気持ちの良い哺育環境

日々の寒暖差、そして昼夜の寒暖差が激しく、服装のチョイスが難しいシーズンになりました。皆様、風邪をひかないようお気をつけください。

さて、先日取材させていただいた兵庫県のH牧場さまでの一コマです。お邪魔させていただくたびに、きちんと整った牛舎環境に驚かされます。写真は哺育舎内部の様子です。いつ見ても、常に同じ状態。すなわち清潔で整った環境です。換気も良好で子牛達は気持ち良さそうに横臥しています。

とくに哺育期間の衛生と換気は下痢や肺炎に関わってきます。これだけ清潔で換気も良好なら、トラブルは少なそうですね。

搾乳牛舎も乾乳牛舎も同様に、常に衛生的で良好な換気が行なわれています。

ちなみに事務所の内外も常に超きれい! だからスタッフの皆さんも「きれいが当たり前」なのでしょう。

スマホって便利ですね

いまや生活に欠かせないスマホ。本来の機能である通話はもちろん、各種決済やナビゲーション、読書に写真撮影など多数の機能がありますね。電車に乗れば、ほとんどの乗客がスマホを覗き、かつてのように新聞を畳んで読むような姿はほとんど見られなくなりました。

そんなスマホで酪農向けに画期的な機能の研究が行なわれています。それはスマホで撮影した写真で子牛の体重を推定するというもの。研究は広島大学と民間企業、酪農団体などが共同で行なっているそう。

Apple社製・iPhone12PROiPhone12PRO MAX以降に搭載された「LiDAR」というレーザースキャナーを使って体高を測定し、広島大学などが研究したロジックに基づいて体重を推定するものだそうです。研究に携わった同大学に聞けば、精度はとても高く、安全で労力もかからずに推定できると言います。iPhoneのPROシリーズ(3眼カメラ搭載モデル)のみに搭載されたスキャナーを使うため、誰でもというわけにはいきませんが、精度の高い体重を推定できれば哺育・育成管理にかなり役立つことは間違いなさそうです。

そういえば、最近の飲食店は自分のスマホで料理や飲み物を注文するスタイルが増えつつありますね。そんな店に入ったときにスマホのバッテリーの残量が少ないと、ハラハラしちゃいます。

 

【らくコネミニ酪農講座】杉野の部屋vol.5NG乳 菌の生えない乳房炎

弊社がお届けする総合酪農サイト『らくコネ』のミニ酪農講座。「杉野の部屋」Vol.5をアップいたしました。今回はNG乳 菌の生えない乳房炎について広島大学大学院統合生命科学研究科・生物生産学部の磯部直樹教授をお迎えして解説していただきます。ぜひご覧ください。

杉野の部屋vol.5NG乳 菌の生えない乳房炎

ジャージーのポテンシャル


こんにちは。相変わらず暑い日が続いているようです。私はコロナ禍をまたぎ、数年ぶりに米国へ出張中です。
米国での取材の模様は今後、月刊「Dairy Japan」で紹介していきます。
さて、そんな取材でお邪魔したニューヨーク州のロートンジャージー農場はジャージー種乳牛を95頭管理する農場です。写真を見ていただければ一目瞭然、牛体は汚れがなくとても丁寧に管理されていることがわかります。また、数人で視察しているなかにあっても、乳牛達はゆったりと横臥・反芻し、とても落ち着いている様子でした。
農場主のティムさんにお話を伺うと、牛群の平均乳量は32から34kg程度で最も乳量の高い乳牛の年間乳量は1万8000kgを超えると言います。乳脂肪は4.5%と高く、乳量もホルスタイン並。ジャージー種のポテンシャルを改めて知ることができました。
詳しくは今後のDairy Japanで!