農場HACCP認証基準で、わが国で初めて認証牧場(乳用牛)が誕生

2012 年 4 月 27 日

Filed under: — admin @ 5:12 PM ニュース,業界情報

4月27日、中央畜産会は14農場をHACCP認証農場として公表した。同会は平成23年に農場HACCP 認証協議会から農場HACCP 認証機関として認定されている。

平成24年1月までに審査申請のあった農場を、第一次の受付分として書類審査及び現地審査を行なってきたが、慎重な審査の結果、14農場を、農水省が平成21年に公表した「畜産農場における飼養衛生管理向上の基準(農場HACCP 認証基準)」に基づく認証農場として認証した。

今回この中で牛(乳用)として、わが国で初めて「有限会社藤井牧場(北海道)」と、「佐野牧場(静岡県)」が認証された。

HACCPの認証期間は3年間。その間にも基準を満たしているかどうか随時チェックされ、逸脱した場合は改善措置を講じなければならない。

*HACCP:
Hazard analysis critical contorol point(危害分析重要管理点方式)。7つの原則と12の手順が示され、原材料入荷から最終生産・出荷までの一連の衛生管理を、必ず記録に残す。

ホクレン家畜市場:4月の初妊牛平均価格は弱含みで53万2000円

Filed under: — djito @ 12:04 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場3月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

4月については、一部夏産みが出回り始めたことから、平均価格は53万2000円(前月比2万円安・前年比3万6000円安、一昨年4月と同価格)と、弱含みでの推移となった。

5月については、夏産み中心の出回りとなり導入意欲が減退することが想定されるため、軟調に推移することが予測される。

十勝・釧路・根室が合同で「飼料設計」の情報交換形式セミナー

Filed under: — djito @ 12:00 PM セミナー報告

十勝農協連・釧路農協連・根室生産連の3地区連合会主催による「飼料設計技術セミナー」が4月26・27日に十勝農協連で行なわれ、3地区から飼料設計に携わる担当者ら約60名が参加した。

講師は本誌でお馴染みの大場真人准教授(カナダ・アルバータ大学)。
同セミナーは通常のセミナーと形式を変え、講師と参加者間による技術情報交換を主とし、講義とディスカッション方式で行なわれた。

内容は、
TMRの飼料設計
分離給与の飼料設計
乾物摂取量(DMI)を制限しているメカニズム
粗飼料の質を考える
クロースアップのエネルギー給与
離乳移行期の子牛の栄養管理
アシドーシス研究の最前線、など。

TMRの飼料設計においては、
「1群で設計する場合、どの牛を対象にして設計するか?」
「2群以上のグループ分けは、どのようにするか?」など、
講師は最新データと考え方を示し、参加者は日頃の取り組みや実情を述べ情報交換し合った。

雪解けで、ぬかるみ防止効果は?

Filed under: — maetomo @ 5:59 AM 未分類

雪解けの進む時期となりました。
道央はもうほぼ雪はなくなりましたが、道東にはまだ残っています。
4月になっても道東の牧場ではまだ解けぬ雪が見られます。
農家さんに聞くと、
「いつもはこの時期にこんなに雪はない。今年は異常だよ」と言うほど。

そんななか、昨年11月4日の北海道支局だよりで紹介しました
興部町のK牧場に足を運んでみました。

K牧場にも雪がまだ残っていましたが、ホタテの貝殻を敷き詰めた通路は驚くことに、ぬかるみがありませんでした。
Kさんは、「牛舎周辺はぬかるんでない」
「除雪で少し剥がしてしまったけど、この案は大成功だ!」と喜んでいました。

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