9月の営農技術対策―北海道農政部

2014 年 8 月 27 日

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北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、9月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・畜舎内環境の改善と栄養管理に留意して、夏場に低下した体力の早期回復に努める。
・繁殖器官の早期回復、繁殖台帳の活用および発情観察の徹底で、受胎率の向上を図る。
・牛床、パドックなどの衛生管理と搾乳の基本技術を励行し、乳房炎の発生を防止する。

乳牛においては、「飼養環境」として、以下の注意を呼びかけている。

ア 9月の気温は、平年並か高いと予想されているが、徐々に下がっていくので、飼養環境を良好に維持することで、夏場に低下した体力の回復を図る。引き続き牛舎の開口部を広くして自然換気を促進するとともに、扇風機やダクトファンの適切な使用により、乳牛の体感温度を低下させて、ストレスの軽減を図る。

イ 水槽を清潔に保ち飲水量を高めるとともに、飼料摂取量の増加を図る。

ウ 牛床の敷料管理などを徹底し、牛体の清潔と安楽性を高める。

エ 先月までの高温で、飼料の固め喰いや選び喰い、長い時間起立している牛が多いなど、蹄疾患を発症しやすい状態なので、蹄の状態、起立姿勢や歩様などをよく観察し、異常牛の早期発見に努める。

他にも、「飼料給与」「繁殖管理」「放牧管理」「搾乳衛生」「農場衛生」についても注意点をまとめている。

詳しくは、北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

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