「強い組織づくり」を学ぶ 北海道TMRセンター連絡協議会

2019 年 10 月 31 日

Filed under: — djito @ 7:24 AM ニュース

北海道TMRセンター連絡協議会は10月30日、札幌市で第14回定期総会と研修会を開催した。会員はじめ関係機関、関連企業などから約210名が参加した。
佐々木二郎会長(浜頓別エバーグリーン)は総会の挨拶で、「道内では80を超えるTMRセンターが稼働している。稼働から十数年経ったセンターでは、構成員の高齢化や人手不足などが深刻化してきていることから、当連絡協議会でも課題としていきたい」と述べた。

研修会では最初に、元・自衛隊最高幹部であり、現在は人材育成コンサルタント・さくらヒューマンパワーズ(株)の呑田好文名誉顧問が「ビジネス激変の今だから伝えたい自衛隊式組織論」と題して講演。「部下の育成・指導の参考にしてほしい」として、経験談を交えながら、統率(指揮・統御・管理)のノウハウを紹介した。

次に、農水省飼料課の吉尾綾子課長補佐が「飼料をめぐる情勢と令和2年度予算概算要求の概要について」を紹介した。

開催案内 12月に帯広で先進的な食・農カンファレンス ファームノートサミット

2019 年 10 月 22 日

Filed under: — djito @ 5:56 PM イベント開催案内

酪農畜産向けIoTソリューションを提供する(株)ファームノートホールディングス(本社:北海道帯広市、代表取締役:小林晋也氏)は12月17日、帯広市で、全国の経営者、農業生産者・従事者、食品関係従事者、関係団体、学生を対象とした企業イベント「ファームノートサミット2019~Rebuild~」を開催する。

経営者、生産者、関係団体が真剣な議論から共に知恵を出し合い、食と農がより前進することで社会的なインパクトを生み出すことを開催趣旨としている。

登壇者陣は、こだわり農作物のオンライン直売所「食べチョク」を展開するビビッドガーデン・秋元代表や自動野菜収穫ロボットを展開するinaho・菱木代表など注目を集める農業系ベンチャー経営者のほか、先端農業の注目株として視察要望が殺到するGRA・岩佐代表、浅井農園・浅井代表、多面的な事業を展開するサツドラホールディングス・富山代表、マイナビ・池本執行役員、こだわりの地元食材のみを使用した商品が爆発的ヒットを生んでいる満寿屋商店・杉山代表、一平ホールディングス・村岡代表、酪農畜産の生産現場で先進的な挑戦に取り組む十勝しんむら牧場・新村代表、トヨニシファーム・小倉代表、竹下牧場・竹下代表、阿部牧場・阿部代表、須藤牧場・須藤代表など総勢20名以上。

●日時:12月17日(火)10:00~20:00予定
●会場:ベルクラシック帯広(帯広市西2条南35丁目1-27)
●定員:300名
●参加方法:招待制(web応募ページより申し込む)
●応募ページ: https://farmnote.jp/events/summit2019.html
●参加費(税込):早割8,000円(11月18日申込みまで)/通常10,000円
※参加費には昼食、懇親会費が含まれている。

11月3・4日、牧場まつり開催:雪印こどもの国牧場

2019 年 10 月 21 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 12:05 PM イベント開催案内

雪印メグミルクグループの株式会社雪印こどもの国牧場は、2019 年 11 月 3日(日)・4日(月)の2日間、横浜市の「こどもの国」内の雪印こどもの国牧場において、恒例の「牧場まつり」を開催する。
当日は、牛乳・乳製品の試飲の他、牧場ならではの楽しいイベント(乳搾り体験、バター教室、工作教室「ミニクリスマスツリー」、羊毛工作教室「羊のマスコット」、雪印メグミルク商品試飲・試食など)を開催し、来場されたお客様に牛乳や乳製品、そして酪農の魅力を伝える。

