東北地方太平洋沖地震による被災地への支援について、森永乳業

2011 年 3 月 18 日

Filed under: — admin @ 9:31 AM 業界情報

 3 月11 日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 今回の東日本大震災について、森永乳業株式会社(社長:古川 紘一)および森永乳業グループは、被災された方々への救援や被災地の復興に役立てるため、支援物資として下記の商品を提供することを決定した。すでに11日の地震発生直後より、同社およびグループ会社の東北地区事業所から、被災地の自治体、病産院、老人保健施設等に、乳幼児向け商品、医療食、嚥下食、約18000 個の支援を実施している。また、日本乳業協会を通じて14 日に育児用粉ミルク8000 缶の支援を実施している。

 同社は、関係省庁、被災地の自治体などと連携して、被災地のご要望に応えていくとしている。

1.乳幼児向け商品
(1)森永ベビーフード(80g×2 袋) 24000 個
(2)乳児用ミルク「森永ドライミルクはぐくみ」(320g) 3600 缶
(3)ミルクアレルギー疾患用ミルク「ニューMA-1」(850g) 160 缶
(4)調乳用の水「森永やさしい赤ちゃんの水」(2000ml)※1 1200 個
※1 ミネラルや不純物を除去した純水。調乳に最適な水です。

2.ロングライフ商品※2
(1)森永牛乳(200ml) 4800 個
(2)絹ごし豆腐(290g) 2400 個
(3)医療食および栄養補助飲料(森永乳業グループ「クリニコ」商品) 27000 個
※2 ロングライフ商品とは
同社独自の無菌充填製法で製造した商品であり、未開封の状態で長期保存が可能。
賞味期間は、牛乳:60 日(常温保存)、豆腐:10 カ月(要冷蔵)、医療食:180 日(常温保存)、栄養補助飲料:240 日(常温保存)。

「ほくれん丸」品川港に向けて運航再開

Filed under: — maetomo @ 6:48 AM 未分類

十勝農協連等は17日、帯広市で「十勝酪農フォーラム2011」を開催し、酪農家、JA職員、関係機関職員など約100名が参加した。
その冒頭で、ホクレン帯広支所・石村正志次長が、東日本大震災による北海道の生乳受託・販売状況、資材関係の状況などの緊急報告を行なった。

同氏はまず、「被災された皆様には心から哀悼の意を表します」と述べ、その後、関東向けに生乳を運ぶ「ほくれん丸」は2隻とも無事だが、茨城県の日立港の復興めどが立たないため、運航先を東京都の品川港に変更し、17日から運航再開することを報告した。
なお、従来の日立港までの運行時間は約20時間だが、品川港までは30時間。
都府県の乳業工場が計画停電下における稼働であること、製品を運ぶ燃料が不足していること等により、道内で製造受託した牛乳を運ぶ。

配合飼料については、釧路工場は津波の影響で13日まで立ち入れなかったが、津波警報の解除とともに製造が再開された。
肥料工場については、広尾工場は肥料集積所の一部が水に浸かったが、供給については問題ない。

東北地方太平洋沖大地震の影響:3月16日

2011 年 3 月 16 日

Filed under: — admin @ 11:41 PM ニュース

先週末の東北地方大地震では、全国の酪農家の皆さんが心配しておられると
思います。全国連および弊誌の電話取材(16日)では、
断片的ですが、以下の概要です。

青森県、秋田県、岩手県では発電機で搾乳しても集乳できず廃棄していたが、
CSが再開しつつある。しかし、運送用の燃料不足で集乳が十分に行えない。
乳業工場も施設の被害や燃料・資材不足により稼働できず、
生乳の受入れが満足に行われていない。

宮城県内は、停電あるいは通電しても、集乳ができず、生乳を廃棄している状態。
牛舎が崩壊された方もおられる。乳業工場、飼料工場にも被害が出ている。
福島県でも乳業施設の破損などで生乳を受け入れられず、生乳を廃棄。
また原発の影響で、牛を置いたまま避難している方もおり
それらの牛への飼料給与や搾乳ができない。

酪農現場の一番の要望は、燃料の確保と飼料供給の安定。
エサが届いても、牛舎へ配送できない。
その他、茨城、千葉でも避難があり、謹んでお見舞い申し上げます(文責:DJ関東)

 

東北地方太平洋沖地震被災農家へ粗飼料支援

Filed under: — admin @ 5:21 PM ニュース

 (独)家畜改良センター(理事長:矢野秀雄氏)は16日、東北地方太平洋沖地震で被災された畜産農家を支援するため、ラップサイレージなどの粗飼料を無償で提供する用意があることを、青森県や岩手県および福島県に申し出たことを発表した。
 なお、現在のところ、支援可能と考えられる数量は、乾草100t程度、牧草サイレージ500t程度であると公表している。

 問い合わせ先
(独)家畜改良センター
企画調整部 企画調整課
担当:松本、成田
TEL 0248-25-6162 FAX 0248-25-3982

乳用牛評価報告2月雌牛100位を公表

Filed under: — admin @ 12:00 PM ニュース

 家畜改良センターは15日、2月22日公表の乳用牛評価報告2011-2月について取りまとめ、牛群検定参加牛のうち総合指数上位100位を発表した。
 12月の同評価報告から、若干の順位変動はあるが、上位三名の顔ぶれは同じだ。

 それによると、
第一位は、鈴木進さん(北海道芽室町)のスミーデール ロータミー タイタニツク ET
 総合指数+6459、乳代効果+32万5929円
第二位は、石崎直さん(北海道天塩町)のエンドレス ジユデイ オング
 総合指数+5588、乳代効果+25万6817円
第三位は、五島順二さん(北海道湧別町)のヘンカシーン ヒラリー デイ ハーシエル
 総合指数+5477、乳代効果+29万4277円

