読者プレゼント『酪農学習シート:特別版』(無料)

Dairy Japan ご愛読の感謝を込めて、読者の皆さんに、本誌付録で大好評の『酪農学習シート』(北海道苫前町酪農家・伊藤沙智さんデザイン)の“特別版”(PDFファイル)を無料プレゼントします。
今回の“特別版”は「長さのワークシート~身近なもので覚えておくと便利かも~」です。

【入手方法】
Dairy Japan ホームページ(https://dairyjapan.com)>「読者プレゼント」からダウンロードしてください。
パスワードは『Dairy Japan 2024年1月号』の16ページに書いてあります。

幸せな牛達

北海道上川管内のT牧場です。
牛舎に入らせてもらった瞬間、きれいな牛体(蹄も尻尾も)、ゆったりとした牛の仕草に目が奪われ、牛達がとても幸せそうに見えました。
そのことをTさんに伝えると、「それこそ私達が目指していること。牛達が『ここに生まれてきて良かった』と思ってくれたら、それこそ本望なのです」と優しく答えてくれました。
酪農家さんの原点に触れた気がして胸が熱くなりました。

滑走事故防止

十勝管内のN牧場は、フリーストール牛舎の床に溝切りを施工したうえに、ほとんどの牛にスプリットガードを装着して以来、転倒事故がなくなりました。
滑走事故による股関節脱臼のリスク要因は、
・初産牛
・肢蹄の悪い牛
・滑るフリーストール牛舎通路
などで、分娩後から泌乳ピーク前後に多いことがわかっています〔Dairy Japan 2021年10月号「滑走防止バンド:その使いどきは?」(杉本貢紀)〕。
牛にも経営にも痛ましい滑走事故を防ぎましょう。
※詳細はDairy Japan 11月号

白黒つけよう

和牛(黒毛和種)は市場価格の下落傾向が深刻ですが、依然として生産コスト高に悩まされる酪農は、収入確保で和牛ETを検討されている方が少なくありません。
そこで参考になるのが、「白黒つけよう くしろの酪農・畜産」をキャッチフレーズとした『酪農家の和牛子牛生産に向けた手引き~入門編~』です。
これは北海道釧路総合振興局の農務課と農業改良普及センターが作成したパンフレットで、和牛子牛生産における費用対効果、ホルスタインと和牛の違い、技術的課題として「乾乳期の管理」「出生時の対応」「飼養環境」「哺育」などが、とてもわかりやすく解説されています。
このパンフレットは、北海道釧路総合振興局のホームページからダウンロードできます。
https://www.kushiro.pref.hokkaido.lg.jp/fs/8/3/3/4/8/5/5/_/%E9%85%AA%E8%BE%B2%E5%9F%BA%E7%9B%A4%E3%82%92%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E5%92%8C%E7%89%9B%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%90%E7%AC%AC2%E7%89%88%E3%80%91.pdf

詳細はDairy Japan 10月号の特集ルポで。
https://dairyjapan.com/backnumber/dairy-japan-2023%e5%b9%b410%e6%9c%88%e5%8f%b7/

スタッフミーティング

うかがったのは十勝管内O牧場(酪農部門320頭・肉牛部門900頭・従事者16名)。
この日は、酪農コンサルティング巡回のあと、毎月定例の酪農スタッフミーティングでした。

ミーティングの最初の議題は、乳検成績の確認と、それに関連する現場状況。
乳量傾向、泌乳立ち上がり、良かったこと・気になることなどが話し合われました。
足痛の牛を発見したら直ちに情報共有することを再確認し、LINEでの緊急連絡やホワイトボードにも記述するなどして早期治療を図ることを申し合わせました。

次の議題は、繁殖成績の確認と課題。
「ひと月の受胎頭数」の目標はクリアしていることが伝えられ、発情発見の徹底などが話し合われました。

続いての議題は……Dairy Japan 9月号で。