戦略的投資で新基幹施設を建設

2010 年 11 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 6:37 PM ニュース

雪印メグミルク

 雪印メグミルク株式会社は11月5日、東京本社で平成23年度第2四半期決算を発表。22年度に統合したと仮定した場合の連結決算と比較し、増収増益となった。
 同社は昨年10月の経営統合後、3年以内の合併を表明していたが、外部環境の厳しさが増してきたことや統合シナジーの早期最大化を実現するために、予定よりも早い23年4月1日の合併(現事業会社2社との吸収合併)を発表した。
 会見で高野瀬忠明代表取締役社長は事業基盤の強化のための戦略的投資として、「効率的生産物流体制の構築」を進めると話し、茨城県稲敷郡にプロセスチーズとマーガリン類の基幹工場を新設する考えを明らかにした。また、同基幹工場の稼働に合わせて、現在稼働中の横浜チーズ工場、関西チーズ工場、厚木マーガリン工場の3工場を閉鎖するとも発表した。
 合わせてカテゴリーNo.1戦略を推進するために、大樹工場に「さけるチーズ」新棟の建設と海老名工場(市乳)におけるプレーンヨーグルト生産能力の増強を図ることも明らかにした。
 これらの戦略的投資額は合計528億円に上り、中期経営計画に盛り込んだ800億円の多くが設備投資に向けられる。

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