ビフィズス菌BB536を含むヨーグルトの少量摂取での整腸作用

2013 年 4 月 12 日

Filed under: — maetomo @ 9:47 AM セミナー報告,ニュース

森永乳業株式会社は4月11日、都内で「ビフィズス菌BB536」に関する最新研究結果の報告セミナーを開催した。

開会にあたり、・石井友則常務執行役員は挨拶で、「近年、ヨーグルトは機能性食品として支持され、平均で7%伸長している。さらに、2012年度は20%の伸びを見せた。今年に入っても成長は続いており、今後も伸びていくだろう」とヨーグルト市場の展望を話した。

セミナーでは、松生クリニック・松生恒夫院長が「現代人の腸と食生活」を講演した。講演で松生院長は、「現代人は大腸がんの罹患率が増えている。その背景には、“食生活の変化”“精神蹄ストレス”“運動不足”などによって腸内環境が悪化していることなどがある。ビフィズス菌や乳酸菌には、整腸作用があり、腸内環境を改善するため、ヨーグルトを毎日の食生活に取り入れることが、(腸内環境の改善に)重要である」と話した。

また、森永乳業・食品基盤研究所の小田巻俊孝主任研究員は、ビフィズス菌BB536を含むヨーグルトを4週間、30gもしくは、100g摂取した試験結果を発表した。両グループとも、1週間目から、便秘で悩む群では排便回数が増え、下痢で悩む群でも排便回数が低下し、両群ともに便性スコア(便の性状をはかる基準=1:硬い、4:適正、7:ゆるい)は理想スコア4に近づく改善例が見られた。さらに小田巻主因研究員は、1日に100g摂取したグループは、4週間目も効果が持続する結果を報告した。

最後に、管理栄養士・浅野まみこ氏が、ヨーグルトと合わせて栄養価をより高くして、かつおいしく食べられるレシピを紹介した。浅野氏は、「豚肉の味噌漬け わさびヨーグルトソースがけ」「サバ缶とビーンズヨーグルトサラダ・乳清入りドレッシング」「ヨーグルトと豆腐のミニドルチェ」などを紹介した。

アメリカ穀物協会が「台頭するアジアの食料市場への日本の貢献」シンポジウムを5月20日と6月17日に開催

2013 年 4 月 10 日

Filed under: — djito @ 7:53 AM セミナー開催案内

米国産穀物の海外利用促進を行なっているアメリカ穀物協会(代表・浜本哲郎氏)は、5月20日にシンポジウム「台頭するアジアの食料市場への日本の貢献」をホテルインターコンチネンタルホテル東京ベイ(東京都港区)で開催する。

本シンポジウムでは、2012年に同協会が行なった2040年の東アジアの食と農の未来に関する調査である「Food 2040」の報告に基づき、今後の日本の畜産業の貢献についての、日本をリードする専門家による検討内容を発表する。中国をはじめとする東アジアの国々で増加する中流階級人口の食料需要を満たすため、高い食の安全性を誇る日本の食品産業、とくに畜産業・畜産物加工業の貢献の可能性を探る。さらにシンポジウムでは、専門家による提言をまとめる予定。

また、地理的に東アジア市場に近く、畜産業の盛んな九州地方の関連者との情報交換の場として、6月17日に同シンポジウムをホテル日航福岡(福岡県福岡市)で開催する。

いずれのシンポジウムも参加費は無料だが、事前に申し込みが必要。
シンポジウムに関する問い合わせは、アメリカ穀物協会日本事務所へ
TEL 03-3505-0601
E-mail:grainsjp@gol.com

プログラム(予定)
13:00 会場受付開始
13:30 開会のあいさつと「Food 2040」調査の概要
 浜本哲郎氏(アメリカ穀物協会日本代表)
13:45:基調講演「台頭するアジアの食料市場への日本の貢献」
 本間正義氏(東京大学農学生命科学研究科教授)
14:30 コーヒーブレーク
14:45 パネルディスカッション
 パネリスト=堀田和彦氏(東京農業大学国際食糧情報学部教授)、三石誠司氏(宮城大学食産業学部教授)、美甘哲秀氏(丸紅経済研究所所長)、高橋寛氏(ブリッジインターナショナル代表取締役)
 モデレーター=本間正義氏(東京大学農学生命科学研究科教授)
16:25 閉会のあいさつ
 浜本哲郎氏(アメリカ穀物協会日本代表)
16:30 終了

便利! 移動可能な「給飼関連道具掛け」

2013 年 4 月 5 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

根室管内のH牧場は、移動可能な「道具掛け」を手作りして、重宝しています。
バラバラに置かれがちな「給飼関連道具一式」を、まとめて掛けることができます。
しかも、これは一度に、ラクラク移動できます!

