参加者にプラスの効果、酪農教育ファーム

2011 年 3 月 2 日

Filed under: — admin @ 11:37 PM ニュース

 3月2日東京で、平成22年度酪農教育ファームモデル事業研究報告会(主催:中央酪農会議、後援:農畜産業振興機構)が行なわれ、6題の研究が発表された。酪農教育ファームとは、子どもたちに出前学習や牧場体験学習などを通じて、食やいのちの大切さを学んでもらいたいとする活動。それとともに、親たちにも酪農現場を認識してもらえる良い機会になっている。これに関しては、昨年10月よりスタートした、母親対象のMILK JAPANの草の根活動と重なるところもある。それぞれの研究では、教育ファームは子どもにプラスの影響を与えると発表された。

 開会に先立ち、中央酪農会議・専務理事の門谷廣茂氏は「昨年4月の口蹄疫の影響で、22年度上期はほとんど活動ができなかった。下期はこの遅れを取り戻していきたい。しかし韓国で猛威を奮っており、外部からの出入りや農場との接触を自粛してもらっているところ」と、まだまだ本格活動ができない旨を語った。

 発表された研究報告は以下の通り、
・酪農教育ファーム活動の経営効率性に関するモデル分析
千葉大学大学院園芸学研究科 大江靖雄氏
・酪農体験学習が子ども達の牛乳飲用行動におよぼす効果についての研究
東京辻中経営研究所 辻中俊樹氏・(株)東急エージェンシー
・牧場での体験学習活動が、児童の意識や行動におよぼす教育的効果の検証
早稲田大学大学院教職研究科 田中博之氏
・酪農教育ファーム活動の教育的効果にかかる実践事例研究
広島大学大学院教育学研究科 鈴木由美子氏
・酪農体験学習のモデルカリキュラムおよび指導法の開発に関する研究
広島大学大学院教育学研究科 木下博義氏・同大学院生 秀島哲氏
・牧場体験を通じた価値構築過程に関する研究
法政大学経営学部 木村純子氏

ホクレン家畜市場:2月の初妊牛相場は59万7000円と高値で推移

Filed under: — djito @ 6:57 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・2月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

2月については、春産み需要により取引が活発化するなか、昨夏の猛暑による全国的な初妊牛資源の先細り感からの手当需要が加わり、平均価格は59万7000円(前月比2万6000円高・前年比7万8000円高)と前月を上回る高値で推移している。

3月についても、初妊牛資源不足の状況が依然として見られることから、底堅い相場展開が予測される。

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