乳牛の秘密 一般向け道総研セミナーが札幌で

2019 年 10 月 19 日

Filed under: — djito @ 6:39 PM ニュース

北海道立総合研究機構(略称、道総研)は10月19日、JR札幌駅隣りの紀伊國屋書店で、道総研セミナー「乳牛の秘密~牛乳はどうやってできるのか?~」を開催した。

道総研は、農業・水産業・林業・工業・食品産業・環境・地質・建築の各分野からなる道立の22の試験研究機関が統合された地方独立行政法人。道総研セミナーは、各試験研究機関で取り組んでいる内容を道民にわかりやすく知ってもらおうと、年4回、行なわれているもの。

その一環として今回、道総研 酪農試験場 乳牛グループの谷川珠子主査が、酪農をもっと身近に感じてもらおうと、酪農と乳牛について解説した。
乳牛の生活(乳牛の一生)、牧場にはメス牛しかいないのにどうして子牛が生まれるのか(繁殖、分娩)、人には利用できない草をどうやって牛乳に変えるのか(反芻胃、栄養、飼料、産乳)などを、スライドでわかりやすく説明。
そして、酪農試験場は、自給飼料主体で健康的な乳牛の飼養管理に向けて、子牛の頃からの体作り、自給飼料の効率的な使い方、繁殖技術の向上と健康管理、ストレスの少ない飼養環境などの試験研究に取り組んでいることを紹介した。

質疑応答では、妊娠期間と分娩間隔の違いとは? 乾乳にするとき乳が張って苦しくないのか? 乳牛は何歳まで乳を出すのか? などの質問があがった。

現場の繁殖技術者ならでは 北海道家畜人工授精技術研修大会

2019 年 10 月 18 日

Filed under: — djito @ 4:33 PM ニュース

北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長)は10月17・18日、帯広市で第75回北海道家畜人工授精技術研修大会を開催。全道の会員はじめ関係者ら約260名が参加した。
全道各地の会員による、現場の繁殖技術者ならではの独創的な30題の研究発表が行なわれた。

研究発表終了後、選考委員長の松井基純教授(帯広畜産大学)は、「貴重な現場データを集めて、まとめて、どれも素晴らしい内容だった」と講評。そのうえで以下を表彰した。(敬称略)。

【優秀賞】
「発情判定の重要性の再確認~妊娠牛の摘発~」井上望(JAくしろ丹頂 幌呂支所)
「ホルスタイン種経産牛における授精時の排卵前卵胞位置の受胎率と乳量との関係」泉大樹(十勝NOSAI 本別家畜診療所)
「乳牛の子宮頚管狭窄に対するバルーンカテーテルを用いた人工授精法の検討」八木沢拓也(NOSAI道央 上川中央支所 美瑛家畜診療所)
【優良賞】
「妊娠率向上につなげるためのPGF2α製剤を用いた定時人工授精に関する検討」小川明憲(NOSAIみなみ 道南支所 東部家畜診療センター)
「子牛の受動免疫獲得と初乳給与管理に関する調査」田代真衣子(十勝農協連)
「種雄牛のDPRと娘牛の繁殖成績および乳量との関係性」高橋孝嘉(JA中標津)
【奨励賞】
「黒毛和種における分娩前後の体重推移が繁殖成績に与える影響」岩間和也(酪農学園大学)

※写真は表彰者と役員

全道各地の授精師らが研究発表 帯広で技術研修大会

2019 年 10 月 17 日

Filed under: — djito @ 6:24 PM ニュース

北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長)は10月17・18日、帯広市で第75回北海道家畜人工授精技術研修大会を開催し、全道の会員はじめ関係者ら約260名が参加している。

初日午前のシンポジウム「乳用牛後代検定事業の推進に向けて」では、「後代検定事業の仕組みと課題」佐坂俊弘氏(北海道酪農検定検査協会)、「乳用牛の後代検定および遺伝的改良の現状」大澤剛史氏(家畜改良センター)、「調整交配を考える~授精技術者から見た調整交配の現状と課題~」小倉裕司氏(NOSAI道東 標茶家畜診療所)、「ゲノム情報を活用した牛群改良」後藤裕作氏(北海道ホルスタイン農協)が講演。総合討論では、NTP(総合指数)評価基準の見直しや調整交配の普及に対する、現場からの意見が多数あがった。

