牛舎の守り神?

皆さんこんにちは。

本日は、岩手県のK牧場に取材に行った際に見かけたモノをご紹介します。

取材中、フリーストール牛舎の片隅に見慣れない影が。近づいてみると「鳥?そんなはずない」と思いながらさらに近づいてみると予感は的中。それはまさしくフクロウでした。

もちろん置物で本物ではありませんが、かなりリアルな見た目をしています。

話を聞くと、牛舎の防鳥対策で設置したフクロウの置物だといいます。これ単体での効果はわからないということでしたが、牛舎はネットなどの対策も取っており鳥の侵入を防いでおりました。

鳥で鳥を防ぐという面白い発想でした。
その姿はどこか、牛舎を守る守り神のような眼差しで牛達を見つめているように見えました。

 

超巨大なサイロ

Dairy Japan9月号でカナダの粗飼料生産・輸出企業「Barr-Ag」社を紹介しています。取材時、何より驚いたのが「巨大すぎるサイロ」でした。
写真ではなかなか伝わりづらいかもしれませんが、よく見てみてください。

写真に入りきれていませんが、写っているのはコーンサイレージのスタックサイロです。
中央に人が確認できます。通常のバンカーサイロの何倍あるのか想像もつきませんでした。

同社の方にお話しを伺うと「サイロ詰めのときは、重機が砂場で砂遊びをしているようだ」と言っていました。
訪れたのは真冬でしたが、収穫期の様子も見てみたいものですね!


(写真提供=Barr-Ag社)

 

 

涼し気な散水

お盆を過ぎても暑い日が続きます。いまや、現場仕事をされる方々にとって空調服は標準装備のようになり、都内のコンビニエンスストアでも空調服を着た方をよく目にします。最近では水冷服と呼ばれるより冷却能力の高い服も販売されているようです。

さて、写真は先月お邪魔した牧場での一コマです。暑熱対策に悩むKさんが毎日取り組むのは牛舎前のアスファルトと牛舎屋根への散水です。たっぷりの水を屋根にかけると、牛舎内の温度が少々低下するようです。そして灼熱のアスファルトを冷やすことで、牛舎に入る空気の温度を下げる効果があるとか。青空の下で散水する姿はとても気持ちよさそうでした。

しかし灼熱のアスファルトに熱を奪った水に触れてみると、驚くほど熱い!どれほどの熱エネルギーがあるのかと思い知らされました。

この木なんの木?

こんにちは。

お盆も明け、暑さも和らいでくると期待していたのですが、そんはずもなく連日暑い日が続いております。それに加え首都圏では連日のゲリラ豪雨による予測できない雷雨で交通機関などにも影響がでております。
皆様、お気をつけてお過ごしください。

さて、今回は茨城県のM牧場を取材した際の一枚です。

この葉はアカシアの木の葉っぱです。
取材時の気温は30度を超え。とても暑かったのですが、牛舎を囲むように連なるアカシアの大きな枝と葉によって作られた日陰で牛舎の周りはとても涼しいと感じました。
増頭で牛舎を移動する際に数本のアカシアの木を現在の牛舎に移設し、現在の牛舎でも数を増やしていったそう。
アカシアは表面温度が低く、熱を吸収してくれる効果もあり、調べてみるとコアラは夏の暑い時期にはユーカリではなくアカシアの木を選んでしがみついていることが多いそうです。

こうした何気ない環境が暑熱対策にもつながっていると感じた取材でした。

通路を傷めずらいスクレーパー

先日訪れた

 

先日お邪魔したK牧場で発見したものです。

 

タイヤスクレーパー。

ローダーでの除糞の際に、金属のスクレーパーだと床面を削ってしまい、コンクリートの寿命が短くなってしまう恐れが。
溝を切ってある場合なども、溝の減りが速くなることも考えられます。

そういう背景から使用しているのが、タイヤを半分に切ったものを加工したスクレーパーでした。

海外の大きなトラックの廃タイヤなどを輸入して加工しているそうです。
確かにその辺ではまず見かけないサイズのタイヤで驚きました。