NZフォンテラが北海道の放牧酪農家を支援

2014 年 5 月 29 日

Filed under: — djito @ 6:04 PM セミナー報告,ニュース

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ニュージーランド(NZ)酪農に関する連続セミナーを企画する酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類は5月29日、同大学でフォンテラジャパン(株)共催の第1回目セミナーを開催した。
同社の斎藤康博社長が「NZ酪農とフォンテラの現状」と題して講演した。

フォンテラは約1万戸の酪農家によって所有される酪農協で、NZ最大の企業。
集乳量は世界1位(年間2200万t)、売上は世界4位の乳業である。
世界各地にも牧場を設立し、生乳生産から販売までのネットワークを構築している。

同社長はTPPにも触れ、「日本も自由貿易を推進するとともに、世界市場との連動性を意識し、競争力を強化して、持続的発展につなげるべきである。NZはそうして発展してきた。日本はなぜ、それができないのかを考えていくべきだ」と語った。

さらに、北海道の放牧酪農家の経済性向上を支援する「NZ・北海道 酪農協力プロジェクト」を立ち上げたことも紹介。
これはNZ政府も参画する公的事業で、商業的な利潤を得るものではないと明言した。

写真=「日本酪農は保護された体制から脱却し、競争力を強化するためにコスト削減と制度改革が必要だ」と語る斎藤康博社長

アジア最大級の環境展

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM イベント開催案内,ニュース

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2014NEW環境展が5月27~30日の間、都内で開催される(日報ビジネス(株)主催)。
今日、持続可能な循環型社会の構築にむけ環境汚染問題や地球温暖化問題の解決は避けて通れない課題となっており、とりわけ資源有効利用や多様な新エネルギーの活用は、環境対策にとり最重要の取り組みである。そうしたなか同環境展は、各種課題に対応する、さまざまな環境技術・サービスを一同に展示情報発信することにより環境保全への啓発を行ない、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的としている。
出展社数は約500社で、廃棄物処理、水・土壌・空気の環境改善、バイオマス・有機性廃棄物処理、収集・運搬・搬送など、さまざまな用途を対象とした製品が展示され、実演も見ることができる。

「自走マニアスプレッダ SD1020D」:(株)タカキタ

2014 年 5 月 28 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:10 PM 新商品

タカキタ「自走マニアスプレッダ SD1020D」

(株)タカキタは、自走マニアスプレッダSD1020Dを発売した。本機は最大積載量1000kgでも全高が低く、棚のある果樹園などでも堆肥散布作業ができる。

<主な特長>
・ 最大積載量1000kg・最大積載容量1.6?の大容量荷箱で定格出力7.5馬力のガソリンエンジンを搭載。
・ 接地圧を抑えるために、前モデルより50mm幅広のゴム製ワイドクローラを標準装備。軟弱圃場での作業に威力を発揮。
・ 散布部は完熟堆肥の広幅散布に適したディスクビータを装備。
・ 堆肥を積載する荷箱の床板は耐蝕性に優れた樹脂ボードを採用し、すべりが良くスムーズな堆肥の繰り出しができる。
・ 荷箱後方にゲートを設置し、レバー操作でゲートと床板との間隔を調整。堆肥を最初から最後まで定量で繰り出す事ができ散布精度を高める。ゲートは全閉することで移動時の堆肥のこぼれも防止できる。
・ 機体全高が1300mmと低く、運転席に座った姿勢で果樹園の棚の下でも走行ができるコンパクトな機体。
・ 旋回しやすい丸ハンドルを採用。操作レバーやスイッチ類を運転席周辺に集中し操作性がアップしました。
・ フロントカバーが大きく開き、エンジン周りのメンテナンスも容易。

<自走マニアスプレッダの仕様>
型式=SD1020D
▽用途=完熟堆肥の散布
▽機体寸法=全長3200×全幅1530×全高1300mm
▽機体質量=1022kg
▽エンジン=ガソリンエンジン 定格出力5.5kW(7.5PS)
▽走行速度=前進1.85~6.90km/h、後進2.05~3.31km/h
▽最大積載量=1000kg
▽最大積載容量=1.6?
▽散布部=ディスクビータ
▽有効散布幅=6~10m
▽希望小売価格=2,268,000円(税込み)

【問い合わせ】
(株)タカキタ
三重県名張市夏見2828番地
TEL:0595-63-3111 FAX:0595-64-0857
www.takakita-net.co.jp