午後の特別講演では、石井三都夫獣医師(石井獣医サポートサービス)が「繁殖コントロールの実際」と題し、繁殖の経済性、繁殖管理の目標、ボディコンディション・スコアと繁殖成績の関係、潜在性低カルシウム血症と繁殖成績の関係などを伝えた。

その後、全道各地の会員による、現場の授精技術者ならではの独創的な研究発表が行なわれている。

別海町の酪農ヘルパー&写真家が「写真集」

2019 年 10 月 5 日

Filed under: — djito @ 1:49 PM ニュース

北海道根室管内別海町在住で、酪農ヘルパーに就きながら、酪農をテーマに撮影し続けている写真家の佐藤弘康氏の写真展と写真集「EASTERN Hokkaido」の出版記念販売が10月2~6日、札幌市白石区のインタークロス・クリエイティブ・センターで開かれている。

佐藤氏(47歳)は29歳のときに撮影旅で初めて別海町を訪れた。大の牛乳好きであることから、ある酪農家に数日間ほど居候して写真撮影するつもりだったが、酪農というテーマに惹かれ、深みのある作品にしようと一冬、その牧場で働きながら写真撮影することに。さらにその後、本腰を据え、酪農ヘルパーに就きながら撮影を続けている。

「当初は酪農現場の姿を伝えたいと思っていたが、それだけでは物足りず、牛達の命やそこに携わるに人々に敬意を払いつつ、生活、風土、風景を織り込んだ作品にしたいと思うようになり、ライフワークとなった」と佐藤氏は言う。

佐藤氏の作品は、昨年の「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2018」のポートフォリオレビューでグランプリに輝いた。その賞として写真集が今回出版され、今年の「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2019」で作品展示と合わせて販売されている。

なお、写真集「EASTERN Hokkaido」(A6判・48頁、定価1500円+税+送料)は以下のホームページから購入できる。
https://hpf.official.ec/items/23547290

※写真は「道東の酪農を、生活、風土、風景を通じて見ていただく写真集ができた」と言う佐藤弘康氏

「オルテック酪農セミナー2019 in 帯広」開催案内

2019 年 10 月 3 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:49 PM セミナー開催案内

 オルテック・ジャパン合同会社は12月2日帯広市内で、「オルテック酪農セミナー2019 in 帯広」を開催する。今年はゲノム解析を用いた育種改良や牛群管理について(株)トータルハードマネージメントサービスの奥啓輔氏の講演のほか、“お腹に優しい”A2ミルクの日本で初めての商業的開発・生産を牽引した永谷牧場の永谷芳晴様による付加価値のあるプレミアム牛乳の開発と生産を通じて得た体験談を紹介予定。
【概要】
開催日時:12月2日 11:00~14:30予定(10:30開場)
会場:ホテル日航ノースランド帯広(北海道帯広市西2条南13丁目 TEL 0155-24-1234)
【講演内容】
・「A2ミルク開発と生産の現場から(仮)」 永谷牧場 永谷 芳晴氏
・「現場におけるミネラル給与について~バイオプレックスデイリーの紹介(仮)」オルテック・ジャパン 森 雅氏
・「ゲノム解析を用いた育種改良や牛群管理全般について(仮)」(株)トータルハードマネージメントサービス 奥 啓輔氏
・「高泌乳牛のルーメン環境管理に天然のチカラを利用する~イーサックの紹介(仮)」オルテック・ジャパン 上原 学氏
定員:85名(定員に達し次第申し込締切)
※昼食時にA2ミルクの試飲あり。
【参加申し込み・問い合わせ】
オルテック・ジャパン合同会社(担当 森田)
TEL 092-718-2288 e-mail:japan@alltech.com

74.7万円と一段下げ ホクレン家畜市場 9月の初妊牛相場

2019 年 10 月 1 日

Filed under: — djito @ 8:23 AM 業界情報

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の9月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

9月については、暑熱期を脱し需要増が期待されたが、出回り頭数の増加に加え、一部導入に対する警戒感が見られたことから、平均価格は74万7000円(前月比2万4000円安・前年比1万7000円安)と一段値を下げて推移した。

10月については、冬分娩に対する導入需要の増加は見込まれるが、下牧時期となり、さらに出回り頭数の増加が予想されることから、相場は弱保ち合いで推移することが予測される。

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