乾乳処置で「乳頭テーピング」は有効

乳房炎防除研究会02

北海道乳質改善協議会(11月22日)の事例講演で、JA伊達市・酪農家の白土健一郎さん(経産牛42頭)は、「乳質の向上に向けた取り組みについて」と題し、この3年間で取り組んだ内容として、施設改善、搾乳機械の更新、搾乳方法の見直し、飼養管理などを紹介した。

その成果は、体細胞数14万、リニアスコア2以下が47%、リニアスコア新規5が8%となり、乳房炎が減り、分娩間隔は448日が417日、個体乳量は7519kgが1万262kgとなった。

また、乾乳処置において、乳頭テーピング(乳頭マーキングテープ)は有効であることを紹介した。

写真=指を乳頭に見立てて、乳頭テーピングの仕方を紹介する、白土牧場の後継者・成太郎さん