第3回光岡賞は齋藤忠夫教授(東北大学)に:JIDF報告会で授与

2012 年 2 月 6 日

Filed under: — admin @ 4:35 PM ニュース

2月6日、国際酪農連盟日本委員会(JIDF)は、都内で催された平成23年度国際会議出席報告会で、今年度の光岡賞受賞者の齋藤忠夫氏(東北大学大学院農学研究科教授・日本酪農科学会会長)の表彰式を開いた。

受賞研究題目は「プロバイオティク乳酸菌の機能性に関する研究」。その功績として、学術研究を通じて我が国における牛乳・乳製品の普及に努め、酪農乳業界における功績は大きい、などと評した。
研究業績は、1)乳酸資化系酵素の研究と乳糖不耐症用ヨーグルトに関する研究、2)ヒト腸管付着性乳酸菌の研究と炎症性腸疾患用ヨーグルトに関する研究、3)その他、乳酸菌に関する研究。齋藤教授には、原著論文、解説、著書が多数あり、また一般市民向けの講演などでも活動(DJニュース2月4日参照)。

記念講演で齋藤教授は「乳糖不耐症や炎症性腸疾患用のプロバイオティクスの評価システム構築と製品化への新展開」と題し、乳酸菌を基にした新しい研究・知見などを報告した。

写真は、右が齋藤教授、左が海野JIDF会長。なお、2013年には横浜で、IDFワールドデイリーサミットが開かれる。

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.