「支えるつもりが、支えられている」—酪農の現場で感じること

こんにちは!

 先週「らくコネ」に、あかばね動物クリニックの宮島先生から、とても胸に響くブログをいただきました。いつもは搾乳手技についてなど、具体的なアドバイスを寄せてくださっているのですが、今回は「酪農を支える者としての想い」が綴られた内容でした。
 読みながら、取材先で感じていたことと重なる部分がたくさんありました。

なかでも、長年酪農を続けてこられた方の「ごつい手」に触れたくだり。
自分が取材で見てきた酪農家さん達の手を思い出しました。大きくて分厚く、傷があったり、でもどこかあたたかい。あの手はいつ見ても、牛や家族を守ってきた時間と覚悟がにじんでいるように感じます。

 取材で現場に足を運ぶなかで、日々、この情勢をどうにか乗り越えようとする酪農家さんの姿に触れることがよくあります。厳しい状況でも前を向き、牛達と向き合いながら、家族のためにって頑張っている。その姿に、私達が背中を押されることも多くて。

 宮島先生のブログにある「支えるつもりが、いつの間にか支えられていた」という言葉は、本当にそのとおりだなと思いました。私達は情報を届ける立場ではありますが、取材でのやり取りや、ふとした雑談に、心をほぐされることがあります。

 酪農の仕事の大変さは、日々の取材で感じています。でも同時に、その大変さのなかにある、あたたかさや強さ、誇りのようなものも、確かにあります。それをどう届けるか、どう伝えていくか。私達の役割をあらためて考えさせられたブログでした。

……と、長々と書いてしまいましたが、編集部員のちょっとした独り言ということで、どうかご容赦を。
気になった方は、ぜひ先生のブログを読んでみてください。

▼記事はこちらから読めます
https://rakuconne.net/journal/1403/

【らくコネ】酪農に対する想い

厳しい酪農情勢のなか、それでも牛と向き合い、懸命に生きる人たちへ。

日々、酪農家さんを支える獣医師がどんな想いで仕事に向き合っているのか——
「酪農家さんをサポートしているつもりが、いつの間にか自分のほうが励まされている」
そんな言葉が心に響くブログを公開しました。

▼記事はこちらから
https://rakuconne.net/journal/1403/

母の目で育てる—こだわりの哺育管理

皆様、こんにちは!
本日は最新のDairyJapan4月号のご紹介をします。

DairyJapan4月号の特集ルポ2では、栃木県のI牧場を取材しました。
こちらでは、母のように子牛を見守り、健やかな成長を支える温かい哺育管理が行なわれています。

哺育期の健康管理は、その後の成長や生産性を左右する重要な時期。
だからこそ、一頭一頭に目を配り、最善を尽くすことが求められます。

哺育を担当するIさんは、子牛のわずかな異変も見逃さず、早期発見と適切な対処を徹底。徹底した消毒や換気、寒冷ストレス対策など、環境管理にも工夫を凝らし、健康な成長を支えています。

さらに、地域の酪農家との情報共有を積極的に行ない、新しい知見を取り入れながら日々の管理を進化させているのも特徴です。

この熱意と工夫に満ちた哺育管理の詳細は、DairyJapan4月号で!ぜひご覧ください