第一次産業なくして日本は成り立たない:TPP首脳会議(バリ)報告会

2013 年 10 月 11 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:59 PM ニュース

 

全国肉牛事業協同組合 山氏徹理事長

全国肉牛事業協同組合山氏徹理事長

日本の畜産ネットワークは、10月11日、都内で、TPP首脳会議(バリ)の報告会を行なった。

APEC閣僚会議・首脳会議が10月4日からバリ島で開催されているなか、TPPの閣僚会議・首脳会合が、10月6・8日に開催された。日本の畜産ネットワークでは、5~10の日程で、代表団12名を現地へ派遣し、情報収集と重要5品目などを守り抜くよう要請を行なった。

報告会には日本酪農政治連盟、全国肉牛事業協同組合、(一社)日本養豚協会、(一社)日本食鳥協会、(社)日本養鶏協会および(公社)中央畜産会から計8名が集まり、おのおの報告および感想を述べた。

報告会で中央畜産会の伊佐地誠氏は、「6日には経団連米倉会長と意見交換をし、今後早い段階で畜産団体と経団連とで話し合うことを合意した。また、7日に行なわれた自民党TPP交渉派遣議員団、政府交渉団、民間団体との意見交換・レセプションに参加した際には、普段なかなか得られないような情報交換ができた。市場アクセス分野については、年内妥結を目的としているが、実際に具体的な交渉は進んでいないという印象を受けた」と報告および感想を述べた。

また、全国肉牛事業協同組合の山氏徹理事長は、「なぜこんなに急ぐ必要があるのか、というのが率直な感想。そしてTPPで生活が良くなるのは、一部の企業の人だけだと確信を持てるようになってきた。規模拡大をし、強い農業を作ろう、そうすればバラ色の生活が待っているというようなことを耳にするが、私は決してそうはならないと思う。宮崎の口蹄疫で30万頭もの動物を殺処分したとき、あの地域はどうなったか。まず、商店街が閉まってしまった。第一次産業がその地域にかなりの活力を与えているということだ。これは日本全体でも言えることであり、第一次産業なくして日本は成り立たないと強く思っている」と、自身の意見を述べた。

農業経営の可能性を提案する場

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:14 PM イベント,ニュース

 

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リードエグジビジョンジャパン(株)は、10月9~11日、千葉県・幕張メッセにおいて「第3回国際農業資材EXPO」を開催した。出展企業の業種としては、6次産業、土壌改良、環境資材、包装・物流、施設園芸、鳥獣害対策など、多くの分野にわたる企業、約350社が参加した。来場する農業生産者、関係者らへのさらなる農業経営の可能性を提案する場として活気にあふれており、連日多くの来場者で、大盛況であった。なお、今回、ガーデンやフラワーなどのEXPOも同時に開催され、東京ドーム2.6倍の広さの会場が埋め尽くされるほどの出展があった。

「酪農業を支える若者雇用応援シンポジウム」開催案内

Filed under: — djito @ 3:18 PM セミナー開催案内

日本労働組合総連合会 北海道連合会(工藤和男会長)は、地域の農林水産業が若者雇用における魅力的で継続的に就労できる産業となるよう、標記のシンポジウムを開催する。
当シンポジウムは3回シリーズを予定しており、第1回目は、まず、現状を知ってもらおうと、酪農業に携わる労働者にスポットを当てた内容である。

●日時:10月31日(木) 午後1時30分から午後4時
●場所:センチュリーロイヤルホテル 20F グレイス
 札幌市中央区北5条西5丁目
●主催:連合北海道
●後援:農水省北海道農政事務所、北海道、北海道教育委員会、日本私立大学協会北海道支部、北海道私立中学高等学校協会、酪農学園大学
●内容:
第1部 基調講演「酪農ヘルパーの現状と将来展望」
 酪農学園大学 教授 荒木和秋氏
第2部 トークセッション「酪農業を支える若者雇用をどう考える」
・農林水産省生産局畜産部畜産企画課 和田剛氏
・道東酪農ヘルパーネットサービス 松多崇氏
●募集:先着100名
●入場料:無料
●申込方法:FAXまたはe-mailで参加者の名前を送る。
FAX 011-272-2255
E-mail:rakunohokkaido@yahoo.co.jp

簡易体細胞数測定装置「ADAM SCC」

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:13 AM ニュース,新商品

ADAM SCC

富士平工業(株)は、NanoEnTek社(韓国)製、ADAM SCC(アダム・エスシーシー)・簡易体細胞数測定装置の輸入販売を開始した。

本機は、蛍光発色を光学識別する正確な顕微鏡と画像測定を行うためのソフトウェアーで構成されている。

生乳サンプルを染色液(PI)によりDNAの核を染色されたのち蛍光発色されている体細胞を自動的に読み取り測定される。

この原理は、生乳検査機関等に導入されている大型検査機器と同様で、測定は約2分後に結果が表示される。精度は、生乳検査機関で検証されている。

【問い合わせ】

富士平工業(株)

東京都文京区本郷6-11-6

TEL 03-3812-2278

FAX 03-3812-3663

HP : http://www.fujihira.co.jp

「ふき取り検査セミナー」開催案内

Filed under: — djito @ 8:30 AM セミナー開催案内

キッコーマンバイオケミファ株式会社は「第87回 ルミテスターセミナー」を開催する。

同社は、「ATP+AMPふき取り検査の原理と活用法」のご説明と、衛生管理に関連したセミナーを定期的に開催しており、今回のセミナーでは、特別講演として、札幌市保健所 食品監視担当課長 片岡郁夫氏、北海道デイリーマネジメントサービス 獣医師 榎谷雅文氏を招いての講演を行なう。

●日時:10月29日(火)13:00から17:00(受付12:30から)

●場所:北海道経済センター8階Aホール

札幌市中央区北1条西2丁目(時計台の東隣)

●内容:

・「保健所におけるATPふき取り検査の活用状況について」

札幌市保健所 食品監視担当課長 片岡郁夫氏

・「酪農産業におけるATP迅速検査の応用」

北海道デイリーマネジメントサービス 獣医師 榎谷雅文氏

・「キッコーマンバイオケミファの提供する衛生管理システムの紹介」

●定員:200名(定員になり次第締め切り)

●会費:無料

●申込方法:

同社ホームページ(http://biochemifa.kikkoman.co.jp/event/87.html)の申し込みフォームから。

●問い合わせ:同社ホームページ(http://biochemifa.kikkoman.co.jp)、

または同社セミナー担当まで。

TEL 03-5521-5490 FAX 03-5521-5498

「NDS通信・第4号」配信

Filed under: — djito @ 8:15 AM ニュース

株式会社ワイピーテックは、乳牛の飼料給与設計システムCPM Dairyの後継版であり、CNCPS ver. 6.1に準拠したNDS(Nutrition Dynamic System)のユーザー向けのニュースレター「NDS通信・第4号」を配信した。

本号には、NDS Tutorialsから、
・File Structure(ファイルの構造)
・Importing your analysis into NDS using xml from CVAS
(CVASからxmlを使って飼料分析結果をNDSへのインポート)

NDS Dynamics(ニュースレター)から、
油脂サブモデル、NDSの改善点、NDS耳より情報
などの記事が掲載されている。

配信希望者は、以下へE-mailで申し込める。
tadashi_suzuki@yptech.co.jp

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