第26回 アメリカ大豆品質展望コンファレンス

2010 年 11 月 19 日

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 11月18日と19日の2日間、東京・赤坂プリンスホテルにてアメリカ大豆協会による「第26回アメリカ大豆品質展望コンファレンス」が開催された。
 18日は飼料業界関係者らを対象に、「日本の大豆需給動向等について」大橋勇太氏(農林水産省総合食料局食品産業振興課課長補佐)、「アメリカ大豆生産者の見解」スティーブ・ウェルマン氏(アメリカ大豆生産者代表、アメリカ大豆協会副会長)、「増大する米国産DDGSの供給および輸出―日本市場の大豆ミールへの影響」ロバート・N・ウィズナー氏(アイオワ州立大学名誉教授)、「大豆および大豆ミールの家畜・家禽への利用」瀬良英介氏(アメリカ大豆協会名誉参事)、「2010年産大豆の品質調査」ジム・オーフ氏(ミネソタ大学作物・植物遺伝子学部教授)の五つの報告があった。
 アメリカにおける大豆生産量は2007年から上昇し続け、2010年は過去10年間で最大の9290万tになると予想されている。この日は瀬良氏より日本における配合飼料への利用状況が報告され、2009年は配合飼料利用量と大豆ミール使用量はどちらも伸びており、配合飼料総生産量が2493.5万t(前年比+1.3%)で、うち酪農における利用は約13%、大豆ミール使用量は330.7万t(前年比+2.1%)で、酪農における平均配合割合は約34万9000tで11.2%であった。配合飼料中の大豆ミールの平均割合は13.6%だが、今後、育雛・子豚・育成豚・子牛などの飼料における大豆ミールの配合割合が上がれば将来的に上昇する可能性を秘めているとした。

TMRセンターの使命は構成員に儲けてもらうこと

Filed under: — maetomo @ 6:09 AM 未分類

阿寒TMRセンターを訪問しました。
平成20年に稼働開始し、構成員は23戸(繋ぎ20戸、フリーストール3戸)、飼養頭数は約2800頭、草地は約835ha、コーンは172haです。
同TMRセンターの特徴は、農協営(JA専属職員派遣)であること、そして食品副産物(酒粕、ジャカイモ皮粕、醤油粕、豆腐粕など)をうまく利用して、非常にコストダウンに成功していることです。

同センターの運営、原料仕入れ、製造管理、労務管理…等々にお忙しいセンター長さん。
サイレージの水分含量測定も、「これも大事な自分の仕事」と言いながら、センター長さん自ら行なっておられました。
そして、「センターの使命は、構成員さんに儲けもらうこと」と力強く話されていました。

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