一般企業のような働き方を実践

先日伺ったK牧場では、ご家族以外に4名の雇用をしており、皆さんシフト制で週休2日を確保できているんだそうです。

シフト管理がすごいです。私も自転車屋さんで働いていた時によく作りました。

エサも発酵TMRを手作り。良いエサを作るためにとのことです。

ロールベーラー。はじめて見ました。もはやTMRセンターですね。グルグル巻いているところ見たいな。

さまざまなものをご自身で作ったり設置したりしているようで、なんだか楽しそうでした。

将来長く働いてもらえるような企業を目指しているとKさん。将来の酪農家を育てるべく日本人を積極的に採用しているようです。

着実で前向きな方針と地の利を活かした経営努力で農場の皆さんもやりがいを持って働いていました。

 

 

乳房炎と付き合っていくには~書籍レビューブログ13~

先日行なったDJオンライン座談会において酪農家のIさんら、「乳房炎が発生した際にその原因菌について詳しく知り、対処がすぐにできるようになったことで効果が表れた」とこちらの書籍を紹介していただきました。

 

最新 乳房炎コントロール~損失を最小限にする~

三好 志朗・三浦 道三郎 著 3520円(税込)

本書では、乳房炎を一括りにせず、原因菌ごとの特徴や対策、モニタリング法などについて記載されており、乳房炎の発生する可能性・原因を考えて対処できるようになる方法を紹介しています。明確な道筋が立てられて説明されているので、乳房炎と付き合っていくうえでは欠かせない一冊となっています。参考にしてみてください!

 

日本を感染症から守る人達

こんにちは。いつもDairy Japanを読んでくださりありがとうございます。

9月に突入し、オリンピックや共進会でハッピーなはずの2020年も新型コロナ一色で過ぎてしまいました。残り3分の1の2020年はどうなるんでしょう。予想もつきません。ウイルスとは突如として変異するものらしいですから。

 

人と同様に牛の感染症も常に気を付けなければなりません。気を付けること多すぎですね。ただ、そんな感染症対策にも、皆さんの万が一を助ける機関がり、日々研究が進められているんです

先日取材に伺った東京都の「農研機構 動物衛生研究部門」では、牛や豚を脅かすウイルスを徹底的に調べつくし、日本をウイルスから守る最強の研究機関としての役割を見せていただきました。

 

その様子は9月5日に発売される増刊号『Dairy PROFESSIONAL』Vol.18にばっちりレポートしておりますのでぜひご覧ください!

牛舎設備の課題を解決!~書籍レビューブログVol.12~

こんにちは。細々と続けている書籍の紹介ブログですが、業界に入って日の浅い私が読んで勉強になったことや感じたことを中心に書いております。一般人のレビューブログのようなイメージです。と今更ながらお伝えしておきます。

「牛舎」と一握りに言っても規模や形態はさまざまですよね。今はいろいろな選択肢があります。先日、やはり新しく牛舎を作るとしても繋ぎにすると思う。なんてお話も耳にしました。それぞれの良さがあるようです。

ただ一貫して言える必要なこともあると思います。例えば……

 

「牛のストレスを極力減らせるか」「人が効率よく負担少なく働けるか」「牛の生活・行動に基づいているか」などは共通して必要条件だとこの書籍を読んで感じました。

『Dairy PROFESSIONAL Vol.11』~牛の行動から施設デザインを考える~

牛の本来の行動、感じやすいストレス、一日の理想的な活動などの解説を基に、搾乳牛舎・パーラー・移行期牛舎・フリ―ストール・飼槽・水槽・通路・照明・換気について理想の形態や外せないポイント、最終的な理想の設計図などが細かく載っていました。

「施設の交換なんてめったにできるものじゃない」と私も最初は読みながら思っていたんですが、0からの設計図攻略本ではないので本書の考え方のを知っていると、「ちょこっと修繕」の時にとても役に立ちます。

今後も設備については色々な流行が出てくるかと思いますが、この考え方は左右されるものではないな思いました。

生産者の皆さん。牛舎にどこか手を入れたいと思っている方、おススメです。

 

 

ウシの気持ちを知りたい~書籍レビューブログVol.11~

農場で働く酪農家の皆さん、従業員の皆さん。牛の声が聴けたならどれだけいいことか。と思ったことはありませんか?「今!今乾草食べたい!」「今肢痛くて歩くのしんどい」「ちょっと一服したい(おっとこれは人間の声でした……)」って。

声が聞こえてきたらすぐに対応できますよね。当然そんな声は聞こえず、楽なものではありませんよね。しかし「習性」というのは一つ、牛達が発信するシグナルの一つです。

『牛の習性を理解して技術で分娩前後をのりきる』

 

田中 義春 著 3619円+税

そんな牛達の発信するシグナルを読み解き、一乳期のなかで起きる牛の欲求や行動を理解することができます。

今までご紹介したものは、発情発見~受胎率UPに必要な方法などでしたが、本書はそこで牛が表す行動を示し、適切な対応を取れるように解説しており、そのうえで乾乳~分娩~泌乳の生産性を高めるには何が必要かを教えてくれます。

牛の嫌がる環境や喜ぶ環境の説明、分娩前後に必要な栄養や環境の説明など。分娩を基準にした一乳期の乳牛管理について幅広くまとまっているので、これ一冊で得られる情報が多いです。経営者のみならず、携わる方全員に役立つと思いました。