「未来は、ミルクの中にある」雪印メグミルクグループ―北海道専門紙懇談会より

2009 年 12 月 2 日

Filed under: — djito @ 10:27 PM 業界情報

10月に新しく誕生した「雪印メグミルクグループ」による北海道専門紙懇談会が12月2日、札幌市の雪印種苗(株)本社で行われた。

●ミルクの可能性を深め、価値を高め、世界を広げる
雪印メグミルク(株)・取締役副社長・佐藤幸吉氏は「雪印メグミルクグループ・中期経営計画」を紹介し、「生産者と消費者とともに《乳(New)コミュニティ》を育むことを経営ビジョンに掲げている。乳を原点として、酪農生産者の想いに応え、消費者の笑顔につなげていく」と話した。

●更なるチーズの需要拡大
雪印乳業(株)・代表取締役副社長・川成眞美氏は「雪印メグミルクの北海道・酪農への貢献、雪印乳業のチーズ拡大戦略」を紹介し、酪農生産への貢献として、1. 酪農総合研究所の機能強化、2. 酪農諮問委員会の新設、3. 日本酪農青年研究連盟への支援、4. 雪印種苗による酪農技術サポート、を解説した。
また、「チーズ需要の底上げ、拡大を図ることは、チーズNo.1メーカーとしての使命であると考えている」と話した。

●メグミルク牛乳の拡大を図る
日本ミルクコミュニティ(株)・北海道事業部長・齋藤孝宣氏は「市乳事業の現状と今後の方向性」を紹介し、成分調整牛乳の市場拡大は、全国的には今年度上期から始まったばかりであるが、北海道では普通牛乳市場を上回るまでに成長していることを報告した。
そして、その成分調整牛乳の伸長について、「一抹の不安を感じる。単価が下がることは、生産者の手取り乳価にも影響を及ぼすことになる。ゆえに軸足を、もう少し牛乳に移していきたい」と話した。

●酪農生産者との連携強化
雪印種苗(株)・代表取締役社長・掛村博之氏は「雪印種苗の事業における酪農貢献」を紹介し、雪印メグミルクグループとしての取り組みとして、簡易草地更新の促進、「(アルファルファ)ケレスの会」との栽培実証圃場での勉強会、北海道包括連携協定による勉強会などを報告した。
また、「タネとエサの両方を持つ企業としての強みを活かし、酪農家に喜ばれる商品提供と技術的サポートを実践する」と話した。

《ホームページ》
雪印メグミルク(株)=http://www.megmilk-snowbrand.co.jp/
雪印乳業(株)=http://www.snowbrand.co.jp/index.htm
日本ミルクコミュニティ(株)=http://www.megmilk.com/
雪印種苗(株)=http://www.snowseed.co.jp/

臭いの少ないスラリー

2009 年 12 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 9:17 AM 未分類

酪農学園大学(江別市)の圃場で昨日、スラリー散布が行われていました。
このスラリーはバイオガス・プラントの消化液であるうえに、スジ撒きなので、そばにいても、ほとんど臭いが感じらません。

同大学の松中照夫教授は11月に行なわれた北海道TMRセンター連絡協議会・研修会で、この方式になってから、近隣住宅地からのスラリー臭いの苦情はほとんどなくなったと話していました。
(関連記事=Dairy Japan12月号・P.94-95)

ちなみに、この散布タンカーの容量は14tで、圃場10a当たり3tから4tのスラリーを散布しているとのことでした。

ホクレン家畜市場:11月の初妊牛相場は48万7000円と弱含みで推移

Filed under: — djito @ 6:36 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・11月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

11月については、下牧時期となり出回り頭数が増加傾向にあるなか、これまでの高値推移に対する様子見感から、平均価格48万7000円(前月に比べて1万8000円安・前年同月に比べて5万1000円高)と弱含みで推移している。

12月についても、引き続き出回り頭数の増加が見込まれるが、一部春産みも出回り始めることから、保ち合いでの価格推移が予測される。

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