「酪農経営の国際比較」研究会:開催案内

2014 年 9 月 18 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM セミナー開催案内,未分類

Jミルクおよび乳の学術連合・乳の社会文化ネットワーク研究会では、世界における酪農生産の構造やその変化などに関する情報を収集するとともに、酪農経営の国際比較を行なうため、IFCN(International Farm Comparison Network)に加盟し、毎年開催される国際会議に、東京大学大学院の細野ひろみ准教授を派遣している。
そこでこの度Jミルクおよび乳の学術連合・乳の社会文化ネットワーク研究会は、IFCNにおける情報収集活動の成果を報告するため、「酪農経営の国際比較」研究会を開催する。詳細は下記のとおり。

日時:10月24日 15:30~17:30
場所:TKP大手町カンファレンスセンター
演題:「各国の酪農生産の動向と酪農経営の国際比較(仮称)」
東京大学大学院農学生命科学研究科 細野ひろみ准教授
ディスカッション:座長 名古屋大学大学院農学生命農学研究科 生源寺眞一教授
定員:100名
【申し込み・問い合わせ】
一般社団法人Jミルク 普及グループ 担当:豊澤
TEL:03-6226-6352 FAX:03-6226-6354

繁殖技術の研究発表――石狩AI研修会

Filed under: — djito @ 12:54 PM ニュース

石狩AI

石狩家畜人工授精師協会は9月17日、札幌市内で「第62回 石狩AI研修会」を開催し、約50名が参加した。

研究発表では、以下の9題が発表された(敬称略)。
「発情誘起した黒毛和種の受胎に影響する要因の検討」門田麻衣子(酪農学園大学・学生)
「超音波診断装置を用いた牛胎子の性判別技術の模擬練習法の検討」福田充紀(酪農学園大学・学生)
「乳牛の妊娠黄体数と双胎、季節、産次数および泌乳量の関係」御囲雅昭(石狩NOSAI南部家畜診療センター)
「道東地方のI農協の酪農家における牛胎子死の飼養頭数規模別の実態について」高橋俊彦(酪農学園大学)
「種雄牛のマスターベーション観察 Part 2」福地元(ジェネティクス北海道)
「ジェネティクス北海道交配相談サービスの効果とその検証について」藤元郁子(ジェネティクス北海道)
「黒毛和種牛における哺乳量および代用乳の栄養成分が子牛の発育に及ぼす影響」高山恵(酪農学園大学・学生)
「酪農学園肉牛農場の黒毛和種における生時体重と枝肉成績に及ぼす父牛と母の父の影響」片山美香(酪農学園大学・学生)
「歩数計を用いた肉牛の発情時、分娩直前・直後および放牧地の行動観察」近藤伸一(酪農学園大学・学生)

高橋俊彦教授は発表で、「飼養頭数規模が大きいほど胎子死数は多いが、胎子死率は低い傾向にあることから、胎子死は飼養頭数規模ではなく地域差があることが示唆される」と解説した。

その後の特別講演では、以下の3題が発表された(敬称略)。
「牛糞尿は地域の資源~バイオガス~」土谷雅明(土谷特殊農機具製作所)
「バイオガスプラントへの取り組み」松石尚武(エネコープ)
「再生可能エネルギーの全量買取制度に伴う電気の買取のご提案」小暮明大(エネコープ)

なお、北海道家畜人工授精師協会は10月16・17日に、札幌市で「第70回 北海道家畜人工授精技術記念大会」を開催する。
大会参加の申し込みは以下へ。
北海道家畜人工授精師協会 事務局 TEL 011-242-9655

フリーストール・ミルキングパーラー普及率は23%――北海道農政部

Filed under: — djito @ 7:50 AM ニュース

北海道農政部畜産振興課は9月17日、北海道内のフリーストール牛舎およびミルキングパーラー(搾乳ロボット含む)導入状況の調査結果を公表した。
これは今年2月1日現在の道内の搾乳農家6330戸を対象に調査したもの。
フリーストール牛舎を導入している酪農家は1558戸(道内搾乳農家比24.6%)、ミルキングパーラーを導入している酪農家は1468戸(同23.2%)、そのうち両方とも導入している酪農家は1459戸(同23.0%)で、前年度に比べて7戸増加している。

フリーストール牛舎の導入については、近年、新規整備数が減少傾向にあるとともに、廃止(離脱)数が増加していることから、微減の状況が続いている。
フリーストール牛舎を導入している酪農家のうち、100頭以上の経産牛を飼養している経営が過半をしめており、とくに十勝では、484戸のうち約1割の44戸が300頭以上の経産牛を飼養する経営体となっている。

ミルキングパーラーの導入については、先と同様の理由から、一桁台の増加数にとどまっている。
搾乳ロボットについては年々増加して144戸に導入されており、ミルキングパーラー全体の9.3%を占めている。
ミルキングパーラーを型式別に見ると、ヘリンボーン型が最も多く497戸(32.2%)、次いでパラレル型が371戸(24.0%)、アブレスト型が326戸(21.1%)となっている。
飼養頭数規模が300頭以上の経営ではロータリー型の割合も高くなっている。

