牛乳中残留抗生物質検査キット「デルボテストSPNT」

2014 年 5 月 9 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:50 PM ニュース,新商品

アヅマックス「デルボテストSPNT画像」

アヅマックス(株)は、牛乳中の残留抗菌性物質を迅速に診断するスクリーニングテストキット「デルボテストSPNT」(製造:DSM社(オランダ))を発売している。
同品は、牛乳中の残留抗生物質や抗菌剤のスクリーニング検査を目的とする微生物学的試験法キットで、約3時間の培養後、発色判定で検査結果を診断する。同品は従来の阻止円ではなく、変色によって短時間で高感度な判別ができ、世界的な検査法認証機関であるAOACから認証されている。検出対象はβラクタム系、テトラサイクリン系、サルファ剤、マクロライド系、アミノグリコシド系その他に広範囲に感度を示す。デルボテストには、このほかβラクタム系のみを検出対象とした、より簡易的に5分で診断可能なデルボテストBLFも用意している。
※64℃に設定可能なインキュベーターが必要で、別売のデルボテスト用インキュベーター(30E3H)を推奨している。

【問い合わせ】
アヅマックス(株)
東京都中央区八丁堀1-10-7 マツダ八重洲ビル
TEL:03-5543-1630 FAX:03-5543-0312
http://www.azmax.co.jp/
e-mail:sales@azmax.co.jp

震災時、牛乳供給は15日後にほぼ回復

2014 年 5 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 6:05 PM ニュース

日本乳業協会は5月8日、震災時における乳業の対応について最終報告をまとめ、発表した。これは東日本大震災を振り返り、首都直下型地震が発生した場合に乳業が製品の安定的な供給体制を構築するうえで必要なことや、震災時に向けて準備しておくべきことなどをまとめたもの。 (more…)

ユーロティア2014開催

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:30 AM イベント開催案内,ニュース

11月11~14日、ドイツ・ハノーバー市、ハノーバー・メッセにおいて、畜産および管理技術に関する国際展示会ユーロティア2014が開催される。
ユーロティアは1993年にスタート、1996年よりハノーバー・メッセにて隔年開催されており、畜産技術、再生可能エネルギーをフォーカスした国際展示会。
今回はドイツ国内外より2400社を超える出展社が新製品・イノベーションを発表する。またタイムリーなテーマに着目した、さまざまなテクニカルプログラムを企画している。

なお開催に先駆けて「第33回国際農業機械展in帯広」開催初日の7月10日10時より、帯広東急インにおいてオフィシャルイベント「ユーロティア プレビュー イン 帯広」を開催することになっている。

【問い合わせ】
DLGサービス 日本サービス窓口(合同会社アグサプライ内)担当:上村
TEL:0153-74-9027 FAX:0153-72-9197
e-mail:expo@hdp-farm.com

「ROSA ピルリマイシンテスト」:フォス・ジャパン(株)

2014 年 5 月 7 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,新商品

PIRL-kit2

米国チャーム・サイエンス社は生乳中のピルリマイシン検出用の迅速検査キットを開発した。国内では5月よりフォス・ジャパン(株)が取り扱いを開始する。

●生乳中のピルリマイシンを8分で検出
ラテラルフロー技術を用いたテストストリップに生乳300μlを注入し、56℃で8分加温することでピルリマイシン残留の有無をスクリーニングできる。感度は100ppb以上、または300ppb以上。
●目視での判定が可能
ROSAピルリマイシンテストは目視判定が可能。10時間程度の充電が可能なポータブルインキュベーターも同時発売し、使用環境を選ばず、より手軽にスクリーニングが行なえるようになった。オプションとなるリーダーの併用で結果の記録や読み取りがさらに簡単に正確に行なうことができる。

【問い合わせ】
フォス・ジャパン(株)
東京都江東区東陽2-4-14
TEL:03-5665-3821 FAX:03-5665-3826
HP:http://www.e-bunseki.net/

牛用栄養補助飼料「ボバイン デーリィジェル」

2014 年 5 月 2 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM ニュース,新商品

オールインワン「ボバイン」画像

(株)オールインワンはルーメン発酵を改善させ、免疫維持に貢献する栄養補助飼料「ボバイン デーリィジェル」を新発売することになった。高体細胞を改善することは乳房の健康維持だけではなく、乳質の向上や生産性を高め、酪農経営において大きなメリットをもたらすことにつながる。ボバイン デーリィジェルはルーメン内の有用菌の数を増やすことにより、繊維の消化を助けルーメン発酵の改善が期待できる。また本品中に含まれる亜鉛は必須栄養素として、免疫維持に有利に役立つ。これらの要因が体細胞数の低下につながり、生産寿命が延びることになり、結果として酪農経営全体に大きく貢献する。

【問い合わせ】
(株)オールインワン
香川県東かがわ市三本松2123
TEL:0879-25-2466

マイコプラズマ検出キット:関東化学(株)

2014 年 5 月 1 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,新商品

関東化学 簡易同定キット写真

 

関東化学(株)はPCR法を用いて、牛マイコプラズマ属の特異遺伝子を検出できる「シカジーニアス® 牛マイコプラズマ ハイスクリーニングキット」を発売した。マイコプラズマは生育が遅く、約4週間以上の時間を要するため、検査結果が得られるまでに伝播してしまうことが問題視されていた。