JミルクがFacebookページを開設

2013 年 4 月 3 日

Filed under: — maetomo @ 11:35 AM ニュース

Jミルクは新年度からFacebookページを開設した。これは、ソーシャルネットワーキングサービスの活用により、情報発信力の強化を企画したもの。

Jミルクでは「牛乳のこと、これ、知ってる?」を目指して、ユーザーに親しみやすく、信頼性のある、そして意外性を持つページにしていきたいとしている。

 

HP:http://www.facebook.com/jmilkjp

ホクレン家畜市場:3月初妊牛平均価格は54万円で保ちあい

2013 年 4 月 2 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場3月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

3月について、春産み中心の出回りとなっており需要が継続していることから、平均価格は54万円(前月比2000円高・前年比1万2000円安)と保ちあいでの推移となった。

4月については、一部夏産みが出回り始める時期となることから、平均相場としては軟調傾向が予測される。

「学校における食物アレルギー対応最前線」リーフレットを公開

2013 年 4 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 4:20 PM ニュース

Jミルクは4月1日、「学校における食物アレルギー対応最前線」リーフレットを制作し、公開した。同リーフレットは学校における食物アレルギー対応について、アレルギー疾患研究の最前線に立ち、学校関係者向けに作られたもの。

 

監修:国立病院機構相模原病院・海老澤元宏氏、昭和大学小児科学講座・今井孝成氏。

A4版 両面カラー・4頁

 

同リーフレットは以下からダウンロードできる。

Jミルクホームページ→便利ツール→資料・刊行物

最高位賞に TMF リコライサー アレン クイーン ET(LA・PACE出品):群馬県B&Wショウ

2013 年 3 月 29 日

Filed under: — admin @ 8:01 PM ニュース,共進会

群馬県乳牛改良協会は29日、畜産試験場で第39回B&Wショウを開いた。出品112頭。審査員は福屋茂生氏(家畜改良事業団)、アシスタント審査員は岩崎藤和氏(静岡県・酪農家)。

☆最高位賞(シニア・チャンピオン、5才以上の部1位)
TMF リコライサー アレン クイーン ET(父キヤニオンブリーズ アレン ET)
出品:長野原町・LA・PACE

☆準最高位賞(インターミデエイト・チャンピオン、3才シニアの部1位・BU)
ナカコー プライド リーストン ラストウイン ET(父ブレイデール ゴールドウイン)
出品:中之条町・県立中之条高校

☆ジュニア・チャンピオン(8月以上12月未満の部1位)
リスペクト AC デユース マツクス(父サイエンテイフィツク SS デユーク ET)
出品:みどり市・三輪圭吾氏

☆準シニア・チャンピオン(5才以上の部2位・BU)
レインボーヒル ギブソン セレナ(父シルキー ギブソン ET)
出品:長野原町・上谷川直人氏

☆準インターミデイエト・チャンピオン(2才ジュニアの部1位・BU)
ハーバート チヤンピオン クルミーナ(カツブレツトアイ HH チヤンピオン ET)
出品:みどり市・Team Cousin

☆準ジュニア・チャンピオン(21月以上25月未満の部1位)
フアイン バウンド ダツチ(父シルデール アウトバウンド ET)
出品:太田市・遠坂和仁氏

☆準々シニア・チャンピオン(4才以上5才未満の部1位・BU)
サニーデール ネリー ブラツク ジヤツク(父ウイルスコツクビユー ジヤスパー ET)
出品:長野原町・上谷川直人氏

☆準々インターミディエイト・チャンピオン(2才ジュニアの部2位)
リスペクト AC サンチエス マツクス(父ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス)
出品:みどり市・三輪圭吾氏

☆準々ジュニア・チャンピオン(8月以上12月未満の部2位)
ADF カリスマ メンフイス(父デユパスクワイアー カリスマ)
出品:吉岡町・有限会社アライファーム

・12月以上15月未満の部1位
フアイン ダンデイー コンバース(父レーガンクレスト ダンデイー ET)
出品:太田市・遠坂和仁氏

・15月以上18月未満の部1位
クリアリー TU レーサー シド(父パインツリー シド ET)
出品:桐生市・星野章好氏

・18月以上21月未満の部1位
ノースドリーム アレス ダミオン フアンタジツク(父アーバクレス ダミオン)
出品:安中市・LA・PACE

・2才シニアの部(写真)1位・2nd BU
ブルーエンゼル LP サンチエス ルシンダ ET(父ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス)
出品:長野原町・有限会社萩原牧場

