第45回宇都宮賞 – 菊地氏、安宅氏、小椋氏に

2013 年 1 月 12 日

Filed under: — djito @ 5:26 PM ニュース

公益財団法人 宇都宮仙太郎翁顕彰会は、本年度第45回宇都宮賞の表彰者を決定した。
表彰式は翁の命日に当たる3月1日に札幌市で開催される。

【酪農経営の部】
菊地 利憲 氏(浦幌町)
ランドハート代表取締役、乳牛1085頭(経産牛630頭)、平均乳量1万1012kg

【酪農指導の部】
安宅 一夫 氏(北広島市)
酪農学園大学名誉教授、中国内蒙古大学客座教授

【乳牛改良の部】
小椋 義則 氏(枝幸町)
乳牛128頭(経産牛74頭)、20年連続1万kg、スーパーカウ3頭輩出

1000年続く農を求めて:全国コントラクター等情報連絡会、開かれる(続)

2013 年 1 月 11 日

Filed under: — admin @ 3:40 PM セミナー報告,ニュース

既報、全国コントラクター等情報連絡会は11日、三重県鈴鹿市内にある有限会社ドリームファームスズカの飼料イネWCSストックヤード等を視察した。

同ファームは水田経営などとともに、東海地区では最初に飼料イネWCSの生産に取り組んだ。現在は耕畜連携水田活用対策事業により専用収穫機を導入し、約30ヘクタールの栽培管理、収穫調製、保管、県内外の酪農場への販売まで行なう、完全流通型の飼料生産体系を確立している。

ラップサイレージの製品ごとの生産履歴の明示はもとより、畜産草地研究所などとともに現在、タッチパネル操作で行うタブレット端末型の国産飼料生産履歴流通管理システムを開発中で、そのデモンストレーションも行われた。

飼料イネは補助金に依存する部分が大きいが、同社ではさらに生産コストの低減を図り、補助金が低減しても採算が合う事業にするとして位置づけている。そして、畜産農場との連携をより強化し、圃場から畜産物までのトレーサビリティを担保することで、飼料イネを食べさせた畜産物の価値を創出し、1000年続く農業を理念としている。(文責:関東支局)

良質乳生産の取り組み

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

Dairy Japan 2月号のルポ特集は、
「良質乳生産の取り組み」です。

「良質乳生産の取り組み」は周知のとおり、
地域をあげて取り組まなければならないものですが、
その際、農協はじめ関係機関の役割は大きいですね。

今回の取材でお世話になったJAは、さらなる良質乳生産、
そして廃棄乳削減対策プロジェクトに取り組んでいます。
そのプロジェクトの担当者は、
乳房炎が生産性や繁殖性などにいかに大きく影響しているか、
また廃棄乳の経済損失がいかに大きなものであるかを強調し、
「牛が健康なら経営も健康だと常々思っている」と熱く語ってくれました。

取材させていただいたのは、体細胞数は毎年10万以下で、
しかも廃棄乳(検定乳量と出荷乳量の差)は0.7%と極めて少ないM牧場。
上の写真は、M牧場の砂のベッドです。
「砂のベッドはカウコンフォート、牛体の清潔、そして乳質に大きく貢献している」
とMさんは説明してくれました。

詳しくはDairy Japan 2月号で。

地域農業をチームで支える:全国コントラクター等情報連絡会、開かれる

2013 年 1 月 10 日

Filed under: — admin @ 7:24 PM セミナー報告,ニュース

全国飼料増産協議会と日本草地畜産種子協会は10日、三重県津市内で平成24年度全国コントラクター等情報連絡会を開き、関係者ら約150名が参加した。

今回のテーマは、「地域農業を支える、支えられるコントラクター。地域農業の中核としてのあり方を探る」というもの。

基調講演で、北海道十勝地区農作業受委託事業協議会の林敬貴会長は、管内農協やコントラクター6組織などで構成される同協議会の活動を報告した。
その中でコントラクターは、農家のツールから、地域全体のシステムに再構築していく過程にあること、そのために関係機関でチームをつくり、それぞれの組織の責任をはっきりさせ、協力して地域を支えることの重要性を訴えた。そしてコントラクターを運営する要として、利用者、協力会社、関係機関、オペレーターの四者を仲介・調整するマネージャー役が、重要な役割を担うと示唆した。

情報発表では、九州大学大学院の福田晋教授を座長に、4名の演者から宮崎県におけるコントラクター事例、北海道根室地域における粗飼料品質向上の取り組みとコントラクター事例が報告された。

北海道TMRセンター連絡協議会の佐々木二郎副会長からは、東日本大震災・原発事故に伴う北海道から東北への粗飼料支援の活動が報告され、その過程から見えてきた国内粗飼料の広域流通における運賃などの課題が提示された。

総合討論で、会場のTMRセンター運営者(北海道)から、同じ飼料を給与しても利用者間で牛群成績の差が明確になってきた。その差は人的能力によるもので、単に作業を外部化するだけでは真のメリットは出ない、分業化を経営に反映させることが大切、などの声が出た。

