気持ちの良い哺育環境

日々の寒暖差、そして昼夜の寒暖差が激しく、服装のチョイスが難しいシーズンになりました。皆様、風邪をひかないようお気をつけください。

さて、先日取材させていただいた兵庫県のH牧場さまでの一コマです。お邪魔させていただくたびに、きちんと整った牛舎環境に驚かされます。写真は哺育舎内部の様子です。いつ見ても、常に同じ状態。すなわち清潔で整った環境です。換気も良好で子牛達は気持ち良さそうに横臥しています。

とくに哺育期間の衛生と換気は下痢や肺炎に関わってきます。これだけ清潔で換気も良好なら、トラブルは少なそうですね。

搾乳牛舎も乾乳牛舎も同様に、常に衛生的で良好な換気が行なわれています。

ちなみに事務所の内外も常に超きれい! だからスタッフの皆さんも「きれいが当たり前」なのでしょう。

こんなところに各地の牛乳が?

こんにちは。

皆さん、東京のJR秋葉原駅にある「ミルクスタンド」をご存知ですか?

JR秋葉原駅、総武線の5、6番線のホーム内の一角にある、
一際目を引くお店、ここがミルクスタンド「酪」です。

店頭にずらりと貼られた札には全国各地の牛乳の写真があり、普段から約30種類の商品が販売されています。
訪れる人達の、どの牛乳を飲もうかと考える姿が印象的でした。
最近ではインバウンド需要により海外からの観光客も増え多くの人で賑わっているそうです。

私も取材をしたときに我慢できず、牛乳とあんぱんを注文。
何度食べても最高の組み合わせでした。

皆様も秋葉原駅を利用する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

お店の詳しい様子はDairyPROFESSIONAL vol.30で紹介しておりますのでぜひご覧ください。

GOODネーミング

取材時に発見したGOODネーミングな道具をご紹介します。

「まくぞーくん」です。

明らかに何かを撒くために存在しているとしか思えない商品ですよね。
その名のとおり、肥料を畑に散布するために作られたものだそうで、袋に入れた肥料を背負いながら歩き、右に出ているホースから散布するようです。

T牧場さんではこれを牛床の石灰散布に使用しており、重宝しているとのことでした。
ネーミングセンスも工夫された使い方も素敵でした。

スマホって便利ですね

いまや生活に欠かせないスマホ。本来の機能である通話はもちろん、各種決済やナビゲーション、読書に写真撮影など多数の機能がありますね。電車に乗れば、ほとんどの乗客がスマホを覗き、かつてのように新聞を畳んで読むような姿はほとんど見られなくなりました。

そんなスマホで酪農向けに画期的な機能の研究が行なわれています。それはスマホで撮影した写真で子牛の体重を推定するというもの。研究は広島大学と民間企業、酪農団体などが共同で行なっているそう。

Apple社製・iPhone12PROiPhone12PRO MAX以降に搭載された「LiDAR」というレーザースキャナーを使って体高を測定し、広島大学などが研究したロジックに基づいて体重を推定するものだそうです。研究に携わった同大学に聞けば、精度はとても高く、安全で労力もかからずに推定できると言います。iPhoneのPROシリーズ(3眼カメラ搭載モデル)のみに搭載されたスキャナーを使うため、誰でもというわけにはいきませんが、精度の高い体重を推定できれば哺育・育成管理にかなり役立つことは間違いなさそうです。

そういえば、最近の飲食店は自分のスマホで料理や飲み物を注文するスタイルが増えつつありますね。そんな店に入ったときにスマホのバッテリーの残量が少ないと、ハラハラしちゃいます。

 

こだわりの牛舎設計

こんにちは。

本日は、岩手県のC牧場の様子をお伝えします。
C牧場はロボット搾乳牛舎で乳牛を管理しておりますが、牧場主さんは「牛の自然な生活」をとても大切にしており、フリーカウトラフィックを採用した牛舎設計となっています。
それに加え、放牧も取り入れている同牧場は、こういった管理形態により、ストレスが極力押さえられ、乳量や乳質に好影響をもたらしていると教えてくれました。

削蹄師だった経験を持つ牧場主さんの知恵と工夫で建設された牛舎は牧場主たくさんのこだわりが詰まっており、蹄病の低減にも力を入れています。

牧場の詳しい様子や取り組みはDairyJapan11月号で紹介しておりますので、皆様ぜひお楽しみに!

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