初産・経産を考慮した移行期管理を 全酪連・酪農セミナー2013
2013 年 12 月 19 日
全国酪農業協同組合連合会(全酪連)は全国6カ所で、「全酪連・酪農セミナー2013」を開催した。
今回のテーマは「移行期牛の栄養生理と飼養管理 パート3 -初産牛と経産牛のそれぞれに重要な飼養管理戦略- 」。
講師は、乳牛の栄養代謝や肝機能の先端研究と酪農現場への普及で活躍している、トーマス・オバートン博士(米国コーネル大学・畜産学部・教授)
「高泌乳、ボディコンディションの維持、代謝障害発生の最少化、免疫ロスの最少化、繁殖率の維持、初産牛への最適栄養、健康な子牛、収益を上げる――これらすべてを達成することは可能であると、私は信じている。そのための方策として、移行期牛の管理で最近わかってきた知見、また移行期牛としての初産牛の管理にも重点を置いて解説する」と同博士は前置きし、以下の各論に入った。
・ニューヨーク州の酪農場における移行期牛の健康とパフォーマンス
・低Ca血症とこれに関する問題を管理する要点
・乾乳牛のエネルギーと蛋白栄養において考慮すべき事項
・いかにして初産牛のパフォーマンスを最大化するか
・産褥牛飼料の戦略
・移行期牛飼養管理における環境、施設、群分け
・移行期牛プログラムにおける観察と評価
・牛群の乳量と乳成分を最大化する
詳報はDairy Japan 2月号で。
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