【奈良県・J1タケダファーム】新築哺育牛舎で見つけたアイデア

先日、奈良県のJ1タケダファームさんを取材させていただきました。テーマは「ロボット」。
J1タケダファームさんではバッチ式ミルキングロボットを稼働させ、1日3回搾乳を少人数で効率良く行なっています。

そして最近、新たに哺乳牛舎を建設しフィードステーション(哺乳ロボット)を導入しました。新しい牛舎内を見せていただくのは、気持ちの良いものです。
子牛達は衛生的で乾燥したペンで各々、のんびりと過ごしています。

ふと天井を見上げると、見慣れないものが。それが写真のファンです。パネルファン4枚を一つのファンとして組み合わせたもの。
大型のファンを設置するとコストがかかります。そこで「コスト削減で思いついた」と竹田さんは言います。

現場にはさまざまな工夫があります。取材時にはふと目につくこともあります。皆さんの牛舎ではオリジナルの工夫はありますか?
面白い工夫があれば、ぜひ教えてください。

新刊『完結編 「乳」からのモニタリング』予約受付開始!

新刊『完結編 「乳(にゅう)」からのモニタリング~乳検成績を活用して~』(4月12日発行)のご注文予約受付を開始しました。
以下のサイトからお願いします。
https://dairyjapan.base.ec/items/101948882

『完結編 「乳(にゅう)」からのモニタリング~乳検成績を活用して~』
田中 義春 著 (元 北海道専門技術員、デイリーサポート・タナカ)
A4判/230頁 4,950円(税込)

酪農現場で待望の『「乳(にゅう)」からのモニタリング』(通称『乳(にゅう)モニ』)が、13年ぶりに、新たな装いで再編されました。今話題の、「脂肪酸(FA)」「ケトン体(BHBA)」「乳中遊離脂肪酸(FFA)」からのモニタリング、さらに「参考:生乳生産からのモニタリング」などが盛り込まれています。

「乳からのモニタリング」とは、乳量や泌乳傾向、乳成分・乳質など、バルク旬報や乳検成績の数値から、牛群および牛個体の「健康度」を読み解くもの。これにより、不調や疾病などの早期発見・予防ができ、飼養管理・環境の改善ポイントを判定することもできます。

経営規模の大小、自給飼料・購入飼料の違い、さらに繋ぎ飼い、フリーストール、フリーバーン、放牧、はたまたパイプラインミルカー、ミルキングパーラー、搾乳ロボット……。酪農現場の経営スタイルはさまざまですが、「乳からのモニタリング」はそれらすべてにおいて、最もコストがかからず、今すぐ・誰でも「できる」現場技術です。

【内容】
第1章 乳量からのモニタリング……34項目
第2章 乳脂率からのモニタリング……13項目
第3章 脂肪酸からのモニタリング……24項目
第4章 乳タンパク質率からのモニタリング……16項目
第5章 乳脂率と乳タンパク質率(P/F 比)からのモニタリング……14項目
第6章 乳糖率からのモニタリング……11項目
第7章 乳中尿素窒素(NUM)からのモニタリング……22項目
第8章 体細胞数からのモニタリング……21項目
第9章 ケトン体(BHBA)からのモニタリング……20項目
第10章 乳中遊離脂肪酸(FFA)からのモニタリング……13項目
参考 生乳生産からのモニタリング……17項目

母の目で育てる—こだわりの哺育管理

皆様、こんにちは!
本日は最新のDairyJapan4月号のご紹介をします。

DairyJapan4月号の特集ルポ2では、栃木県のI牧場を取材しました。
こちらでは、母のように子牛を見守り、健やかな成長を支える温かい哺育管理が行なわれています。

哺育期の健康管理は、その後の成長や生産性を左右する重要な時期。
だからこそ、一頭一頭に目を配り、最善を尽くすことが求められます。

哺育を担当するIさんは、子牛のわずかな異変も見逃さず、早期発見と適切な対処を徹底。徹底した消毒や換気、寒冷ストレス対策など、環境管理にも工夫を凝らし、健康な成長を支えています。

さらに、地域の酪農家との情報共有を積極的に行ない、新しい知見を取り入れながら日々の管理を進化させているのも特徴です。

この熱意と工夫に満ちた哺育管理の詳細は、DairyJapan4月号で!ぜひご覧ください