全道各地の授精師らが研究発表 帯広で技術研修大会
2019 年 10 月 17 日
北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長)は10月17・18日、帯広市で第75回北海道家畜人工授精技術研修大会を開催し、全道の会員はじめ関係者ら約260名が参加している。
初日午前のシンポジウム「乳用牛後代検定事業の推進に向けて」では、「後代検定事業の仕組みと課題」佐坂俊弘氏(北海道酪農検定検査協会)、「乳用牛の後代検定および遺伝的改良の現状」大澤剛史氏(家畜改良センター)、「調整交配を考える~授精技術者から見た調整交配の現状と課題~」小倉裕司氏(NOSAI道東 標茶家畜診療所)、「ゲノム情報を活用した牛群改良」後藤裕作氏(北海道ホルスタイン農協)が講演。総合討論では、NTP(総合指数)評価基準の見直しや調整交配の普及に対する、現場からの意見が多数あがった。
午後の特別講演では、石井三都夫獣医師(石井獣医サポートサービス)が「繁殖コントロールの実際」と題し、繁殖の経済性、繁殖管理の目標、ボディコンディション・スコアと繁殖成績の関係、潜在性低カルシウム血症と繁殖成績の関係などを伝えた。
その後、全道各地の会員による、現場の授精技術者ならではの独創的な研究発表が行なわれている。
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