生乳生産量の低下、最小限に:Jミルク

2014 年 5 月 27 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM ニュース

 一般社団法人Jミルクは5月27日、都内で、平成26年度上期の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと当面する課題について発表した。
 26年度上期の生乳生産量は、北海道では第1四半期は前年度を下回り、第2四半期についても前年並み、もしくは、やや下回って推移するものと見込まれる。都府県においても前年度を下回って推移するものと見込まれ、その結果、26年度上期の生乳生産量は、全国で前年比97.6%と見込まれる。これらの状況より、酪農乳業関係者は引き続き生乳生産拡大に努めることが必要であり、これから夏季を迎えるにあたっては、とくに暑熱対策や飼養管理対策の徹底などにより、生乳生産量の低下を最小限に留める対策が必要だとJミルクは述べた。

 また26年度上期牛乳等生産量は、「牛乳」は前年度をやや下回る程度で推移(前年比98.7%)、「乳飲料」前年度上期に伸長した反動はあるものの比較的堅調に推移するものと見込まれる(同99.9%)。「発酵乳」は今後も前年度を上回って好調に推移するものと見込まれる(同101.7%)。
 特定乳製品(脱脂粉乳・バター等)需給は、生乳供給が減少していることから、引き続き在庫量の減少が見込まれる。こうした状況を受けて、国において乳製品需給の安定のため、26年度上期に予定されている輸入売渡しに加えて、26年度カレントアクセス残量分で脱脂粉乳4000tおよび追加分でバター7000tの輸入が決定された。Jミルクは「今後も引き続き、国および酪農乳業関係者は需給動向を踏まえ、適宜的確な情報発信を行なうとともに、国内の乳製品需要の減少を招かぬよう安定供給に努めることが重要だ」と述べた。

十勝ライブストックマネージメント出品牛がGチャンピオンに 北海道B&Wショウ

2014 年 5 月 25 日

Filed under: — djito @ 3:22 PM 共進会

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「2014年 北海道ブラック アンド ホワイト ショウ」(北海道ホルスタイン改良協議会主催)が5月24・25日、安平町早来の共進会で開催された。
全道から約300頭が集まり、乳牛の資質を競い合った。
審査員は十勝管内清水町・(有)田中牧場の松原秀雄氏。

グランドチャンピオンに輝いたのは、十勝管内帯広市の(有)十勝ライブストックマネージメント出品、ジュニア3歳クラス(36~42カ月齢)1位でインターミディエイト・チャンピオンのTLM GO ウイン トリニティ ET(父:ブレイデール ゴールドウイン)。
審査員の松原氏は「フレームが極めて優れた牛である」と絶賛した。

リザーブ・グランドチャンピオンは、十勝管内更別村の天野洋一氏出品、5歳クラス(5~6歳)1位でシニア・チャンピオンのレデイスマナー MB セレブリテイ(父:デユドツク ミスター バーンズ ET)。

貴重な情報交換の場:交牧連

2014 年 5 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:20 AM ニュース
挨拶を述べる広野正則会長

挨拶を述べる広野正則会長

地域交流牧場全国連絡会(以下交牧連)は、5月22日、都内で、平成26年度(第15回)代議員会を開催した。
交牧連の広野正則会長は、挨拶で「交牧連は設立15年目を迎えた。今までは右肩上がりの良い時代で、計画生産をしなければならない時代があったが、ここにきて酪農家戸数の減少、生乳生産量の減少など、いろいろな問題がでてきている。しかし、われわれ交牧連の仲間が集まり、意見交換、情報交換を行ない共有し、それぞれの地域の酪農を支え、元気にしてほしいと願っている。それぞれの頑張りが、日本の酪農の将来を明るくすると思っている」と述べた。
連絡会によると、交牧連の平成25年度における主な取り組みは、全国研修会の開催とワールドデイリーサミットなどへの積極的な参加や、平成24年度に引き続き、東日本大震災で被災した子供たちに対する癒しの提供、新機関員の獲得および後継者世代の育成、防疫対策の推進などと報告された。
また、平成26年度の活動にあたり、「1.つなぐ~全国的なネットワークを活かした相互研鑚や交流、2.続ける~酪農教育ファーム等の社会貢献活動、3.育てる~酪農後継者と酪農理解者の育成」といったスローガンを掲げ、活動を推進すると報告された。具体的な活動内容は、前年度に引き続き、全国的研修会の開催、東日本被災地への支援、ブロック活動の充実、酪農後継者育成のためのクラブ・ユース事業の実施、新規会員の獲得などが挙げられた。

販売促進費の効率化、売上拡大等で増益:森永乳業(株)

2014 年 5 月 15 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:30 AM ニュース

 森永乳業(株)は5月14日、都内で平成26年3月期の決算を発表した。発表によると、同期の売上高は5992億円(前期比101.4%)、営業利益119億円(前期比117.9%)で、増収増益だった。また、同期の連結経常利益は、前期と比べ18億円増の124億円だった。
 連結経常利益の増益要因として、販売促進費の効率化、売上拡大、ローコストオペレーション等があげられる。

