オンファームカルチャーで原因菌を知る

皆様こんにちは!

実は最近、家族そろって胃腸炎でダウンしていました。
動けない、食べられない、ただただ回復を祈る日々……。健康って本当に大事ですね。

ようやく体調も落ち着いてきたところで、わが家にも届いたのが『Dairy Japan5月号』
そのなかから特集記事の一つを少しご紹介します。
茨城県のO牧場が、乳房炎による廃棄乳を大幅に減らした実践事例が紹介されています。

「無駄な投薬を減らしたい」
そんな思いで始めたオンファームカルチャーの取り組みは、
獣医師やスタッフとチームを組んで培養→診断→共有の流れを構築。
搾乳手順の見直しや衛生管理の改善に取り組み、乳房炎の発生率は大幅に削減。
廃棄乳も削減され、乳質も向上。薬品代や淘汰率にもプラスの効果をもたらしています。

菌の種類を知ることで見えてくる搾乳手順の改善ポイントや、
SNSを使った情報共有など、現場ならではの工夫も満載です。

ちょっと体調を崩して健康について考えさせられた今、
牛も人も「無理なく健やかに」がいちばんだな……と感じます。

そのほかの内容も充実の『Dairy Japan5月号』、ぜひご覧ください!

「支えるつもりが、支えられている」—酪農の現場で感じること

こんにちは!

 先週「らくコネ」に、あかばね動物クリニックの宮島先生から、とても胸に響くブログをいただきました。いつもは搾乳手技についてなど、具体的なアドバイスを寄せてくださっているのですが、今回は「酪農を支える者としての想い」が綴られた内容でした。
 読みながら、取材先で感じていたことと重なる部分がたくさんありました。

なかでも、長年酪農を続けてこられた方の「ごつい手」に触れたくだり。
自分が取材で見てきた酪農家さん達の手を思い出しました。大きくて分厚く、傷があったり、でもどこかあたたかい。あの手はいつ見ても、牛や家族を守ってきた時間と覚悟がにじんでいるように感じます。

 取材で現場に足を運ぶなかで、日々、この情勢をどうにか乗り越えようとする酪農家さんの姿に触れることがよくあります。厳しい状況でも前を向き、牛達と向き合いながら、家族のためにって頑張っている。その姿に、私達が背中を押されることも多くて。

 宮島先生のブログにある「支えるつもりが、いつの間にか支えられていた」という言葉は、本当にそのとおりだなと思いました。私達は情報を届ける立場ではありますが、取材でのやり取りや、ふとした雑談に、心をほぐされることがあります。

 酪農の仕事の大変さは、日々の取材で感じています。でも同時に、その大変さのなかにある、あたたかさや強さ、誇りのようなものも、確かにあります。それをどう届けるか、どう伝えていくか。私達の役割をあらためて考えさせられたブログでした。

……と、長々と書いてしまいましたが、編集部員のちょっとした独り言ということで、どうかご容赦を。
気になった方は、ぜひ先生のブログを読んでみてください。

▼記事はこちらから読めます
https://rakuconne.net/journal/1403/