乳牛の秘密 一般向け道総研セミナーが札幌で
2019 年 10 月 19 日
北海道立総合研究機構(略称、道総研)は10月19日、JR札幌駅隣りの紀伊國屋書店で、道総研セミナー「乳牛の秘密~牛乳はどうやってできるのか?~」を開催した。
道総研は、農業・水産業・林業・工業・食品産業・環境・地質・建築の各分野からなる道立の22の試験研究機関が統合された地方独立行政法人。道総研セミナーは、各試験研究機関で取り組んでいる内容を道民にわかりやすく知ってもらおうと、年4回、行なわれているもの。
その一環として今回、道総研 酪農試験場 乳牛グループの谷川珠子主査が、酪農をもっと身近に感じてもらおうと、酪農と乳牛について解説した。
乳牛の生活(乳牛の一生)、牧場にはメス牛しかいないのにどうして子牛が生まれるのか(繁殖、分娩)、人には利用できない草をどうやって牛乳に変えるのか(反芻胃、栄養、飼料、産乳)などを、スライドでわかりやすく説明。
そして、酪農試験場は、自給飼料主体で健康的な乳牛の飼養管理に向けて、子牛の頃からの体作り、自給飼料の効率的な使い方、繁殖技術の向上と健康管理、ストレスの少ない飼養環境などの試験研究に取り組んでいることを紹介した。
質疑応答では、妊娠期間と分娩間隔の違いとは? 乾乳にするとき乳が張って苦しくないのか? 乳牛は何歳まで乳を出すのか? などの質問があがった。
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