・3才ジュニアの部1位・BU
ブルーエンジエル ロス ジヨアニー(父プレイン O ダーハム ロス 331 ET)
出品:長野原町・有限会社萩原牧場

・プレミアブリーダー、プレミアエギジビターは県立中之条高校が受賞。上位牛は4月に行なわれる中部日本B&Wショウに出品される。(文責:関東支局)

搾乳にかける想い、伝える

Filed under: — maetomo @ 5:14 AM 未分類

今年は例年より雪が多く、今だに雪解けが思うほど進まない北海道。
道内各地の多くでは、牧場や牧草地などが、まだ雪に覆われています。
そんななか、車を走らせていると、あるところで道路脇に大きな文字を発見しました。

道東・根室管内の中標津町計根別を東西に走る道路沿いには、シンプルかつ人目を引くようなロールで作られた看板(以下、ロール看板)が設置されています。

そのロール看板は、牧草ロールを、縦3つ×横8列に綺麗に並べられたもので、そのロールで作られた白いキャンバスには、“搾乳魂”という3文字が描かれています。
(ちなみに、この文字はビニールテープを貼って描かれたそうです)

これは、計根別農協の青年部により、毎年雪が降る前の10月に描かれたものです。
昨年は“絆”でした。

同農協青年部に聞くと、「今回の“搾乳魂”は、道を走る人達へ、酪農家の想いを伝えるため。かつインパクトがある言葉を選んだ。想いを込めた」ということです。

その気持ちの通り、青年部員の元気や力強さが伝わってきます。
これからもイキイキと酪農を営んでほしいものです。

残念ながらロール看板の下部が少し雪で隠れてしまっていますが、雪が解け、
緑に包まれた頃、また見に行きたいと思います。

酪農教育ファーム認証規定等を改正

2013 年 3 月 27 日

Filed under: — maetomo @ 5:50 PM ニュース

酪農教育ファーム推進委員会は3月27日、都内で平成24年度第2回酪農教育ファーム推進委員会を開催し、平成25年度活動計画などを決めた。

委員会では酪農教育ファーム認証規定等の改正も承認された。規定の改正ではファシリテーターの認証更新のための資質向上研修として全国段階だけではなく、酪農教育ファーム地域推進委員会でも研修会を開くことができるようになった。また、地域開催のためのガイドラインが策定された。

ファシリテーターの更新人数は、平成25年度が65人、平成26年度が338名で多数のため、地域研修会を開くことで更新につなげたい考え。

キーワードは「カウコンフォート」など:関東甲信越酪農青年女性会議 酪農発表会

2013 年 3 月 26 日

Filed under: — admin @ 5:39 PM ニュース

関東甲信越酪農青年女性会議は26日、茨城県北茨城市内で第42回酪農発表大会を開いた。酪農家ら約160名が集まった。開会挨拶で野村栄一・同会議委員長(茨城県)は「東日本大震災の影響が残る中、農業の貿易自由化問題など課題も出てきたが、大いに議論していきたい」と話した。

経営の部では、栃木県の渡邊義夫氏が「コスト削減とカウコンフォート改善をめざして」と題し、就農10年目となった今の経営目標を報告した。茨城県の宮澤智浩氏は「ゆとりあるカウコンフォートをめざして」をテーマに話し、家族とともに牛・人・経営にゆとりある酪農をめざしていく、と語った。

意見・体験発表の部では、埼玉県の亀田光子さんが「私は主人の応援団」と題して、ご主人の康好氏の考えや実践を振り返り、「いつの間にか主人のペースに引き込まれ、自然に主人をサポートしてきた」と話した。長野県の柳澤聡氏は「牛に導かれ 人に支えられ」と題し、アルバイトがきっかけで酪農に興味を持ち、それが縁で酪農家の娘さんと結婚したこと、地域に根差して牛と共に生きていきたいこと、などを発表した。栃木県の細島和典氏は「はじめの一歩 地域酪農との共生」と題し、“沖(地域名)酪農協の仲間”と共に酪農を続け、同組合が100周年を迎えられるよう頑張りたいと述べた。

大会は27日も行なわれ、最優秀賞受賞者は7月の全国大会に進む。(文責:関東支局)

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