会。
今回はドイツ国内外より2400社を超える出展社が新製品・イノベーションを発表する。またタイムリーなテーマに着目した、さまざまなテクニカルプログラムを企画している。

なお開催に先駆けて「第33回国際農業機械展in帯広」開催初日の7月10日10時より、帯広東急インにおいてオフィシャルイベント「ユーロティア プレビュー イン 帯広」を開催することになっている。

【問い合わせ】
DLGサービス 日本サービス窓口(合同会社アグサプライ内)担当:上村
TEL:0153-74-9027 FAX:0153-72-9197
e-mail:expo@hdp-farm.com

「ROSA ピルリマイシンテスト」:フォス・ジャパン(株)

2014 年 5 月 7 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,新商品

PIRL-kit2

米国チャーム・サイエンス社は生乳中のピルリマイシン検出用の迅速検査キットを開発した。国内では5月よりフォス・ジャパン(株)が取り扱いを開始する。

●生乳中のピルリマイシンを8分で検出
ラテラルフロー技術を用いたテストストリップに生乳300μlを注入し、56℃で8分加温することでピルリマイシン残留の有無をスクリーニングできる。感度は100ppb以上、または300ppb以上。
●目視での判定が可能
ROSAピルリマイシンテストは目視判定が可能。10時間程度の充電が可能なポータブルインキュベーターも同時発売し、使用環境を選ばず、より手軽にスクリーニングが行なえるようになった。オプションとなるリーダーの併用で結果の記録や読み取りがさらに簡単に正確に行なうことができる。

【問い合わせ】
フォス・ジャパン(株)
東京都江東区東陽2-4-14
TEL:03-5665-3821 FAX:03-5665-3826
HP:http://www.e-bunseki.net/

牛用栄養補助飼料「ボバイン デーリィジェル」

2014 年 5 月 2 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM ニュース,新商品

オールインワン「ボバイン」画像

(株)オールインワンはルーメン発酵を改善させ、免疫維持に貢献する栄養補助飼料「ボバイン デーリィジェル」を新発売することになった。高体細胞を改善することは乳房の健康維持だけではなく、乳質の向上や生産性を高め、酪農経営において大きなメリットをもたらすことにつながる。ボバイン デーリィジェルはルーメン内の有用菌の数を増やすことにより、繊維の消化を助けルーメン発酵の改善が期待できる。また本品中に含まれる亜鉛は必須栄養素として、免疫維持に有利に役立つ。これらの要因が体細胞数の低下につながり、生産寿命が延びることになり、結果として酪農経営全体に大きく貢献する。

【問い合わせ】
(株)オールインワン
香川県東かがわ市三本松2123
TEL:0879-25-2466

マイコプラズマ検出キット:関東化学(株)

2014 年 5 月 1 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,新商品

関東化学 簡易同定キット写真

 

関東化学(株)はPCR法を用いて、牛マイコプラズマ属の特異遺伝子を検出できる「シカジーニアス® 牛マイコプラズマ ハイスクリーニングキット」を発売した。マイコプラズマは生育が遅く、約4週間以上の時間を要するため、検査結果が得られるまでに伝播してしまうことが問題視されていた。

本製品は、酪農学園大学・樋口豪紀博士と岩野英知博士が開発したPCRを用いた迅速簡易測定技術を応用し、畜産動物などに存在する主なマイコプラズマ属を簡便かつ迅速なスクリーニングが実現した。同品は既存の「シカジーニアス® 牛マイコプラズマ スクリーニングキット」をバージョンアップさせたもので、既存キットよりも低濃度のDNA量でも遺伝子が増幅できるようになり、高感度化に成功した。関連製品のDNA抽出試薬と組み合わせれば、乳汁サンプルの培養液からでも高感度にマイコプラズマの遺伝子を検出できる。また別売のキットの組み合わせでボビス、カリフォルニカム、ボビゲニタリウム等の菌種の同定も可能になった。遺伝子検査はトータル3時間で迅速にマイコプラズマの遺伝子を検出することができる。測定において特殊な専用装置の必要がない。

なお、本製品は試験研究用試薬であり、牛乳房炎の診断用には使用できない。

【問い合わせ】
関東化学(株) 試薬技術部 バイオケミカル課
東京都中央区日本橋室町2-2-1 室町東三井ビルディング
TEL:03(6214)1090 FAX:03(3241)1047

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