潜在利益を引き出す

2013 年 12 月 22 日

Filed under: — admin @ 7:05 PM セミナー報告

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オルテック合同会社は12月16-18日、北海道の札幌市、帯広市、中標津町の3市町で「オルテック・デーリィ・スクール2013」を開催した。北海道内の酪農家をはじめ、普及員や飼料会社、獣医師、関係企業・団体から約170名(3日間合計)が参加した。
ニック・アダムス氏(オルテックカビ毒研究チーム、グローバル・セールス・ディレクター)が「乳牛におけるカビ毒リスクの理解・管理・軽減」、マイク・ハッチェンス氏(アメリカ・イリノイ大学名誉教授)が「乾乳牛・未経産牛における飼養管理の最新情報」と題した二つの講演を行なった。アダムス氏は、近年、注目されてきているカビ毒について、同社の研究結果を交えて紹介した。ハッチェンス氏は、乾乳や育成時期の重要性を示し、「乾乳牛や育成牛の潜在利益をいかに引き出すかが重要だ」と話した。

詳しくはDairyJapan2月号「セミナー報告」をご覧ください。

「帯畜大牛乳アイス」新発売

2013 年 12 月 20 日

Filed under: — djito @ 4:28 PM ニュース

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帯広畜産大学は、これまで「畜大牛乳」を、畜産フィールド科学センター乳製品工場で50年以上にわたり製造してきた。
このたび、それに加えて、「畜大牛乳」や「十勝産生クリーム」などを材料に使用した「畜大牛乳アイスクリーム」を同工場で製造し、12月20日より、畜大生協で新発売した。

使用牛乳は「畜大牛乳」100%の「畜大牛乳アイスクリーム」を、「畜大牛乳」と同様に地域の皆さんに親しんでいただき、それらを通して本学を、より身近に感じてもらいたい、としている。

ちなみに「畜大牛乳」は、2010年6月に北海道HACCP認証を取得している。

超音波スキャナー「イマーゴ」

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:15 AM 新商品

イマーゴ

(株)フロンティアインターナショナルは、超音波スキャナー「イマーゴ」を発売した。同品は、小型(220×145×73mm)、軽量(1800g)、マグネシウム合金製ボディであり、携帯性と高剛性に優れている。

小動物から産業動物まで各種動物を診断する上で、世界の獣医師やユーザーの期待に応える理想的な超音波診断装置。

【特長】

・最新のデジタル技術を持ち、ワイドレンジマルチ周波数変換により、複数の専用プローブを使用できる。

・鮮明なイメージ画像によって、あらゆる状況下でも早く正確な超音波画像診断ができる。

・外付けリチウムイオンバッテリーの交換が容易。

 

【問い合わせ】

(株)フロンティアインターナショナル

神奈川県川崎市麻生区五力田2-9-1

TEL 044-980-2226 FAX 044-980-2270

HP:http://www.frontier-intl.co.jp/

初産・経産を考慮した移行期管理を 全酪連・酪農セミナー2013

2013 年 12 月 19 日

Filed under: — djito @ 4:30 PM セミナー報告

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全国酪農業協同組合連合会(全酪連)は全国6カ所で、「全酪連・酪農セミナー2013」を開催した。
今回のテーマは「移行期牛の栄養生理と飼養管理 パート3 -初産牛と経産牛のそれぞれに重要な飼養管理戦略- 」。
講師は、乳牛の栄養代謝や肝機能の先端研究と酪農現場への普及で活躍している、トーマス・オバートン博士(米国コーネル大学・畜産学部・教授)

「高泌乳、ボディコンディションの維持、代謝障害発生の最少化、免疫ロスの最少化、繁殖率の維持、初産牛への最適栄養、健康な子牛、収益を上げる――これらすべてを達成することは可能であると、私は信じている。そのための方策として、移行期牛の管理で最近わかってきた知見、また移行期牛としての初産牛の管理にも重点を置いて解説する」と同博士は前置きし、以下の各論に入った。

