値下がり傾向で70.9万円 ホクレン家畜市場 11月の初妊牛相場

2019 年 11 月 30 日

Filed under: — djito @ 6:16 午前 業界情報

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の11月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

11月については、引き続き出回り頭数は増加傾向となったが、夏以降の初妊牛価格の値下がりにより全国的に導入需要が回復したことから、相場は保ち合いで推移した。
※平均価格70万9000円(税込)、前月比1000円安・前年比14万4000円安(税抜比)

12月については、上場の一部が春産みとなり導入需要の増加は見込まれるが、引き続き出回り頭数の増加傾向が予想されることから、相場は保ち合いから強含みで推移することが予測される。

乳房炎用ワクチン「スタートバック」の効果を検証 共立製薬

2019 年 11 月 26 日

Filed under: — djito @ 11:39 午後 セミナー報告

共立製薬(株)は11月25・26日、北海道帯広市と札幌市で、乳房炎用ワクチン「スタートバック」発売3周年「フォローアップセミナー」を開催した。獣医師、酪農家、関係機関など約250人が参加した。
初めに「スタートバック」を開発したヒプラ社(本社スペイン)が会社紹介、そして「スタートバック」の特長を紹介し、その後、3題の講演が行なわれた。

●搾乳衛生をきちんとしたうえでワクチン接種を
スペインで乳質改善コンサルティングを手掛けるオリオール・フランケサ・オラー獣医師は「黄色ブドウ球菌による乳房炎に対する農場での乳質対策」と題し、自身が行なっている黄色ブドウ球菌対策の重要ポイントを詳しく解説した。黄色ブドウ球菌は搾乳時に伝播することから、搾乳手順として、前搾り方法、タオルやライナープラグの洗浄消毒、ポストディッピングの重要性を語り、またミルカーの真空圧の変動と過搾乳、ミルカー洗浄の実態を紹介した。これらがきちんとできたうえで、ワクチン接種や淘汰プログラムを実施すべきであることを強調した。

●体細胞数優秀農場でも効果あり
酪農学園大学獣医学群の安藤達哉准教授は「ホルスタイン種乳用牛群における乳房炎用多価不活化ワクチン(スタートバック)の使用効果」と題して、一農場における調査結果を報告した。その農場は経産牛100頭、平均乳量1万2520kg、平均体細胞数11万と好成績を維持している。2018年7月から「スタートバック」を用法・用量どおり(分娩予定45日前、10日前、分娩52日後)接種開始した。ワクチン接種により、細菌検査件数およびバルク乳体細胞数は減少、1日1頭当たり乳量は0.8kg増加した。費用対効果は、乳量増加(100頭ぶん)で年間237万9000円売上増、ワクチン代などで60万円支出、差し引き177万9000円の収入増となる試算を示した。

●クラブシェラ乳房炎でも効果あり
かごしま中部農業共済組合の検崎真司獣医師は「クラブシェラ乳房炎に対するスタートバックの効果と甚急性乳房炎の診断および治療について」と題して、一農場における使用事例を報告した。その農場は経産牛50頭、フリーストール飼養で、通路に敷くモミガラを石灰消毒してもクラブシェラ乳房炎が多発していた。どの季節、どの泌乳期でも発症していたことから、一斉接種(分娩日、分娩後28日目、90日目、その後は90日間隔で追加接種)を2016年10月から開始した。ワクチン接種により乳房炎発生率の低下が認められ、診療費が減少し、出荷乳量は増加し、費用対効果が認められた。

※詳報はDairy Japan 1月号で。

第22回護蹄研究会学術集会開催案内

2019 年 11 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:11 午前 セミナー開催案内,業界情報