「北海道農場HACCP研究会」11月に札幌で開催

2014 年 9 月 15 日

Filed under: — djito @ 9:01 AM セミナー報告

北海道農場HACCP研究会が11月に以下の内容で開催される。
●日時:11月15日(土) 12:30~17:00
●場所:北海道大学獣医学部講堂(札幌市北区北18条西9丁目)
●演題および講師
1)開会挨拶:北海道農場HACCP研究会会長・西村雅明
2)基調講演:「流通業界、消費者が求めている畜産物の安全性~農場HACCPに期待すること~」(株)セイコーマート・浦安昭宏
3)農場HACCP認証農場の取組について:「酪農場における取組」(有)藤井牧場・藤井睦子、「肉用牛農場における取組」(株)向陽畜産・川尾敏章、「養鶏場における取組」」(株)ホクリヨウ・廣瀬正文、(有)北海道種鶏農場・酒井幹雄、「養豚場における取組」(有)道南アグロ・日浅文男、(有)西原ファーム・高橋圭一
4)参加費:3000円
5)参加申込・問合せ:申込は、所属、氏名、連絡先(E-mailまたはFAX)、研究会終了後の意見交換会の参加有無を明記し、以下にE-mailかFAXで。
西村獣医科クリニック・西村雅明/E-mail:yobou-juui@nifty.com FAX 011-896-0582
6)参加申込期限:11月4日

秋田県の柴田瑞穂さんが最優秀賞

2014 年 9 月 12 日

Filed under: — admin @ 6:00 PM ニュース

全国農業協同組合連合会(JA全農)は9月12日、東京で第32回全農酪農経営体験発表会を開催した。全国から合計6名の酪農家がそれぞれの経験を活かした経営ならびに取り組みなどを発表した。
この経営体験発表会は、優秀な酪農経営体験者の経営内容や経営技術などの成果を広く紹介することで、酪農経営の安定・発展につなげることを目的としている。
受賞者は以下のとおり。

最優秀賞
柴田瑞穂さん(秋田県由利本荘市)
「引き継がれていくことを願って」

特別賞
知久久利子さん(千葉県野田市)
「バランスを大事にする牛飼いを目指して」
定本秀敏さん(島根県雲南市)
「里山放牧を活用した低コスト酪農を目指して」

優秀賞
田中洋希さん(北海道中標津町)
「新しい力と共に歩む”絡農”経営」
高宮城実一郎さん(沖縄県沖縄市)
「沖縄の気候に合った酪農を目指して~家族とともに歩む~」
河又潤さん(栃木県茂木町)
「地域と共に歩む経営」

また、第8回全農学生「酪農の夢」コンクールも同時開催された。全国から応募された作品のなかから選ばれた最優秀賞、優秀賞4名を含めた座談会が行なわれた。経営体験発表者(酪農家)へ、酪農家を夢見る学生達が質問を投げかけた。先輩酪農家達は、それに対し自らの経験を踏まえて丁寧に応えた。

最優秀賞
後藤田茜さん(北海道中標津農業高校)
「祖父が導いてくれた道」

優秀賞
碇谷のぞみさん(日本獣医生命科学大学)
「夢は酪農家」
安部竜司さん(大分県立農業大学校)
「反対されながらも夢を描いて」
安達萌花さん(岡山県立高松農業高校)
「牛のために~私の酪農の夢~」

新製法による「畜大パン」9月16日から発売――帯広畜産大学

2014 年 9 月 11 日

Filed under: — admin @ 9:07 AM ニュース

帯広畜産大学と敷島製パン株式会社(Pasco)は、北海道産小麦粉を使用した製パンに関する共同研究に取り組み、新しい製法を特許出願した。
そしてこのたび、その製法を活用した「畜大パン」を、地元のベーカリーである「石窯パン工房ポンパン」と使用許諾に関する契約を締結し商品化に成功したため、9月16日の12時から畜大生協で販売する。
販売品目は「畜大食パン」「北海道カボチャあんぱん」「十勝あずきぱん」「チョコチップスティック」の4品目で、当面、畜大生協のみで火曜と金曜日の限定販売となる。
同大学は、「『畜大牛乳』『畜大牛乳アイスクリーム』と同様に、本商品をとおして、本学をより身近に感じていただきたい」としている。

米国におけるソルガム生産と技術の将来

2014 年 9 月 10 日

Filed under: — admin @ 2:42 PM セミナー開催案内

アメリカ穀物協会は10月9日(木)に、米国ソルガム生産者団体(米国ソルガムチェックオフ)より講師を招き、標記のセミナーを開催する。
本セミナーでは、アメリカ穀物協会担当者よりソルガムの生産・需給に関する情報提供の後、ソルガムの収量の飛躍的増加をもたらす新品種の開発による将来増産の可能性について紹介する(逐次通訳付、参加費無料)。