・ニューヨーク州の酪農場における移行期牛の健康とパフォーマンス
・低Ca血症とこれに関する問題を管理する要点
・乾乳牛のエネルギーと蛋白栄養において考慮すべき事項
・いかにして初産牛のパフォーマンスを最大化するか
・産褥牛飼料の戦略
・移行期牛飼養管理における環境、施設、群分け
・移行期牛プログラムにおける観察と評価
・牛群の乳量と乳成分を最大化する

詳報はDairy Japan 2月号で。

Dr.ニエンミの超音波画像診断セミナー

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:15 PM セミナー開催案内,セミナー開催告知

 

Dr.ニエンミ

(株)フロンティア・インターナショナルは、2014年3月にジョバンニ・ニエンミ博士を招いて、超音波画像診断セミナーを開催する。ニエンミ博士は超音波を用いた牛の繁殖検診および繁殖障害の診療の第一人者で、毎回興味深い報告で話題となっているセミナーも、今回で5回目を数える。

 

【講師】ジョバンニ・ニエンミ博士(イタリア・ミラノ大学獣医学部)

【通訳】大澤 健司教授(宮崎大学農学部獣医学科・産業動物臨床繁殖学研究室)

【開催日程】

3月4日 東京会場=大田区産業プラザ(東京都大田区南蒲田1-20-20)

3月5日 札幌会場=北農ビル19F(北海道札幌市中央区北4条西1丁目1)

3月7日 盛岡会場=盛岡地域交流センター「マリオス」(岩手県盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号)

※開催時間は各会場とも10:00~17:00

【参加費】1万5000円(昼食代含む)

【問い合わせ】

(株)フロンティア・インターナショナル

神奈川県川崎市麻生区五力田2-9-1

TEL.044-980-2226 FAX.044-980-2270

www.frontier-intl.co.jp

家庭用チーズを容量変更

2013 年 12 月 13 日

Filed under: — maetomo @ 4:20 PM ニュース

雪印メグミルクは12月12日、来年1月下旬以降に出荷する家庭用チーズの一部商品について、容量変更すると発表した。対象アイテムは11品。

世界的な乳製品の需要拡大や外国為替をめぐる情勢等で輸入チーズ価格が高止まりにあること、配合飼料価格の値上がりの影響からチーズ向け生乳取引価格を平成25年4月にさかのぼって引き上げることに合意したことが、容量変更の要因としている。

容量変更対象は「スライスチーズ」(4品)、「6Pチーズ」(4品)、「雪印北海道100 とろけるチーズ」(3品)。それぞれ10から18g、現行商品に対して容量を減らす。

初妊牛50万円で持ちあい

2013 年 12 月 2 日

Filed under: — djito @ 9:45 AM 業界情報

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ホクレン家畜市場の初妊牛相場11月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

11月については、下牧時期となり出回り頭数の増加が見られたが、更新需要を中心に一定量の需要が確保されたことから、平均価格は50万円(前月比3000円安・前年比1万3000円高)と保ちあいでの推移となった。

12月については、出回り頭数は増加が見込まれるが、更新需要の活発化が予測されることから、やや強含みで推移することが見込まれる。

「酪総研シンポジウム」1月に開催

Filed under: — djito @ 7:59 AM ニュース

雪印メグミルク(株)酪農総合研究所は1月に、札幌市で「酪総研シンポジウム」を開催する。
日程・内容は以下のとおり。
●日時:平成26年1月31日(金)13:00-17:00
●場所:第二水産ビル8階大会議室(札幌市中央区北3条西7丁目)
●テーマ:国産飼料を最大限に活かした酪農の再構築-2
 -地域の取り組み事例と課題-
●内容:
【講演】
1.「酪農総合研究所の自給飼料生産拡大の取り組みについて」
 田中二三男氏(雪印メグミルク(株)酪農総合研究所長)
2.「牛乳の価値-インスピレーションのその後-」
 長嶋透氏(千葉県香取市・酪農家)
3.「土・草・堆肥作り」
 太田福司氏(北海道大樹町・酪農家)
4.「JAにおける植生改善の取り組みについて」
 小島友喜氏(JA道東あさひ 営農センター長)
【意見交換】
 座長/高山光男氏(雪印種苗(株)研究開発本部長)
●参加申し込み方法:
ホームページHP掲載「参加申込書」にてFAXで申し込む。
HP=http://rakusouken.net/index.htm FAX 011-704-2417
※参加費無料、定員200名(定員になりしだい締め切り)。

