酪農乳業が強くなっていくことを考えなければならない/雪印メグミルク
2012 年 6 月 27 日
雪印メグミルク(株)は27日、札幌市で「第3回定時株主総会」を開催した。
中野吉晴社長は事業の経過およびその効果を報告した後、
「昨年は東日本大震災という未曽有の事態が発生したが、役職員が一丸となって立ち向かった。この経験が、目指すところの競争力のある新しい総合乳業会社を自分たちの手で作っていくという想いを強くした」
と昨年度の感想を述べた。
総会後の会見では、今年度の乳価交渉で北海道の用途別生乳価格が平均で2.31円引き上がったことへの質問に対して、
増産への期待を含んでいることを前置きしたうえで、
「日本の酪農乳業界が安定的に発展していくためには、増産と減産を繰り返すような形ではなく、生産者が安心して将来に向けて生産してもらい、乳業者はそれに付加価値を付けて消費者に安定的に届けていくという構造を早く作らなければならない。日本の酪農乳業が強くなっていくためには、長期的な視野で、どうしなければならないかを考える必要がある」
と同社長は述べた。
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