ともに学び、ともに考える

2014 年 7 月 1 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM セミナー報告,ニュース

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一般社団法人Jミルクは、6月27日都内で、平成26年度酪農乳業食育推進研修会を開催した。こうした研修会は初めての開催となる。Jミルクの前田専務は「今日、食育活動に対する社会的評価・期待は高くなってきており、酪農乳業関係者においても団体や企業、それぞれの立場から目標を持って食育活動を行なっている。しかし共通する部分も多々存在する。Jミルクとしては、それぞれの立場で食育活動されている方々を一堂に会し、共通する部分についてお互いに確認しながら、いかに戦略的に効果を出せるか議論し考えを整理する、そういう時期に来ているのではないかと考えている」と述べた。

研修会では文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 学校給食調査官 江口陽子氏が「学校給食の現状と今後の役割」について、また大妻女子大学家政学部児童学科の石井雅幸氏が「食育から見た牛乳の価値~子ども達にその価値をどう伝えるか~」について、それぞれ講演した。

7月の営農技術対策―北海道農政部

Filed under: — djito @ 7:55 AM ニュース

北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、7月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・乳牛への送風や水槽の増設、清潔な飼槽で暑熱ストレスを緩和し、生乳生産、繁殖、増体への影響を防ぐ。
・正しい搾乳手順の励行や牛体管理の徹底を図り、乳房炎の新規発生を防ぐ。
・衛生管理を徹底し、病気の侵入を防ぐ。

乳牛においては、「暑熱対策」として、以下の注意を呼びかけている。

突然の暑さで乳量や受胎率が大きく低下したり、乳房炎など、乳牛への影響を最小限に抑えるよう、事前に対策を講じておく。

ア 牛舎内温度の上昇を抑えるため、a)日よけ、すだれ等で直射日光を遮る。b)牛舎の窓は取り外して、開口部面積を広げる。c)トンネル換気やリレー式換気で畜舎内の換気量を増加させる。d)大型扇風機やダクトファンで体感温度の低下を図る。

イ 放牧やフリーストールなどの放し飼いでは、簡易水槽を増設して飲水場所を増やす。繋ぎ飼いでは、減圧弁の調整や水道配管の整備を行ない、ウォーターカップからの吐水量を確保する。水槽の汚れはこまめに掃除を行ない、清潔な水が十分に飲めるようにする。

ウ 飼槽は常に清潔な状態を保ち、飼料の給与回数や掃き寄せ回数を増やし、採食量の向上を図る。

エ 早刈りした牧草サイレージなど嗜好性の良い粗飼料を給与するとともに、栄養のバランスをとり、塩やミネラルを補給する。

他にも、「乳質管理」「繁殖管理」「放牧管理」「飼料の確保」「農場の衛生管理」「夏場の節電対策」についても注意点をまとめている。

詳しくは、北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

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