東北地方太平洋沖大地震の影響:3月16日

2011 年 3 月 16 日

Filed under: — admin @ 11:41 PM ニュース

先週末の東北地方大地震では、全国の酪農家の皆さんが心配しておられると
思います。全国連および弊誌の電話取材(16日)では、
断片的ですが、以下の概要です。

青森県、秋田県、岩手県では発電機で搾乳しても集乳できず廃棄していたが、
CSが再開しつつある。しかし、運送用の燃料不足で集乳が十分に行えない。
乳業工場も施設の被害や燃料・資材不足により稼働できず、
生乳の受入れが満足に行われていない。

宮城県内は、停電あるいは通電しても、集乳ができず、生乳を廃棄している状態。
牛舎が崩壊された方もおられる。乳業工場、飼料工場にも被害が出ている。
福島県でも乳業施設の破損などで生乳を受け入れられず、生乳を廃棄。
また原発の影響で、牛を置いたまま避難している方もおり
それらの牛への飼料給与や搾乳ができない。

酪農現場の一番の要望は、燃料の確保と飼料供給の安定。
エサが届いても、牛舎へ配送できない。
その他、茨城、千葉でも避難があり、謹んでお見舞い申し上げます(文責:DJ関東)

 

東北地方太平洋沖地震被災農家へ粗飼料支援

Filed under: — admin @ 5:21 PM ニュース

 (独)家畜改良センター(理事長:矢野秀雄氏)は16日、東北地方太平洋沖地震で被災された畜産農家を支援するため、ラップサイレージなどの粗飼料を無償で提供する用意があることを、青森県や岩手県および福島県に申し出たことを発表した。
 なお、現在のところ、支援可能と考えられる数量は、乾草100t程度、牧草サイレージ500t程度であると公表している。

 問い合わせ先
(独)家畜改良センター
企画調整部 企画調整課
担当:松本、成田
TEL 0248-25-6162 FAX 0248-25-3982

乳用牛評価報告2月雌牛100位を公表

Filed under: — admin @ 12:00 PM ニュース

 家畜改良センターは15日、2月22日公表の乳用牛評価報告2011-2月について取りまとめ、牛群検定参加牛のうち総合指数上位100位を発表した。
 12月の同評価報告から、若干の順位変動はあるが、上位三名の顔ぶれは同じだ。

 それによると、
第一位は、鈴木進さん(北海道芽室町)のスミーデール ロータミー タイタニツク ET
 総合指数+6459、乳代効果+32万5929円
第二位は、石崎直さん(北海道天塩町)のエンドレス ジユデイ オング
 総合指数+5588、乳代効果+25万6817円
第三位は、五島順二さん(北海道湧別町)のヘンカシーン ヒラリー デイ ハーシエル
 総合指数+5477、乳代効果+29万4277円

なお、詳しい順位表はこちら、または家畜改良センターHPをご参照ください。

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