キーワードは「カウコンフォート」など:関東甲信越酪農青年女性会議 酪農発表会
2013 年 3 月 26 日
関東甲信越酪農青年女性会議は26日、茨城県北茨城市内で第42回酪農発表大会を開いた。酪農家ら約160名が集まった。開会挨拶で野村栄一・同会議委員長(茨城県)は「東日本大震災の影響が残る中、農業の貿易自由化問題など課題も出てきたが、大いに議論していきたい」と話した。
経営の部では、栃木県の渡邊義夫氏が「コスト削減とカウコンフォート改善をめざして」と題し、就農10年目となった今の経営目標を報告した。茨城県の宮澤智浩氏は「ゆとりあるカウコンフォートをめざして」をテーマに話し、家族とともに牛・人・経営にゆとりある酪農をめざしていく、と語った。
意見・体験発表の部では、埼玉県の亀田光子さんが「私は主人の応援団」と題して、ご主人の康好氏の考えや実践を振り返り、「いつの間にか主人のペースに引き込まれ、自然に主人をサポートしてきた」と話した。長野県の柳澤聡氏は「牛に導かれ 人に支えられ」と題し、アルバイトがきっかけで酪農に興味を持ち、それが縁で酪農家の娘さんと結婚したこと、地域に根差して牛と共に生きていきたいこと、などを発表した。栃木県の細島和典氏は「はじめの一歩 地域酪農との共生」と題し、“沖(地域名)酪農協の仲間”と共に酪農を続け、同組合が100周年を迎えられるよう頑張りたいと述べた。
大会は27日も行なわれ、最優秀賞受賞者は7月の全国大会に進む。(文責:関東支局)
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