詳細は下記を参照のこと。
出席連絡の締め切りは9月30日(水)。
FAX(03-6205-4960)、またはEmail:grainsjp@gol.comまで。

【開催日時】
2014年10月9日(木曜日)13:30(13:00開場)?16:30(予定)
【開催場所】
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ5F「ウィラード」の間
〒105-8576 東京都港区海岸1丁目16番2号
TEL:03-5404-2222(代表)
【内容】
13:30 開会
・「ソルガムの生産と需給(仮題)」
アルバロ・コルデロ(アメリカ穀物協会グローバルトレードマネージャー)
・「ソルガム新品種開発による将来増産の可能性(仮題)」
フロレンティーノ・ロペス(全米ソルガムチェックオフ)
16:30 閉会

鼻腔内投与型ワクチン「ティーエスブイ2」

2014 年 9 月 9 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:30 PM 新商品

 ゾエティス・ジャパン(株)は、牛の呼吸器病対策のための鼻腔内投与型ワクチン「ティーエスブイ2」の発売を開始した。本製品は汎用されている注射型のウイルスワクチンで防御しきれなかった時期を補完する、これまでにないタイプのワクチンである。

【特長】
・早い免疫賦与:投与後4日以内には防御能を獲得できる。
・安全:妊娠牛への投与も可能。温度感受性株を用いているため、体内深部ではワクチン株の増殖が抑制されるため安全。
国内初:国内初の鼻腔内投与型ワクチンであり、鼻腔の局所免疫及び全身性免疫を賦与する。

【製品の詳細】
主な成分・分量:乾燥ワクチン(牛伝染性鼻気管炎ウイルス・牛パラインフルエンザ)、溶解用液(2mL)。
効能・効果:牛伝染性鼻気管炎及びパラインフルエンザの呼吸器症状に対する予防。
用法・用量:凍結乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、1カ月齢以上の健康な牛1頭当たり、両側鼻腔内に1mLずつ計2mLを1回投与する。
有効期限:製造後2年間
包装:1頭分×10(乾燥ワクチン×10バイアル、溶解用液×10バイアル)

【お問合せ】
ゾエティス・ジャパン(株)
URL:http://www.zoetis.jp

大規模牧場向け「ルミナップ®」10月1日発売

2014 年 9 月 3 日

Filed under: — admin @ 3:02 PM 新商品

ルミナップ®M

出光興産(株)(本社:東京都千代田区)は、カシューナッツ殻液(カシューナッツの実を包んでいる殻に含まれている天然植物抽出エキス)を配合する牛用混合飼料 「ルミナップ®」 シリーズの新グレードとして、大規模牧場などでの使用に適した「ルミナップ®M」を開発し、10月1日より共立製薬(株)(本社:東京都千代田区)を通じて全国販売する。

2011年にシリーズ第一弾「ルミナップ®TB」を発売、その後、ペレットタイプの「ルミナップ®P」、高濃度の「ルミナップ®GL」を順次発売。そして今回発売する「ルミナップ®M」はマッシュ(粉末状)の製品で、従来品に比べ飼料との混合性とコストパフォーマンスに優れる。

「ルミナップ®M」
【製品概要】
・包装:20kg紙袋
・給与法:1日に牛1頭当たり10~40gを給与(給与量は牛の体重や使用時期により設定する)

【カシューナッツ殻液の学術知見とその応用】
1. カシューナッツ殻液は下記の働きがあり、牛乳や牛肉の安定生産への貢献が期待できる。
 ・ルーメン内で牛のエネルギー源として利用されるプロピオン 酸、酢酸などのVFA(揮発性脂肪酸)の産生を増やす。
 ・ルーメン内の細菌バランスを正常に保つ。
2. 抗生物質に頼らない安全・安心な畜産物の生産が期待できる。
3. 牛の健康を維持することによりルーメン内から発生するメタンを抑制することができ、牛から排出される温暖化ガスの低減が期待できる。

【問い合わせ】
・出光興産(株)
アグリバイオ事業部(鎭野)
TEL:03-6895-1333
HP=http://www.idemitsu.co.jp
・共立製薬(株)
PA営業本部(有馬)
TEL:03-3264-7559
HP=http://www.kyoritsuseiyaku.co.jp

初妊牛相場:53.8万円で強含み ホクレン家畜市場

2014 年 9 月 1 日

Filed under: — djito @ 9:49 AM 業界情報

8月相場

ホクレン家畜市場の初妊牛相場8月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

8月については、暑熱期の開催であったが、秋産みが出回る時期となり、更新需要を含めた一定量の需要があったことから、平均価格は53万8000円(前月比1万2000円高・前年比2万7000円高)と強含んでの推移となった。

9月については、初妊牛資源は増加傾向が予測され、暑熱事故などの更新需要により一定量の需要が期待されることから、保ちあいでの推移が予想される。

« 前ページへ

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.