酪農は開放系なので、意識の高揚が大切:バイオセキュリティセミナーで

2009 年 12 月 22 日

Filed under: — admin @ 8:47 PM セミナー報告

12月20日(日)、国産安全安心な生乳をつくる会(千葉県)主催の
バイオセキュリティ・セミナーが千葉市内で行われた。

参加者は35名で、講師は養豚業界のコンサルタント獣医師:呉克昌氏。
午前11時から午後3時まで講義し、その後、酪農場に移動し、バーンミーティング。

バイオセキュリティは「生物学的安全保障」。
家畜の健康、生産物の衛生的品質管理、
人の健康などを総合的に管理する一連の衛生管理手法。
乳牛の疾病予防のため、牛舎への病原体の侵入と持ち出しを防ぎ、
さらに牛舎内各施設間での伝播の可能性を低くする一方で、
生産物としての乳中への病原体の汚染を防ぐこと(新版「酪農用語解説」より)。

講師は、バーンミーティング後、
1)気持のよい農場と感心した。飼料タンクの移動と
農場入口の衛生状態向上でバイオセキュリティのレベルは向上するだろう。
2)そのうえで、今後の重要ポイントとして;
1.地域、グループとしてのバイオセキュリティの仕組み作りが重要なこと。
2.子牛分娩、預託育成牧場、そして牧場に戻るというCow Flowは好ましくなく
改善が必要なこと。もし、そのフローが必要なら、しっかりとしたグループ作りと
バイオセキュリティの仕組み作りが重要。
3.上記の牛の移動に使用する車両のバイオセキュリティが非常に重要。

などとし、酪農は開放系な管理なので、業界全体の意識高揚が大切とコメントした。
(写真は、本文と関係ありません)

【検定済種雄牛生産者表彰】家畜改良事業団

Filed under: — admin @ 4:29 PM 業界情報,発表会

家畜改良事業団では、去る12月4日、2009年に選抜された国産検定済種雄牛6頭の生産者の方々を家畜改良事業団本部(場所:東京都江東区冬木)にお招きし、平成元年の第1回から数えて20回目となる感謝状贈呈式を開催した。
 「日本ホルスタイン」改良の牽引者たる検定済種雄牛生産の背景となっている受賞者やご家族の改良努力に対して、心から敬意を表すると伴に、後代検定事業へのご協力に対して深甚の謝意を表し、家畜改良事業団藤井理事長から感謝状並びに記念品が贈呈された。また、乳用種雄牛後代検定推進事業における計画交配によって作出された4頭については、(独)家畜改良センター矢野理事長からあわせて表彰状が贈呈された。
 2009年家畜改良事業団における検定済種雄牛と受賞者は下記のとおり。

☆セジスビユーテイ サンデイーバレー フロステイン
 清水町 高橋徳男氏 高橋由美子氏
☆ハピイイースト アール エム テンプター ET
 中標津町 福村稔氏 福村忍氏
☆ミツドフイールド CCM カーテイス ET
 江別市 中田和孝氏 中田京美氏
☆テイーウエーブ ベスト ドレツサー ET
 幕別町 山田敏明氏 山田康子氏
☆ホープランド ベツツイ フアイター
 枝幸町 小椋孝則氏 小椋八重子氏
☆スミツクランド フリー トレジヤー
 大樹町 角倉了一氏 角倉愛子氏

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