小回りが効いて便利

1月4日16時に農林水産省が発表した令和6年能登半島地震にかかわる農林水産関係の被害状況によると、石川県では畜産農家で停電18件、断水46件、施設損壊32件、集乳不可など32件をはじめとして、多数の報告があげられました(https://www.maff.go.jp/j/saigai/attach/pdf/r6notojishin-16.pdf)。数値は速報値ですが、これ以上の被害拡大がなく、また一日も早い復旧・復興を願って止みません。被災された方々には改めて、心よりお見舞いを申しあげます。

さて、写真はPC内を整理していた際に見つけた宮崎県のY牧場での一コマ。手押し、エサ寄せロボット、ローダーなどいろいろな方法でエサ寄せが行なわれていると思います。Y牧場では4輪バギーを改造したエサ寄せバギーを使っていました。小回りが効くうえサイズもコンパクト、さらに牛舎外の悪路にも強いので牛舎間もスピーディに移動することができます。

写真の女性は視察でご一緒した酪農家さん。初めてのエサ寄せバギーもなんなく乗りこなすことができました。これはおすすめ!

お見舞い

令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申しあげます。

一部地域で現在も搾乳や集乳ができない状況にあると伝えられており、一日も早い復旧と復興、そして被災された皆様が穏やかな日常をお過ごしいただくことを願って止みません。

推し活

先日、ある酪農経営発表大会の会場で、耳に大きな黄色のピアスをしている女性を見かけ、声をかけさせていただきました。

よく見ると、見慣れた形。そう耳標型のピアスです。

牛の耳標を忠実に再現したピアス(イアリングタイプもある)にはしっかりと10桁の個体識別番号が。「この番号、検索する何がヒットします?」と聞くと、「私の推し牛です!」と笑顔で答えてくれました。

アイドルやバンド、アニメキャラなどさまざまな推し活がありますが、推し牛と耳標を共有する推し活にとても興味を覚えました。

ちなみに写真を見ていただくとわかると思いますがサイズはかなり大きいです。経営発表大会の会場でも注目されたようで、多くの方に声をかけていただけたとのことでした。

笑顔が絶えない学生生活

先日、岡山県の中国四国酪農大学校を訪ねました。
同校では酪農家の子弟だけでなく、さまざまな学生が実践的に酪農を学んでいます。
将来、新規就農を夢見る学生や実家の酪農経営を継承するなど、夢はさまざま。
しかし皆に共通するのは、牛に接する際の笑顔。本当に嬉しそうに、そして楽しそうに酪農を学んでいます。こうした笑顔に接すると、酪農の将来は明るいと確信します。
飼料や資材費の高騰など、酪農を取り巻く環境は厳しいものがありますが、彼ら彼女達の若いパワーが酪農業界の将来の力につながると信じてやみません。

秋晴れのなかの酪農イベント

10月14日、栃木県那須塩原市で開催された「栃木県酪農フェア2023」にお邪魔しました。同フェアは5年ぶりの開催。澄み渡る青空が広がる会場には、酪農関係者のほか多くの消費者も訪れていました。

同時開催された「第31回栃木県ホルスタイン共進会」には、県内から約100頭の乳牛が出品。秋晴れの空、緑のリンクに美しいホルスタインがよく映えていました。コロナ禍が一段落し、多くの酪農の仲間が、そして酪農ファンが集まるイベントは酪農を盛り上げるために必要なことだと改めて実感しました。こうしたイベントが末永く続くことを願ってやみません。