先日取材したM牧場では、牧草地の割合がチモシー6割、オーチャード4割でした。発酵品質の向上を狙って、糖含量の高いオーチャードを取り入れていました。そこにはペレニアルライグラスやマメ科の牧草を混播させて、これを3回刈りしていました。
やはりポイントは「適期に刈り取る」でした。コントラクターとうまく連携することで、チモシー収穫の合間に刈り取ることで良品質の粗飼料、良い発酵から良いTMRにつながる事例でした。
Dairy Japan6月号に掲載いたしますので、ぜひチェックしてみてください。
先日、奈良県のJ1タケダファームさんを取材させていただきました。テーマは「ロボット」。
J1タケダファームさんではバッチ式ミルキングロボットを稼働させ、1日3回搾乳を少人数で効率良く行なっています。
そして最近、新たに哺乳牛舎を建設しフィードステーション(哺乳ロボット)を導入しました。新しい牛舎内を見せていただくのは、気持ちの良いものです。
子牛達は衛生的で乾燥したペンで各々、のんびりと過ごしています。
ふと天井を見上げると、見慣れないものが。それが写真のファンです。パネルファン4枚を一つのファンとして組み合わせたもの。
大型のファンを設置するとコストがかかります。そこで「コスト削減で思いついた」と竹田さんは言います。
現場にはさまざまな工夫があります。取材時にはふと目につくこともあります。皆さんの牛舎ではオリジナルの工夫はありますか?
面白い工夫があれば、ぜひ教えてください。
北海道担当の前田真之介です。
先月末頃にDairy Japan3月号が皆様の元へ届いたかと思いますが、目を通していただけましたでしょうか?
3月号は「経営継承」に関する特集でした。私は西興部村の興栄ファームさんを取材させていただきました。
数年前からの動きで「数件の農場が合併して法人化して規模拡大」という流れがあったことは皆さんもよくご存知だと思いますが。今回は、そ牛てできた農場が、経営継承するときに「思ったよりも大変だった」ということを取材しました。
酪農の特性として、農地や牛や設備など、資産がとても多いことがあげられます。
その資産(株式)を継承するとなると、気づいたらものすごい金額に膨れ上がり、それに伴う課税額もとんでもなくなるということが発生しているようです。
それを、皆が円満に継承して、牧場として前向きな経営継承をするにはどうすればよいのか?というところに「新たな選択肢」を打ち出した事例を紹介させていただきました。
取材を通して私が感じたのは「もはや牧場内だけでどうにかできる問題ではないな」ということでした。
事業承継に関するプロフェッショナルの手厚いサポートと、譲る側・受け継ぐ側がそれぞれ前向きに関わっていくことで、より皆が納得できる結果につながるという事例を見せていただきました。
これから経営継承を見据えている後継者の方や、「後継者はいるけど、まだまだ」と思っている先代世代の方々にはぜひ見ていただきたい内容となっています。
ぜひ、ご覧ください!