情報連絡会は11日、県内の飼料イネWCSコントラクター組織を視察する。
(文責:関東支局)

五つの重点課題への取り組みにまい進:乳業賀詞交歓会

2013 年 1 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 3:39 PM ニュース

一般社団法人日本乳業協会など乳業13団体は1月8日、平成25年新年賀詞交歓会を開催した。乳業関係者など多数が出席した。

開会にあたり、日本乳業協会・中野吉晴会長は「東日本大震災発生の後、二度目の新年を迎えるが、今も多くの方々が不自由な生活を送られている。また、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う食品への放射性物質の問題に関しては、生乳を始めとして新基準値が昨年4月に設定され、モニタリング検査の継続的な実施等により安全の確認が行なわれている。しかし、風評被害は完全に払拭されない状況が続いている。乳業界も風評被害払拭や除染対応への働きかけ等に助力するとともに、一日も早い復興を祈念している」と挨拶した。

また、乳業界の課題として以下の5点をあげ、その取り組みを進めるとした。

1.品質及び安全性の向上による消費者の安心・信頼の確保、2.牛乳乳製品の普及啓発と需給の均衡、3.国際化の進展への対応、4.環境・リサイクル対策の推進、5.乳事業の改善と合理化の推進。

ラクトフェリンのウイルス感染性胃腸炎への効果に関する報告を考察

2013 年 1 月 7 日

Filed under: — maetomo @ 4:11 PM ニュース

森永乳業株式会社は1月7日、ラクトフェリン摂取によるノロウイルスを含むウイルス感染性胃腸炎に対する臨床試験結果およびそのメカニズム解明に関する基礎研究結果をまとめ、考察を発表した。
これによると、
1)5歳未満の保育園児に、ラクトフェリン含有食品(LF400mg入り錠菓)を16週間摂取させた結果、ノロウイルス感染性胃腸炎の発症率は、非摂取群が45人中7人であったのに対し、摂取群は46人中2人と有意に少ない結果となった。また、摂取群の2人の感染者においても検出強度が弱く、感染量が少ないことが示唆された。
2)5歳未満の保育園児に、1日当たりラクトフェリン100mgを含むヨーグルトまたは錠菓を12週間摂取させた結果、ロタウイルス感染性胃腸炎の発症率に差は認められなかったものの、ロタウイルス感染性胃腸炎を発症した園児の嘔吐、下痢の頻度(回数)と期間(日数)は、摂取群で非摂取群に対して有意に少ない結果となった。
など、となった。
詳細は以下、森永乳業株式会社ホームページ上の「ニュースリリース」を参照。

謹賀新年

2013 年 1 月 4 日

Filed under: — maetomo @ 5:04 AM 未分類

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

北海道支局ですが、年末年始は実家のある
静岡に帰省しています。

北海道で富士と言えば利尻富士を
思い浮かべる方が多いかも知れませんが、
今回は地元から見える富士山を牛とともにお届けします。

今年も目標に向かって頑張りましょう!!

レア物:オランダで人気の「牛バッグ」

2012 年 12 月 28 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

本誌「海外だより」でお馴染みの、オランダ在住の農業ジャーナリストであり、本誌提携EU通信員のヴェセリンク氏から、「牛バッグ」(写真)が送られてきました。

実はこの「牛バッグ」、オランダではとても人気があるそうですが非売品で、酪農家だけしか手に入れることができない代物だそうです。
だから、コレクターの間では垂涎アイテムになっているそうです。
ヴェセリンク氏も初めは入手できなかったそうですが、「Dairy Japan社へぜひ送りたい」と話したら入手できたそうです。

「酪農家だけしか手に入れることができない代物」―日本でも、ぜひほしいですね。

今年も弊誌および当ホームページのご愛読を賜り、誠にありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
来年が皆様にとりまして、より一層良い年になりますよう、心よりお祈りいたしております。

ホクレン家畜市場:12月初妊牛平均価格は51.5万円で強含み

2012 年 12 月 27 日

Filed under: — djito @ 4:53 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場12月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

12月については、一部春産みが出回り始める時期となり、導入意欲が活発化したことによって、平均価格は51万5000円(前月比2万8000円高・前年比3万1000円高)と強含みの推移となった。

1月については、出回りの中心が春産みとなり、更新需要の継続が見込まれることから、強含みでの推移が予測される。

24年の主な出来事を公表;家畜改良センター

Filed under: — admin @ 9:53 AM ニュース

家畜改良センター(理事長:矢野秀雄氏)は12月26日に、平成24年に実施した業務展開の状況などをまとめ、「平成24年 独立行政法人家畜改良センターの主な出来事」として公表した。
2011年3月に起こった東日本大震災における被災地への支援として、警戒区域内での家畜捕獲作業の支援、除染や農業系廃棄物処理に係る情報提供をあげた。
また、乳牛や肉牛など各部門における出来事などもあげ、乳牛部門では、多様な血統の検定済種雄牛を供給に取り組んだとしている。
詳しくは、同センターホームページ(http://www.nlbc.go.jp)をご覧ください。

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