 森永乳業単体でみると、売上高は4436億円(前期比99.4%)、営業利益29億円(前期比123.8%)だった。
 売り上げ状況については、市乳部門において、「あじわい便り」「マウントレーニアカフェラッテ」シリーズ、「濃密ギリシャヨーグルトパルテノ」「ラクトフェリンヨーグルト」等は前年を上回ったが、「森永のおいしい牛乳」「まきばの空」「リプトンミルクティー」「ビヒダスヨーグルト」等が前年を下回ったことから、市乳の売上高は2045億円(前年比98.8%)となった。
 なお、26年3月期の集乳量は全国で79万1000t(前期比95.9%)、北海道48万t(前期比96.4%)、都府県31万1000t(前期比95.1%)であった。

明治ホールディングス(株)平成26年3月期決算

2014 年 5 月 14 日

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 1:51 PM 未分類

明治ホールディングス(株)は5月13日(火)、平成26年3月期決算短信を発表した。売上高は1兆1千480億円(前期比1.9%増)、営業利益が364億円(前期比41.1%増)で、売上高は前期比215億円の増収、営業利益は前期比106億円の増益となった。これには乳製品事業の市乳部門、とりわけプロバイオティクスが極めて好調に推移した。また菓子事業のロングセラーブランドへの集中や宣伝費や物流費の大幅な削減、健康栄養事業の主力品の売上拡大、販売・生産性の向上なども大きく貢献した。明治グループは(株)明治が担当する食品セグメントとMeiji Seikaファルマ(株)が担当する医薬品セグメントからなり、セグメント単体では食品で売上高1兆152億円、営業利益281億円、医薬品で売上高1351億円、営業利益83億円となった。食品セグメントにおける売上高、乳製品事業としての売上高は6387億円で前期比4.3増となった。市乳ではヨーグルトが市場の伸びを上回る好調な推移で、とくにプロバイオティクスは健康志向が高まるなか、積極的なマーケティング展開による商品価値の認知が進み、「明治ヨーグルトR-1」「明治プロビオヨーグルトLG21」ともに大きく伸長した。

物流拠点を館林工場隣接地に集約:ダノンジャパン

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:20 AM ニュース

ダノンジャパン(株)は、日本でのヨーグルト需要の拡大に対応するため、2013年より2022年までに、ダノンジャパンの国内唯一の生産拠点である館林工場(群馬県館林市)において施設の増設・新設によって、生産能力を2倍に拡大する計画を進めている。その計画の一環として、館林工場の隣接地に物流センターを建設すると発表した。同センターの稼働により、輸送時間の短縮や業務効率の向上、輸送距離の短縮による環境負担の軽減を実現する。
(株)ヤクルト本社も同センターの共同利用者として、全体の約25%相当(ダノンジャパン75%)を2015年4月より利用する。ダノンとヤクルトはグローバルにプロバイオティクスに関する普及および広報・研究活動、インドやベトナムでの合弁会社の運営といった協業を行なっている。今回の物流センターの共同利用もそうした協業の一環であり、日本では初めての取り組みである。

ダノンジャパンは2013年からこれまでに、工場内の生産ラインを8本から9本に増設し、生産能力が13%向上した。2016年までにもう2本増設し、2013年比で約50%の生産能力増を達成する予定。さらに2015年後半には、研究開発施設であるヨーグルト・イノベーション・センターおよび一般見学者向けのビジターセンターを開設予定。また、2017~2022年には、現工場および物流センターに隣接する新たな工場を建設し、生産ラインを6本設置、既存工場とあわせて、2013年比2倍の生産能力を実現予定。

コストアップを吸収しきれず減益

2014 年 5 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 4:08 PM ニュース

 雪印メグミルクは5月9日、平成26年3月期決算短信を発表した。同期の売上高は5449億円で前期比219億円の増収だったが、原料乳価格の値上げや原材料価格の高騰、円安の影響などによる大幅なコストアップは吸収できず、営業利益112億円で前期比-66億円の大幅な減益となった。
 主な減益要因は、原材料コストの増が35億円で、うち9億円ぶんが乳価差。また固定費が15億円増で、そのうち減価償却費の増加は7億円、宣伝促進費が15億円増だった。対して、販売物量の増加が23億円、販売単価差が10億円とした。平成26年度の連結業績予測は売上高5500億円、営業利益100億円としている。
 同社は今年度から、3年間の次期中期経営計画に着手し、事業構造改革や経営資源の活用・再配分などを通じて、中計目標連結営業利益130?150億円、連結EBITDA310?330億円を目指す。

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