本製品は、酪農学園大学・樋口豪紀博士と岩野英知博士が開発したPCRを用いた迅速簡易測定技術を応用し、畜産動物などに存在する主なマイコプラズマ属を簡便かつ迅速なスクリーニングが実現した。同品は既存の「シカジーニアス® 牛マイコプラズマ スクリーニングキット」をバージョンアップさせたもので、既存キットよりも低濃度のDNA量でも遺伝子が増幅できるようになり、高感度化に成功した。関連製品のDNA抽出試薬と組み合わせれば、乳汁サンプルの培養液からでも高感度にマイコプラズマの遺伝子を検出できる。また別売のキットの組み合わせでボビス、カリフォルニカム、ボビゲニタリウム等の菌種の同定も可能になった。遺伝子検査はトータル3時間で迅速にマイコプラズマの遺伝子を検出することができる。測定において特殊な専用装置の必要がない。

なお、本製品は試験研究用試薬であり、牛乳房炎の診断用には使用できない。

【問い合わせ】
関東化学(株) 試薬技術部 バイオケミカル課
東京都中央区日本橋室町2-2-1 室町東三井ビルディング
TEL:03(6214)1090 FAX:03(3241)1047

今月の営農技術対策―北海道農政部

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

北海道農政部生産振興局技術普及課は、5月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・融雪後、放牧準備を行ない、十分な馴致期間を設ける。
・搾乳器具の洗浄・消毒については定められた水量、水温、濃度を遵守する。搾乳システムの点検を行ない、ミルカー性能を適正に保つ。
・繁殖牛の群分けを行なうとともに、分娩前後の要求量に見合った増飼を行なう。
・生石灰は台の上に積み上げ、周辺に可燃物を置かないなど保管に留意する。
・場内および牛舎の出入り口の消毒、外部からの出入りを極力制限するなど衛生管理の徹底を図る。

乳牛においては、「貯蔵粗飼料の確認・サイレージの変敗に注意」として以下の注意を呼びかけている。
・気温上昇とともにサイレージが変敗しやすく、品質が不安定になりがちである。サイレージ取り出しの際は再度品質を確認し、カビや不良発酵を起こしている部分は取り除いて給飼するように努める。

他にも、「放牧の準備と馴致」「飼養環境と畜舎周辺整備」「乳質管理」「繁殖管理」について注意点をまとめている。

詳しくは北海道農政部生産振興局技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

初妊牛相場:58.5万円で強含み――ホクレン家畜市場

2014 年 4 月 30 日

Filed under: — djito @ 5:38 PM 業界情報

初妊牛相場4月

ホクレン家畜市場の初妊牛相場4月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

4月については、一部夏産みが出回る時期ではあるが、春産みの最終手当需要が活発化したことから、平均価格は58万5000円(前月比2万4000円高・前年比4万6000円高)と強含みでの推移となった。

5月については、出回りの中心が夏産みとなることから、弱含みでの推移が予測される。

H24年の輸入精液は73万4998本、輸入受精卵は2078個、輸出は台湾のみ

2014 年 4 月 28 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

4月24日付けのDJニュース「牛づくりの会」にあるように、「乳牛精液・受精卵の輸出入について」と題して、鵜飼寿氏(農水省動物検疫所北海道出張所胆振分室)が講演した。

2012年(平成24年)の牛精液の輸入数(ストロー本数)は73万4998本、牛受精卵は2078個だった。
その支出国は、牛精液は、アメリカ39万776本、カナダ28万9528本、オランダ4万9955本、ニュージーランド2660本、ドイツ2079本だった。
牛受精卵は、アメリカ1448個、カナダ595個、オランダ35個だった。

同年の牛精液の輸出数(ストロー本数)は2200本で、輸出先はすべて台湾だった。
受精卵の輸出はゼロ。輸出するための条件が確認できている国は、現在はない。

平成26年度 帯広畜産大学「生産獣医療技術研修」募集

2014 年 4 月 25 日

Filed under: — djito @ 8:39 AM セミナー報告

帯広畜産大学は「生産獣医療技術研修」の受講者を募集している。
同研修は、受講者の経験年数に応じて「基礎コース」と「発展コース」に分け、さらに希望者には「フォローアップ研修」を行なう。
■期間
基礎コース=8月4日から8日まで、発展コース=8月25日から29日まで
■場所
帯広畜産大学 畜産フィールド科学センター
■募集人数
基礎コース=牛群検診未経験の産業動物臨床獣医師(20-40名程度)
発展コース=同経験を有する産業動物臨床獣医師(20名程度)
■研修内容
【基礎コース(牛群検診の基本技術)】
乳牛の飼料・栄養に関する用語解説、飼料品質鑑定法、アニマルウェルフェアとカウコンフォート、乳検データの見方と活用、乳牛の健康評価スコアリング、飼料給与診断と飼料設計(CNCPS)、牛群検診・代謝プロファイルテストの原理と活用、牛群検診結果の説明、総合質疑
【発展コース(牛群検診の実践技術)】
事例演習:牛群検診の流れ-MPTと牛群検診の準備から指導まで、貯蔵飼料の品質鑑定、飼料給与診断と飼料設計、牛群検診現地実習、飼料給与診断と飼料設計(CNCPS)、代謝プロファイルテストの診断、牧草の特徴と見分け方、乳牛疾病と酪農経営、農家への結果説明と指導の実際、事例発表会、総合質疑
■受講料
3万円(集合研修の教材費)または6万3000円(フォローアップ希望者、集合研修の教材費とフォローアップ研修の血液検査料)
■問い合わせ
《研修内容に関すること》
帯広畜産大学 畜産フィールド科学センター 教授 木田克弥
TEL 0155-49-5652 FAX 0155-49-5654
E-mail:kidak @ obihiro.ac.jp
HP:http://www.obihiro.ac.jp/~fcasa/extension.html
《受付に関すること》
帯広畜産大学 地域連携推進センター 若木・高野
TEL 0155-49-5776 FAX 0155-49-5775
E-mail:syogai@obihiro.ac.jp
申込期限:7月4日

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