写真は先日訪れた宮崎県で撮影した畜魂碑です。平成22年4月に発生し猛威を振るった口蹄疫。それによって殺処分を余儀なくされた牛を祀って建てられたものです。畜魂碑に手を合わせ、改めて口蹄疫の脅威と牛達、そして農家さんの無念さを感じました。
さて1月28日、韓国農林畜産食品部は、京畿道安城(アンソン)市の牛飼育農場において、2018年4月以来約8ヶ月ぶりに口蹄疫の発生を確認したと発表しました。また昨年だけでも、中国の各地で口蹄疫が発生しています。
そして昨年9月に26年ぶりに国内で発生した豚コレラは、2月6日までに岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府での発生が確認され、国内の畜産に大きな影響を与えています。
これらの家畜伝染病の脅威は、言わずもがなです。現代は世界的な規模でモノや人が行き来します。酪農経営においてもすべてを自己完結させることは不可能です。
写真整理中に目に留まった畜魂碑。こうした悲劇を二度と繰り返さないために、ぜひ、バイオセキュリティ意識をしっかりと高め、できうる最高レベルでの対策に取り組んでください。

マニュアル

本日は初夏前に発刊を計画している新刊書籍の打ち合わせなどで、静岡県の某牧場にお邪魔しています。

打ち合わせ前に目についたのが、哺乳舎前に置かれたカーフウォーマー。寒いこの季節、カーフウォーマーの恩恵に預かったという方も多いのではないでしょうか。

カーフウォーマーには出生直後のリッキングからカーフウォーマーでの子牛の温め方、そしてその後の保温についてマニュアルが貼られていました。

「使うときにすぐ確認でき、最良のコンディションを確保する」ーーこのマニュアルには単に機材の取り扱い方だけでなく、大切な子牛を最適な状態に保ってあげるための管理方法もプラスされていました。
まだまだ寒い季節が続きます。ご自身の体調管理はもちろん、寒さに弱い子牛のケアも十分にお気をつけください。

猪突猛進の年に

弊社では、本日が仕事納めの日です。Dairy Japan本社のある東京は冬晴れの天気です。年末に向けて寒波が到来し、とくに日本海側を中心に大雪に見舞われている地域もあることと思います。年末のあわただしいなかではございますが、十分にご注意ください。
さて、今年を振り返ると大阪を中心とした地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震など多くの自然災害に見舞われました。またそれらの災害によって、生乳の流通にある課題も浮き彫りになったのではないでしょうか。
酪農の現場ではさまざまな生産性向上やリスクマネジメントの取り組みが行なわれています。Dairy Japanでは2019年もそうした各地の取り組みを取材し、「いつでも安心して、安全な牛乳を飲んでもらう」ことをサポートしていきます。
来るべき2019年が皆さまにとってこれまで以上にハッピーで、より充実した年になりますように。
そしてDairy Japanは誌面を通じて、皆さまの経営向上のお手伝いをすべく、亥年にちなんで「猪突猛進」で取材・誌面作りに取り組んでいきます!
今年も皆さまには大変お世話になりました。来年もどうぞDairy Japanをご愛顧いただきますよう、お願い申し上げます。

興味津々

11月16日のスタッフブログで紹介した松下牧場の視察の続きです。
松下牧場は搾乳ロボット「VMS」で53頭搾乳をしています。繋ぎ牛舎での搾乳を合わせると、90頭搾乳です。
視察した酪青研関西協議会のメンバーは、VMSでの牛群管理はもちろん、ハードナビゲーターを積極的に活用したハードヘルスに興味津々の様子でした。
発情発見はもちろん、妊娠継続の確認や乳房炎の早期発見などできることの多いハードナビゲーター。今回参加した酪農家は、それらを飼養管理に活かす松下さんと、その説明に感銘を受けていました。
松下牧場ではクリーン&ドライな環境の整備はもちろん、乳房炎ワクチンの摂取による大腸菌性乳房炎の予防、そしてハードナビゲーターでの早期発見により乳房炎によるロスは大幅に低減できたとのこと。
それにしても、施設やソフトウェアを説明する松下さんの屈託のない笑顔は、本心から酪農を愛しているのだなと感じさせてくれました。

快晴の富士

一昨日は日本酪農青年研究連盟主催の第70回日本酪農研究会にお邪魔しました。今回の開催地は静岡。
黒澤賞に輝きました幌延地方連盟・南川口研究会の高原弘雄さん、おめでとうございました。
翌15日は関西方面からいらした酪農家さん達と、朝霧高原の酪農家2軒を視察しました。
搾乳ロボットを上手に活用する実践例、大規模経営の運営など取材時とはまた違った形で酪農家さんの話を聞くことができました。参加された酪農家さんの質問も、同業の酪農家さんならではのものもあり参考になりました。
さて、写真はその際に撮影した富士山です。
私はどうも、取材時に晴天に恵まれないことが多く、せっかく朝霧にお邪魔してもきれいな富士山を望むことが多くありません。
そんななか、15日は絶好の観光日和。名峰富士を遮るものなく見ることができました。穏やかな小春日和のなかで視察を行なうと、テンションが上がります。