分娩間隔「平均値」435日、「最頻値」361日、「中央値」409日

2013 年 11 月 27 日

Filed under: — djito @ 3:10 PM ニュース

家畜改良事業団は平成24年度 牛群検定成績のうち、分娩間隔の集計結果を発表した。
昨年度の分娩間隔(平均値)は、全国435日(北海道430日、都府県446日)で、これは、過去最長を記録した平成23年と比較して、全国-3日(北海道-2日、都府県-3日)と、全国平均としては4年ぶりの短縮となった。

また、分娩間隔については、従来の「平均値」に加え、今回から新しい情報として「最頻値」「中央値」も提供している。
分娩間隔の度数分布は、左右対称の正規分布ではなく、偏った分布となっていることから、その特性を表記する際は、「平均値」だけではなく、「最頻値」や「中央値」を示す必要があると判断したことによる。

昨年度の全国での「最頻値」は361日、「中央値」は409日だった。
これは、分娩間隔361日の経産牛が最も多いこと、経産牛の半数は分娩間隔409日以下であることを意味している。

乳業が求める乳質とは

2013 年 11 月 22 日

Filed under: — djito @ 5:15 PM ニュース

乳房炎防除研究会01

北海道乳質改善協議会(事務局/ホクレン生乳受託課)は11月22日、札幌市内で「第21回 乳房炎防除対策研究会」を開催した。
全道の乳質改善関係者ら約300名が集まった。

同協議会事業対策委員長の樋口豪紀氏(酪農学園大学 獣医学部 准教授)は、開会挨拶で、「今日の北海道の乳質は世界トップレベルに維持されている。その背景には、生産者はじめ関係団体、乳業メーカーが一体となって乳房炎防除対策を積み重ねてきたという誇るべき歴史がある。北海道酪農および関連産業の恒常的発展を維持することは、北海道酪農に課せられた大きな課題であり、当研究会もその課題解決の一翼を担う組織として、さまざまな技術情報を発信していきたい」と述べた。

雪印メグミルク・チーズ研究所長の安藤信幸氏は、「乳業が求める乳質について」と題した講演で、「生乳の品質が悪ければ、どんなに手を尽くしても、良いナチュラルチーズは作れない」と述べた。
その良い品質とは、1 新鮮で、2 細菌数が少なく、3 体細胞数が少なく、4 清潔で異物がなく、5 抗生物質などの薬品が混入していないもの。
飼料の種類や牛の体調によって、生乳中の成分が変化し、乳製品の品質(風味や色、硬さなど)や歩留りに大きく影響することを解説し、飼料→乳牛→生乳→乳製品の間には密接な関係があることを示した。
そして、「飼料および牛の体調とチーズ作りの因果関係を分析して、良いものを作るために牛の飼い方をどうすれば良いのかを研究していきたい」と語った。

事例講演では、以下が紹介された。
「PLテスターの反応と乳中体細胞数との関係」草場信之氏(北海道NOSAI)、樋口豪紀氏
「乳質の向上に向けた取り組みについて」白土健一郎氏(JA伊達市・酪農家)、コーディネーター/菊地実氏(ホクレン 酪農技術顧問)
「漏電の実態と調査」
「漏電の現状と対策ならびに漏電計の使用方法」松井克之氏(GEAオリオンファームテクノロジーズ 酪農機械事業部次長)

内容の一部は、来週のスタッフブログで。

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