お金のかからないフットケア(護蹄)

十勝管内N農場で、定評どおりの、おとなしい牛群に感激しました。
どの牛も逃避距離(人が近づいていったときに牛が逃げようとしたときの間隔)が極めて短く、顔を触らせてくれるほどです。
「発情時は危ないけれど……」と前置きしながら牛に抱きつく畜主の様子を写真に収めました。

逃避距離が長ければ、牛の歩行速度は増し、歩行距離も増えます。
逃避距離が短ければ、肢蹄にかかる余計な負担は減ります。
ということは、牛と人の信頼作り、愛情溢れたハンドリング――これも大事なフットケア(護蹄)です。
そして、これはお金がかかりません。

※詳報はDairy Japan 8月号のルポ特集『うちの農場の蹄病予防プロトコル』で。

とにかく観ないとダメ!

平均日乳量40kg超をキープする十勝管内M牧場。そこでの乾乳期管理を取材させていただきました。
乾乳牛への、とことんリラックさせてあげる気づかい&愛情、筋肉回復を目的とした栄養などなど、きめ細かな管理を紹介してもらいました。

そして、最も大事なことは「牛を観ること」とのこと。
毛づや、足、肋張り(腹と体の充実)、食欲、食べ方(強さ)、糞の質と量……など、観察のポイントを聞きました。

詳報は今週発売されたDairy Japan 7月号で。

酪農家あるある連絡 LINEスタンプ

「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)にも便利な、通話メールアプリのLINE。
そこでさらに便利なのが、面倒な文字入力をせずに意図を伝えることができるスタンプですね。
北海道留萌管内の苫前町で、現在5人のメンバーで活動する、昨年立ち上げた酪農女性グループWindmillkは、LINEスタンプを作成してリリースしました。
これは「人工授精あり」「ブツあり」「様子がおかしい」「獣医呼びます」……等々がデザインされた“酪農家あるある連絡”用で、とても便利なものです。
入手するにはLINEのスタンプショップから「実用! 酪農連絡スタンプ」で検索してください。

無角牛

全頭の未経産牛ゲノミック評価(SNP検査)、未経産採卵(バージンフラッシュ)、雌雄選別精液(X精液)のフル活用で、牛群として最高のパフォーマンスを発揮するための後継牛を、最速の改良で次々と増やしている上川管内のK牧場。

ゲノミック評価を使った牛群改良にしてから「牛群が急速に変わってきた。2年後の牛群の様子も想定できる」とKさんは手応えを語ってくれました。

さらに、ゲノミックサイアで無角の遺伝子を持つ種雄牛を利用した無角牛を見せてもらいました。
無角種雄牛は、母牛が有角の場合でも産子はすべて無角になる遺伝子を持つタイプと、半分以上の確率で産子が無角になる遺伝子を持つタイプがあるそうです。
「除角はどうしている?」「うちは無角牛群だから」という会話がそのうち聞かれるかもしれませんね。

※写真は、無角遺伝子を持つ種雄牛の無角産子
※詳報は、Dairy Japan 6月号で

夜間に意外なことが起こっている

まわりに人がいない夜間の6~8時間中に、牛舎内の乳牛に何が起きているのか……実は意外なことが起こっていることがあるそうです。
さらに、夜間の「生産的行動」(横臥・採食・飲水)と「非生産時間」(立ったまま)を調べて、ほかの牧場と比較してみると、予想以上に大きな違いがあるそうです。

Dairy Japan 5月号『搾乳ロボット牛舎では夜間に意外なことが起こっている』をお読みのうえ、ぜひ以下にアクセスして、タイムラプス撮影(低速度撮影)動画をご覧ください。

どの牛が発情しているかわかりますか?→ https://youtu.be/YyKdYX9ZOjE