酪農部門最優秀賞に岐阜県・大井牧場が輝く

2010 年 11 月 8 日

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中央畜産会 全国優良畜産経営管理技術発表会

 社団法人中央畜産会は11月8日、都内で平成22年度全国有料畜産経営管理技術発表会を開催。酪農部門4事例を含む12事例が日ごろの経営成果を発表した。最優秀賞(農林水産大臣賞)に選ばれたのは酪農1事例、肉用牛一貫経営1事例、養豚経営1事例、採卵鶏経営1事例が選ばれた。酪農部門で最優秀賞を受賞したのは岐阜県・大井牧場の大井幸男さん。
 大井さんは平成元年にUターン就農して以来、売上高倍増を目標に酪農経営を進めており、昨年は経産牛63頭で6700万円を売り上げた(就農当時は約3000万円)。また、牛群検定へ登録し、大家畜データベースを活用したデータ酪農の取り組みや作業のマニュアル化などが高く評価された。

猛暑でアイスクリームが好調

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森永乳業

 森永乳業株式会社は11月5日、東京本社で平成23年度第2四半期決算短信を発表した。発表によると同社同期の決算は営業利益・経常利益ベースで増収増益だった(15億円増収)。一方、純利益は有価証券の評価損が響き、16億7000万円の赤字だった。
 部門別売上成績はPB商品の半減や成分調整牛乳の微減などで牛乳類で前年同期比95.1%、口蹄疫による中国需要の停止によって粉乳事業は96.6%だった。対してアイスクリーム類は猛暑の影響で106.9%と好調だった。
 同社の今年度前半の集乳量は前年同期より1万2000t低い42万tだったが、今後の見通しについて「前半同様の推移が見込まれる」とし、後半に生乳需要が盛り返す可能性は低いとした。その理由として、猛暑の影響で生産が減少したことや消費に寄与する要素が少ないことなどをあげた。

戦略的投資で新基幹施設を建設

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雪印メグミルク

 雪印メグミルク株式会社は11月5日、東京本社で平成23年度第2四半期決算を発表。22年度に統合したと仮定した場合の連結決算と比較し、増収増益となった。
 同社は昨年10月の経営統合後、3年以内の合併を表明していたが、外部環境の厳しさが増してきたことや統合シナジーの早期最大化を実現するために、予定よりも早い23年4月1日の合併(現事業会社2社との吸収合併)を発表した。
 会見で高野瀬忠明代表取締役社長は事業基盤の強化のための戦略的投資として、「効率的生産物流体制の構築」を進めると話し、茨城県稲敷郡にプロセスチーズとマーガリン類の基幹工場を新設する考えを明らかにした。また、同基幹工場の稼働に合わせて、現在稼働中の横浜チーズ工場、関西チーズ工場、厚木マーガリン工場の3工場を閉鎖するとも発表した。
 合わせてカテゴリーNo.1戦略を推進するために、大樹工場に「さけるチーズ」新棟の建設と海老名工場(市乳)におけるプレーンヨーグルト生産能力の増強を図ることも明らかにした。
 これらの戦略的投資額は合計528億円に上り、中期経営計画に盛り込んだ800億円の多くが設備投資に向けられる。

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