人も暑熱対策を

こんにちは。

本日の東京都内の最高気温は30℃と予想されていました。
5月だというのにこの気温では、先が思いやられます。
夏本番が近づくにつれて、各所でこうした気温の話題が増えてきますね。

さて、同時に毎年悩みのタネになる「暑熱対策」。
DairyJapan7月号の特集では、暑熱対策について触れていますので皆様ぜひ御覧ください。

熱中症に気をつけなければいけないのは牛だけではなく、人にも注意が必要です。
埼玉県のI牧場では2年前にパーラー内に従業員用の扇風機を設置したそうです。

これに限らず、こまめな水分補給と適度な休息をとりながら作業をして、熱中症対策しましょう。

カンタン暑熱対策

先日取材に訪れたG牧場。

夏場、窓から入る日光の熱が牛舎内の温度上昇に大きく影響を与えていると感じたYさんは、対策として軽いベニヤ板を窓の大きさに合わせてはめ込んでいました。

これが簡単で安価なうえにかなり効いているようで、「あるとないとでは全然違う」と絶賛!

すぐに試せるグッドアイデアでした。使用しないときは窓の下に立てかけてありますが、お子さん達のお絵描きボードとしても活躍しているようです。

また、窓は常に綺麗に掃除しているYさん。「光を取り込みたいときは、やはり汚れているよりも光が入ってくるし気持ちが良い」とのことでした。

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広告効果バッチリ

先日、岡山県のT牧場にお邪魔しました。取材前に着替えてきてくれたTさん。とてもインパクトの高いTシャツを着ていたので写真を撮らせていただきました。

地元の蒜山農業協同組合が販売する「蒜山酪農カフェオレ」そのままのデザインTシャツ。とくにインパクトが大きかったのは写真のバックプリントでした。

「チラシを刷って配るのも良いけど、これなら着ているだけで宣伝になる」とTさん。

成分表をバックプリントにするアイディアに感服しました。

蹄をいつもきれいに

群馬県のA牧場にお邪魔しました。今回のテーマは「蹄管理」。搾乳ロボットを備えたフリーバーン牛舎は、竣工から約3年と言います。

フリーバーンはコンクリート部分が少なく、蹄へのダメージは比較的少ない牛舎形態だと個人的に思います。

A牧場は年2回の定期削蹄のほか、月に1回程度、削蹄師に来てもらいケアをお願いしていると言います。

「フットバス使っています?」という問いに、嬉しそうに見せてくれたのがオートフットバス。搾乳ロボットからのリターン通路に設置されたオートフットバスを見ていると、「水の交換の様子も見ます?」と洗浄・交換の様子も見せてくれました。

フットバス内の水(週2日はフットバス溶液)が排水されると、強い勢いの水がフットバス内の汚れを洗浄。その後自動で水を張るという一連の流れを見させていただきました。搾乳ロボット設置エリアから飼槽に戻る際には、必ずこのオートフットバスを通過する牛達。いつもきれいな蹄を保てていると感じることができました。

今や必需品?

写真は先日お邪魔した兵庫県のF牧場での一コマです。

F牧場は生まれた子牛をお湯で洗って徹底的にきれいにし、その後タオルでリッキング。臍の消毒や初乳を与えてからカーフウォーマーで保温するのだと言います。分娩には必ず立ち会うFさん。分娩後速やかに、かつスピーディーにこれらの作業を進めることで子牛の事故が減ったと言います。

そういえば、最近では本当に多くの農場でカーフウォーマーを見るようになりました。暖冬とはいえ、まだまだ寒さの残るこの時期、子牛をより大切にケアしたいですね。