編集部の日常、感じたことを書いています

牛乳乳製品需要を伸ばすのに必要なことは?

先日、中央酪農会議が「酪農家戸数初の1万戸割れ」の会見を開き、その取材に行きました。飼料や生産資材の高騰によって利益が出ず、廃業が進んだ結果1万戸を下回ることになり、その窮状を中央酪農会議と酪農家がともに訴える内容でした。実際酪農家さんを訪ねても、厳しい声はよく聞きますし、酪農家戸数が減少していることも肌感でわかってはいましたが、実数で示されるとなんともショックが強くなります。

さて話は変わり、米国コーネル大学のトーマス・オバートン教授に米国酪農の景況などについてオンラインインタビューを行ないました。米国は現在、年間の生乳生産量が1億tを超える大酪農産地です。オバートン教授は、「乳価の上昇などもあって酪農家の景気は良い」と日本の酪農とは真逆の話をされました。また「乳製品消費が旺盛で人口一人当たりの年間牛乳乳製品消費量も上がっている」として、ニューヨーク州をはじめとする米国北東部の州で今後約20%の増産を計画しているとも教えてくれました。

オバートン教授の話で唯一、日米で共通すると感じたのは「飲用牛乳の消費は右肩下がり」という部分。

日本の牛乳乳製品需要は生乳換算で横ばい。米国のように需要を伸ばすには何が必要なのでしょうか? それを探る必要がありそうです。

盛り上がりを見せた2日間

 

こんにちは。
11月も折り返し地点を迎えましたが、関東地方ではまだぽかぽかと暖かく感じる日もあります。
皆様、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。

先日北海道で行なわれた、北海道酪農技術セミナーに参加してきました。
11月12〜13日の2日間で開催されたセミナーは多くの聴講者が参加し、数多くの企業ブースの出店もあり大変盛り上がりを見せていました。

われわれDairyJapanも出店させていただきました。
ブースに足を運んでくださった皆様といろいろなお話ができて大変有意義な時間を過ごせました。
「いつも読んでいます」「こんな内容が知りたいです」といった皆様からの声を励みに今後も有益な酪農情報を発信していきたいと、より一層気を引き締めました。

大盛況の北海道酪農技術セミナーの様子はDairyJapan1月号でご紹介予定ですので皆様ぜひお楽しみに。

 

 

こんなところに各地の牛乳が?

こんにちは。

皆さん、東京のJR秋葉原駅にある「ミルクスタンド」をご存知ですか?

JR秋葉原駅、総武線の5、6番線のホーム内の一角にある、
一際目を引くお店、ここがミルクスタンド「酪」です。

店頭にずらりと貼られた札には全国各地の牛乳の写真があり、普段から約30種類の商品が販売されています。
訪れる人達の、どの牛乳を飲もうかと考える姿が印象的でした。
最近ではインバウンド需要により海外からの観光客も増え多くの人で賑わっているそうです。

私も取材をしたときに我慢できず、牛乳とあんぱんを注文。
何度食べても最高の組み合わせでした。

皆様も秋葉原駅を利用する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

お店の詳しい様子はDairyPROFESSIONAL vol.30で紹介しておりますのでぜひご覧ください。