海外視察を1冊に

Dairy Japanをご愛読いただいている皆様の元には届いているかと思いますが、Dairy Japanは毎月の月刊誌に加えて年に3冊、増刊号を発行しています。

そして、2025年の1月増刊号から、タイトル・内容を刷新し、『Dairy Biz』シリーズが始まります!

創刊号となる『Dairy Biz 01』では、海外の酪農情勢と、もっと「経営」に詳しくなれるノウハウをご紹介しています。
いろいろなものの価格が高くなり、海外視察に行きづらい状況のなかで、「それでは現地から情報を送ってもらおう!」ということで、世界5カ国の酪農業界で活躍する方々から、現在の国ごとの酪農情勢や農場の紹介をしていただきました。

5カ国を見比べるだけでも、考え方や実施していることが日本とは違い興味深かったですし、「日本でもこの分野はいずれ注目が集まるのでは」と思うところもありました。
現地から生の声を一度に紹介できるのは、雑誌の強みだと感じました。ぜひ目を通してみてください。

届いていない方は、増刊号だけのご購入ができますので、ぜひ弊社ウェブストアでお買い求めください。

オンラインストアはこちら
https://dairyjapan.base.ec/items/96411473

 

Dairy Biz 創刊号のご案内

 Dairy Japan臨時増刊号が新しくなりました。
 《Dairy Biz》というタイトルで、本誌をご購読いただいている皆様のお手元に届いた頃と思います。


 これからを生き抜く「酪農経営力」を!
 世界の酪農と日本の未来、経営に活かすヒントを一冊に

 創刊号となる『Dairy Biz 01』では、世界5カ国の最新酪農情勢や現場情報を集め、経営に役立つヒントをまとめました。
 さらに「ビジネス思考で酪農を考える」をテーマに、コスト削減や収益向上につながる具体的な経営見直し戦略を解説。前年の経営を振り返り、次年の目標を立てられる特製シートも付属。
 新しい視点で酪農経営を見直す起爆剤となる一冊です。


★詳しい内容やご購入はこちらから♪
 Dairy Biz 01【特集】世界の酪農を覗いてみた
★本誌と併せてご購読できます。
 月刊Dairy Japan 定期購読
☆バックナンバー(Dairy PROFESSIONAL)も大好評発売中!
 Vol.30【特集】健康で高い増体の子牛を育てる
 Vol.29【特集】乳房炎防除の最新研究
 Vol.28【特集】世界で注目の酪農研究――ADSAから 他

ぜひお聞きを!「Dairy Japan 12月号の見どころ」(Chick Talk)

家畜診療獣医師「あしなか」先生が配信しているポッドキャスト「Chick Talk(チックトーク)」で、「Dairy Japan 12月号の見どころ」が紹介されました。
https://open.spotify.com/episode/68qaBuoGPYmttBfSATBu2t
当ポッドキャストでは、酪農・畜産を中心としたグローバルな話題が、軽快でユーモア溢れたトークで紹介されています。
すきま時間や移動の合間などに、ぜひお聞きください!

作業性と快適性の両立

明けましておめでとうございます。昨年は酪農家戸数1万戸割れなど、依然として酪農を巡る情勢には暗いニュースが多かったように感じましたが、今年こそ酪農に明るい、希望の光が降り注ぐことを願ってやみません。皆様、本年ももどうぞよろしくお願いいたします。

さて写真は先日お邪魔した三重県のある農場でのワンショットです。この農像では和牛子牛も多数管理しており、和牛子牛はカーフレールで哺乳しています。和牛哺育牛舎は基本的にオールイン・オールアウトで管理し、清潔で衛生的な環境を維持しています。

ふとハッチの床面を見ると、いくつか面白いポイントがあったので撮影させていただきました。その一つは床面が作業通路より一段高くなっていること。これは作業者が腰をかがめずに作業するための工夫です。もう一つは床面に黒いビニールが敷かれていること。これはオールアウト後の洗浄・消毒作業において、コンクリートの土間ではどうしても洗浄に時間がかかるため、あらかじめ子牛導入前に土間をビニールで覆い、汚れを付くにくくするためのものと聞きました。さらにもう一つは寝床のもみ殻の下に細かなスノコを敷いておくこと。プラスチック製で細かな網目のタイルを敷き詰めたような感じでしょうか。寝床の尿など水分を逃がすためのものです。

ちなみにこの寝床ですが、約1%の勾配を設けることで、より水分の排出を促す構造になっています。