牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する 酪総研シンポジウム

2012 年 2 月 4 日

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雪印メグミルク・酪農総合研究所は3日、札幌で「牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する」と題して平成23年度「酪総研シンポジウム」を開催。
酪農家や関係機関、関連企業など200人以上が参加した。

本シンポジウムは、基調講演、話題提供、意見交換の3部構成となっており、
基調講演では、堂迫俊一氏(雪印メグミルク・ミルクサイエンス研究所主事)が「ミルクの神秘」と題し、ミルクの奥深さを語った。

話題提供では、
齋藤忠夫氏(東北大学大学院農学研究科教授)が「乳製品中の有用成分とその機能性」で、乳が食品として分子設計された唯一の天然物であることを伝えた。
阿久澤良造氏(日本獣医生命科学大学応用生命科学部教授)は「牛乳のおいしさと、その決め手」で、牛乳のおいしさは原料乳とその処理方法で決まることを解説。
松井英美子氏(札幌消費者協会理事)は「牛乳・乳製品に求めるもの」で、食事への牛乳・乳製品プラスワンでバランスが良くなると語った。

その後の意見交換では、研究者をはじめ行政などとも協力して、今後の牛乳・乳製品について考えていくことが必要であるとし、食育による牛乳・乳製品での病気予防などでも、さらに研究が必要になってくるなど、今後の課題についても話し合われた。

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