護蹄研究会は来年2月、都内で護蹄研究会学術集会を開催する。
詳細は以下のとおり。
 日時:令和2年2月29日(土)13:00~17:00
        3月 1日(日)9:00~12:00
  場所:日本獣医生命科学大学
(〒180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1)
参加費:5,000円(年会費含む)
※現在一般演題募集中!
【一般演題お申し込み先および問い合わせ】
護蹄研究会事務局 大下克史(NOSAI広島北広島家畜診療所)
E-mail:oochan@krf.biglobe.ne.jp
携帯電話:090-7999-1734

最新の酪農技術を幅広く学ぶ 北海道酪農技術セミナーに770人

2019 年 11 月 7 日

Filed under: — djito @ 9:26 午前 セミナー報告

今回で9回目となる「北海道酪農技術セミナー2019」が11月5・6日に帯広市で開催され、北海道はもとより全国各地また海外から約770人が参加した。
開催に先立ち、同セミナー事務局長の武中慎治氏(メイプルズクレスト コンサルタント サービス)は「酪農はいろいろな分野の話がわからなければやっていけない。したがって本セミナーは幅広い分野の講演を盛り込んでいる。興味のない分野についても、まずは聞くことが大事。すると、しだいにわかるようになってくるので、ぜひ毎年セミナーに参加していただきたい」と挨拶した。

セミナー初日は、まず3企業(日曹商事、バイエル薬品、味の素ヘルシーサプライ)によるプレ・コンファレンス・ワークショップが行なわれた。

その後、北海道酪農技術セミナーが始まり、セッション1:人事関係では、「社員と共に創り上げる牧場を目指して」と題して藤井雄一郎氏(富良野市・藤井牧場、総頭数1000頭、年間生産乳量6953t、社員28名)が、「牛のことはわかっていても、人のことは学んでなかった」と過去の苦い経験を明かし、社員の定着、教育、採用、エンゲージメント(社員の会社に対する愛着心や思い入れ)の実情を紹介した。新卒社員の採用については、「若者がいないわけではない。お金も時間も労力もかかるが会社の未来を創るために絶対必要」と述べた。また、社員エンゲージメントを高めるためには、相互コミュニケーション、ビジョンの共有、エンゲージメントの計測がポイントだとして、社員を成長させていくことの重要性と取り組みを語った。

セッション2:搾乳ロボット・哺乳関連では、ロータリー型搾乳ロボットを供給しているオリオン機械から米村真吾氏、デラバルからマーティン・カールソン氏が、その機能や導入効果を紹介。コーンズ・エージーの西村雅夫氏は、既存牛舎への導入事例などを紹介した。
続いて、福森理加氏(酪農学園大学)は「子牛の離乳期管理について」と題し、離乳ストレス対応策、スターター給与のポイントなどについて解説した。

セッション3:蹄病関連では、内城敏春氏(釧路市・仁成ファーム)、大山絵里華氏と小泉朋美氏(湧別町・グランドワンファーム)、横田雅史氏(富良野市・藤井牧場)が、農場で自らフットケアに挑んでいる内容や効果を紹介した。

セッション4:現在の酪農情勢とその対策関連では、本郷秀毅氏(日本乳業協会)が「現在の酪農情勢と将来の展望」と題して、現在の乳価や個体販売価格の背景、乳製品の輸入圧力が日本の酪農乳業に及ぼす影響、酪農をめぐる情勢変化への備えを解説した。
続いて、村上求氏(ハードサポート)が「輸入粗飼料を使いこなす~粗飼料不足への対応」と題して、輸入粗飼料の種類、栄養成分、コスト、組み合わせ方を解説した。

※詳報はDairy Japan 1月号で。

さらに値を下げ71万円 ホクレン家畜市場 10月の初妊牛相場

2019 年 11 月 1 日

Filed under: — djito @ 3:58 午後 業界情報

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の10月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

10月については、下牧に加え近年の性選別精液使用増により出回り頭数が大幅に増えたことから、平均価格は71万円(税込み)〔前月比4万7000円安・前年比19万円安(税抜比)〕と値を下げて推移した。

11月については、引き続き出回り頭数の増加傾向が予想されることから、相場は弱保ち合いで推移することが予測される。

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