ルーメン微生物などを解説:畜産草地研究所で公開デー、開かれる

2011 年 10 月 15 日

Filed under: — admin @ 7:39 PM ニュース

10月15日(土)、畜産草地研究所:那須拠点(栃木県那須塩原市)で、
公開デーのイベントが開かれた。

内容は、「研究成果の紹介」や「機械展示」、「体験(バターづくり」などで、
あわせて、3つの講演:
1 「遺伝子組み替えトウモロコシ試験について」
2 「牛の給食センター(発酵TMRについて)」
3 「草から燃料をつくる」
が行われ、それぞれ専門の研究者が分かりやすく紹介した。

中でも3の講演では、地球温暖化を防ぐために、
燃料になる可能性のある草として、エリアンサス(イネ科植物)に注目し、
その実用化に向け、試験中とのこと。

また、泌乳牛のルーメン内容物を顕微鏡を使い、
ルーメン微生物が活動する様子を大型TVに映し出し、
牛の胃の中での働き、などを解説した。

上から目線

2011 年 10 月 14 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

釧路管内のW牧場は、牛舎の上部から牛たちの様子を見わたせるようになっています。
普段とは違った「上から目線」で、牛たちの行動がよくわかります。
何時間でも見ていたくなります。

このような施設がなくても、梯子(はしご)などで、たまには「上から目線」で牛たちの様子を見ると、新たな発見があると思います。

栃木県で「酪農フェア2011」と「共進会」、開かれる

2011 年 10 月 8 日

Filed under: — admin @ 7:45 PM 共進会

10月8日(土)、栃木県・畜産酪農研究センターを会場に、
栃木県酪農フェア2011と県乳牛共進会が開かれた(主催:県酪農協会)。

同フェアでは、消費者とのふれあいゾーンとして、
県酪農青年女性会議による手搾り体験、バター作り、ミルク入り豚汁の提供、
酪農機器・施設の展示などが開かれ、多数の来場者で賑わった。
共進会の名誉賞は次の通り(審査員:山口寿典氏・十勝家畜人工授精所)。

☆経産:シニアチャンピオン(10部1位:BU)
パインツリー クリスマス サード ロイ ET(父ジョーダン)
那須烏山市 P-THREE 出品

☆経産:シニアリザーブチャンピオン(11部1位:BU)
プラントツリー AB ダンデイ ET(父ダンデイー ET)
日光市 植木靖氏 出品

☆経産:インターミディエイトチャンピオン(8部1位:BU)
ハーネスファーム ゴールドスター ルル(父ゴールドウイン)
那須塩原市 高塩久氏 出品

☆経産:インターミディエイトリザーブチャンピオン(7部1位:BU)
スノーライト バリバリ ロス B フタゴ(父ダーハム ロス 331 ET)
那須塩原市 眞嶋大輔氏 出品

☆未経産:ジュニアチャンピオン(2部1位)
タクヨウ ハッピー ゴールデン サンチエス(父ストーマテイク サンチエス)
那須塩原市 県立那須拓陽高校 出品

☆未経産:ジュニアリザーブチャンピオン(2部2位)
タクヨウ エルフィン キャシー ナナ(父マセラテイ ET)
那須塩原市 県立那須拓陽高校 出品

山口審査員は、「各部とも非常に好体型の牛を見せていただいた。
とくに経産牛は、体高・体長もあり、フレームサイズも十分あり、
乳房付着も高く強く、幅もあり、底面も平らで、県内牛群レベルの高さが伺われた」
と評した。(文責:関東支局)

 

柔軟な考えで、良質なサイレージをつくる

2011 年 10 月 7 日

Filed under: — maetomo @ 6:00 AM 未分類

雨が続き、2番草の刈り取りも遅れに遅れる最中、
デントコーンの根腐れ病の蔓延も心配されている十勝管内。
同管内にあるK牧場では、早めに刈り取ったデントコーンで、
写真ように、ある工夫をされていました。

同牧場では今年、デントコーンの収穫量が多かったため、
バンカーサイロに入りきらない分をスタックサイロで積み上げ、
その頂上にラップサイレージをきれいに並べて乗せています。
これは、収穫量が多くスタックサイロが高くなったことで起こる
タイヤショベルでの鎮圧の甘さをうまくカバーできるということ。
こうすることで、良質なコーンサイレージができるそうです。

普段とは違う状況になったときでも、まわりにあるものを利用して融通が利くと、
それだけで強いなと思いました。

都内駅前でTPP反対のパンフを17日まで配布

2011 年 10 月 6 日

Filed under: — admin @ 4:30 PM ニュース

日本酪農政治連盟は、10月4日から17日にかけて、
東京都内のJR線:新宿駅前、渋谷駅前で、
毎日、日本のTPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対の
パンフレットを配り、国民にTPPの意味を問いかけている。

「TPPを考える国民会議ニュース」に掲載の
オークランド大学(ニュージーランド)のジェーン・ケルシー博士の
講演要旨や農水省によるTPPに参加した場合の試算などを
クリアファイルに挟んで、道行く人たちに手渡し、
TPP参加反対への理解を求めている。

手応えは「頑張って下さい、という声もある一方で、
TPPに賛成という人もいる。まずは皆に知ってもらうことが大事」と
この活動に参加する酪農家や関係組織は語る。

なお、チェルシー博士の論は;
1:米国は交渉に圧倒的な影響力を及ぼす。
2:TPPの目的の一つは商業的な目的と投資分野、知財など。
3:もう一つは、加盟国間の規制の調和で、中国に対する均衡錘。
4:重要な争点は農業分野。
  米国は、TPPにおいて柔軟性を提供しようとは考えていない・・など。
また、同ニュースには、榊原英資氏(青山学院大客員教授)の
論考も掲載されている。 (文責:関東支局)

ホクレン家畜市場:9月の初妊牛平均価格は47万7000円

2011 年 10 月 3 日

Filed under: — djito @ 11:11 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・9月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

9月については、暑熱事故の更新等一定量の需要があった一方、受胎時期のズレから出回り頭数が増加傾向で推移したことから、平均価格は47万7000円(前月比1万円安・前年比2万6000円安)と若干値を下げる結果となった。

10月についても、下牧時期に入ることから出回り頭数の増加が見込まれるが、生産拡大に向けた需要も見込まれることから、保ち合いでの推移が予測される。

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