なお、詳しい順位表はこちら、または家畜改良センターHPをご参照ください。

謹んで震災のお見舞いを申し上げます

2011 年 3 月 14 日

Filed under: — maetomo @ 7:23 AM 未分類

このたびの地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

生産者だからできる、こだわりのシュークリーム

2011 年 3 月 11 日

Filed under: — maetomo @ 6:46 AM 未分類

来週発売のDairy Japan 4月号の特集は「酪農の6次産業化」です。
その取材で、ニセコ町の高橋牧場に「成功までの道のり」をうかがいました。

15年前から製造・販売を手がけている高橋牧場。
今の商品は、アイスクリーム、のむヨーグルト、スイーツ(プリン、バームクーヘン、シュークリーム、ロールケーキ、カステラ、チーズケーキなど)です。

「われわれはスイーツのプロではないが、プロが唸るものをつくっていかなければならない」と高橋さん言います。
その一例は、シュークリーム。
高橋牧場のクリームは牛乳をたっぷり入れているから非常にやわらかいのです。
だから注文をもらってからシュー(皮)に注入し、いわば吸いながら食べてもらいます。
「そういうものは、プロはつくらない。それが許されるのはプロではない農家だから。われわれは味で勝負あり、そういうポリシーを持って、ぶれないことが大事だ」と高橋さんは言います。

神奈川県・石田牧場のジェラート屋「めぐり」オープン

2011 年 3 月 7 日

Filed under: — maetomo @ 2:28 PM ニュース
石田牧場「めぐり」

石田牧場「めぐり」

神奈川県伊勢原市・石田牧場は直営ショップ「石田牧場のジェラート屋 めぐり」を、3月6日午前9時(11/3/6/9=いいミルク)にオープンした。当日は、来店客など多数が訪れた。
 オープニングでは10種類のジェラートが販売されたが、なかでも石田牧場の生乳100%を使った「石田ミルク」は一番人気だった。また、チョコや抹茶などの定番メニューの他、地元の生産農家とコレボレーションした「トマト」「いちご」「きなこ」「みかん」などのバラエティあふれるレシピで来店客を楽しませていた。
 石田牧場後継者で、同店の店長である石田陽一さんは「宅地化の波が押し寄せるここ(伊勢原)での酪農は、規模拡大が限界。ならば、消費地に近いことで、何かできることがあるはず」と思い、消費者との交流に着目した。そして2009年4月には酪農教育ファーム認証牧場になり、今回念願のジェラートショップを開店した。陽一さんは、酪農家と消費者との間に「笑顔のめぐり」をつくり、伊勢原を農業から盛り上げたいと、店名を「めぐり」とした。

石田牧場のジェラート屋 めぐり
神奈川県伊勢原市上谷777
TEL.0463-95-3221 FAX.0463-95-7501

1万1000kg以上は180戸、1万kg代は568戸

2011 年 3 月 4 日

Filed under: — maetomo @ 6:06 AM 未分類

今週、北海道酪農検定検査協会から、平成22年(1月から12月)の経産牛1頭当たり年間成績の速報値が発表されました。

乳量:8853kg(8839kg)カッコは前年
乳脂率:4.01%(4.06%)
蛋白率:3.28%(3.31%)
無脂固形:8.78%(8.79%)
体細胞数:21万(20万)
リニアスコア:2.6(2.6)
分娩間隔:428日(427日)
初産月齢:25カ月(25カ月)

やはり昨夏の猛暑の影響が、乳成分、繁殖に表れています。
乳量階層別戸数は、1万1000kg以上が180戸、1万kg代が568戸となりました。

参加者にプラスの効果、酪農教育ファーム

2011 年 3 月 2 日

Filed under: — admin @ 11:37 PM ニュース

 3月2日東京で、平成22年度酪農教育ファームモデル事業研究報告会(主催:中央酪農会議、後援:農畜産業振興機構)が行なわれ、6題の研究が発表された。酪農教育ファームとは、子どもたちに出前学習や牧場体験学習などを通じて、食やいのちの大切さを学んでもらいたいとする活動。それとともに、親たちにも酪農現場を認識してもらえる良い機会になっている。これに関しては、昨年10月よりスタートした、母親対象のMILK JAPANの草の根活動と重なるところもある。それぞれの研究では、教育ファームは子どもにプラスの影響を与えると発表された。

 開会に先立ち、中央酪農会議・専務理事の門谷廣茂氏は「昨年4月の口蹄疫の影響で、22年度上期はほとんど活動ができなかった。下期はこの遅れを取り戻していきたい。しかし韓国で猛威を奮っており、外部からの出入りや農場との接触を自粛してもらっているところ」と、まだまだ本格活動ができない旨を語った。

 発表された研究報告は以下の通り、
・酪農教育ファーム活動の経営効率性に関するモデル分析
千葉大学大学院園芸学研究科 大江靖雄氏
・酪農体験学習が子ども達の牛乳飲用行動におよぼす効果についての研究
東京辻中経営研究所 辻中俊樹氏・(株)東急エージェンシー
・牧場での体験学習活動が、児童の意識や行動におよぼす教育的効果の検証
早稲田大学大学院教職研究科 田中博之氏
・酪農教育ファーム活動の教育的効果にかかる実践事例研究
広島大学大学院教育学研究科 鈴木由美子氏
・酪農体験学習のモデルカリキュラムおよび指導法の開発に関する研究
広島大学大学院教育学研究科 木下博義氏・同大学院生 秀島哲氏
・牧場体験を通じた価値構築過程に関する研究
法政大学経営学部 木村純子氏

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