PLテスターの試薬は3プッシュで

北海道乳質改善協議会(11月22日)の事例講演で、「PLテスターの反応と乳中体細胞数との関係」と題して草場信之氏(北海道NOSAI)は、
・乳房炎を拡散させないためには異常乳の早期発見と、その対応が重要である
・体細胞数7万以上は乳房炎感染を否定できない
と前置きし、「PLテスターは体細胞数10万未満を判定する精度が求められる時代である」と述べた。

そして、PLテスター試薬の量を、等倍(2プッシュ)、1.5倍(3プッシュ)、2倍(4プッシュ)、3倍(6プッシュ)したときの反応と体細胞数を調査した内容を示した。
その結果、反応の明瞭さから見て、「1.5倍量(3ブッシュ)が推奨できる」と解説し、「早期発見のツールとして、もう少し高率に検出できる診断試薬の開発が望まれる」と述べた。